今年でデビュー35周年を迎える人間椅子で多くの楽曲の作詞を手がける和嶋。そんな彼の自薦詩集には、デビュー前の楽曲から2023年9月発表の最新アルバム「色即是空」までの楽曲の数々から選ばれた108編の詩と、自作解説を含むエッセイが掲載される。エッセイにはデビュー以降35年間に感じた苦悩も書かれており、詩の鑑賞のみならず、人間椅子35年の歴史も感じることができる1冊となる。
人間椅子は歌詞の内容から“文芸ロック”と評され、人間椅子の楽曲を題材としたトリビュート小説集「夜の夢こそまこと」が2022年に刊行されるなど、文学的な側面でも注目されている。和嶋は本著の中で自らの詩作品について、種田山頭火、宮沢賢治、高橋新吉、江戸川乱歩らからの影響があることを記している。
和嶋慎治(人間椅子)著「無情のスキャット 人間椅子・和嶋慎治自選詩集」目次
・第一章 / デビュー前
・第二章 / 1990~1993年
・第三章 / 1995~1998年
・第四章 / 1999~2003年
・第五章 / 2004~2007年
・第六章 / 2009~2011年
・第七章 / 2013~2017年
・第八章 / 2018~2023年
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文学界でも評価の高い人間椅子・和嶋慎治による初の自薦詩集刊行、108編の詩とエッセイを掲載 - 音楽ナタリー https://t.co/hN3LjptdWx