今年新たに誕生したライブツアー「HOW TO START A FIRE TOUR 2025」の千葉公演が、6月13日に千葉LOOKで開催された。
「HOW TO START A FIRE TOUR」は、ラウドロック / ポップパンクのシーンに新たなムーブメントを巻き起こすべく企画されたスプリットツアー。次世代を担うバンドとして選出された
WHISPER OUT LOUDは、6月6日発表の新作EP「CITY ROCK」の楽曲を軸にしたセットリストを展開。さまざまなジャンルを飲み込んだ独自のサウンドで瞬く間に会場のムードを支配していく。Motokichi(Vo)が「いかがわしい街でドキドキしています(笑)。いかがわしい以上にハッピーでセクシーなサウンドをここにぶつけてやる!」と高らかに宣言すると、艶やかなボーカルとキレのある演奏で観客を踊らせた。続くUNMASK aLIVEのステージは、6月4日発表の1stアルバム「丹波路快速」のリード曲「風」で幕開け。疾走感あふれるアルバム表題曲「丹波路快速」へとなだれこむと、メンバー5人は激しいステージングで観客に爆音を叩きつけた。ライブの中で繰り返し「バンド、スタッフ、お客さんの全員でこの日を作りたい」と語っていたKD(Vo)。UNMASK aLIVEはこの言葉の通り、熱狂の渦を何度も生み出してステージとフロアを一体にした。
Good Griefはキラーチューン「Blue Ink」で勢いよく演奏を開始。そのまま「Haunt」「GOOD TIMES」といった楽曲を次々と繰り出し、聴く者の胸を打つエモーショナルかつセンチメンタルなサウンドで、バンドが掲げる“Sad Pop Punk”の世界を体現した。Yasu(Vo)は「このツアーに参加した1人ひとりが『出会えてよかった』と思える4バンドの中の1組でありたい。みんなでこの場を広げていきましょう」と告げると、最後の最後までフロアをかき回してステージをあとにした。この日のトリを飾るCrowsAliveは、1曲目に強靭なビートが印象的な「Higher」をセレクト。次曲「Neo Romancers」では、Kenta(Vo)のときに激しくときにはかなげな変幻自在のボーカルでオーディエンスを魅了した。その後もロックスター然とした圧巻のステージを繰り広げたCrowsAlive。Kentaが「今からどこにも出してない新曲をやります。この曲をお前たちの声で完成させてくれよ!」と呼びかけて演奏を始めると、初めて耳にする楽曲にもかかわらず、彼らの熱量にあてられたフロアからは大合唱が湧き起こった。
ツアーは残すところ本日6月15日の静岡・Shizuoka UMBER、そしてファイナルとなる27日の茨城・mito LIGHT HOUSEの2公演となっている。
HOW TO START A FIRE TOUR 2025(※終了分は割愛)
2025年6月15日(日)静岡県 Shizuoka UMBER
2025年6月27日(金)茨城県 mito LIGHT HOUSE
チケット販売URL:https://eplus.jp/sf/detail/4279210001
WHISPER OUT LOUD 6/6(金) NEW EP 『CITY ROCK』リリース @WOL_band
音楽ナタリーにて、
HOW TO START A FIRE TOURの様子を、
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