蓮沼執太チーム初のスタジオレコーディング音源リリース、Tortoise「Seneca」をカバー

3

61

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 11 32
  • 18 シェア

蓮沼執太チームによる初のスタジオレコーディング音源として、Tortoise「Seneca」のカバーが本日8月13日に配信リリースされた。

蓮沼執太とは?

1983年9月11日生まれ、東京都出身の音楽家。2006年10月にアメリカのインディーズレーベルから発表したアルバム「Shuta Hasunuma」でデビュー。2010年に総勢16名からなる現代版フィルハーモニックポップオーケストラ「蓮沼執太フィル」を結成し、2014年1月に1stアルバム「時が奏でる」をリリースする。2016年2月には蓮沼がシンガーソングライターとして制作したソロアルバム「メロディーズ」を発表し、9月に自身の音楽活動10周年を記念したライブイベント「蓮沼 X 執太」を開催した。2017年2月に蓮沼執太 & U-zhaan名義のコラボアルバム「2 Tone」をリリース。11月に公募から選抜した新メンバー10名を蓮沼フィルに追加した26名の新たなクリエーション「蓮沼執太フルフィル」を始動させ、8月に東京・すみだトリフォニーホールにてお披露目公演「フルフォニー」を行った。2019年には平成30年度「第69回 芸術選奨 文部科学大臣賞」メディア芸術部門において新人賞を受賞。同年8月に東京・日比谷野外大音楽堂で蓮沼執太フィル単独公演「日比谷、時が奏でる」を開催し、この模様を収めたBlu-rayボックスが2020年4月に発売された。8月に蓮沼執太フルフィルとしての1stアルバム「フルフォニー|FULLPHONY」を配信し、10月に同作のCDとアナログをリリース。

蓮沼執太チーム

蓮沼執太チーム

大きなサイズで見る(全2件)

蓮沼執太チームとは蓮沼、石塚周太(G)、斉藤亮輔(G)、itoken(Dr)、尾嶋優(Dr)という編成で2008年11月1日に結成された、蓮沼執太フィルの母体となるアンサンブルチーム。蓮沼はこれまでも、たびたびこのチームでTortoiseの「Seneca」をカバー演奏しており、2012年1月リリースのアルバム「CC OO」にも収録している。

蓮沼執太チーム「Seneca」配信ジャケット

蓮沼執太チーム「Seneca」配信ジャケット[拡大]

高校3年生のときにTortoiseの「Seneca」を聴き、イントロの歪んだギターとドラムのサウンドに大きな衝撃を受けたという蓮沼。また同曲がリリースされた直後の2001年9月11日、蓮沼の誕生日でもあるこの日にアメリカ同時多発テロが起こったという背景があり、彼がインストゥルメンタルバンドから政治的な思想や姿勢を受け取った初めての楽曲が「Seneca」であったと明かしている。同曲のカバーには今もなお不安定な世界情勢が続いていることに対する蓮沼の思いとTortoiseへのリスペクトが込められている。

今作のレコーディングエンジニアは葛西敏彦、ミックスエンジニアはTortoiseのドラマーでもあるジョン・マッケンタイア、マスタリングエンジニアはデイブ・クーリーが担当。ツインドラム、ツインギターによる軽快な掛け合いと、蓮沼によるアナログシンセサイザーのサウンドがジョン・マッケンタイアの手によってモジュレーションされることにより、大きな変化がもたらされている。

この記事の画像(全2件)

読者の反応

  • 3

10℃-LOW @10C_LOW19721229

をを! https://t.co/TW82WICDT9

コメントを読む(3件)

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 蓮沼執太 の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。