「この9人が最高です」8号車と笑い合ったMEMORIAるな記念日 超特急は胸を張って次の未来へ

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超特急が、8月7、8日に神奈川・横浜BUNTAIでファンミーティングイベント「BULLET TRAIN FAN MEETING 2024『MEMORIAる 8号車の日』」を開催した。

超特急(撮影:米山三郎)

超特急(撮影:米山三郎)

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「8号車」というファンネームにちなみ、8月8日を「8号車の日」として毎年ファンと同じ時間を共有している超特急。今年は超特急にとっては初の会場である横浜BUNTAIを舞台に、2日間3公演にわたるファンミーティングが実施された。各公演ともに会場は8号車で超満員となり、8日の夜公演は会場に足を運べなかったファンへ向けて生配信も行われる盛況ぶり。メンバーはライブあり、バラエティ企画ありの盛りだくさんな内容で8号車を楽しませ、何度も何度も「おめでとう!」と、ファンに祝福と感謝を伝えた。

稜海のRoad to 武道館

開演直前の会場。イベントスタートを今か今かと待ち望む8号車の前に、今回前説を務める稜海の2人がぬるっと姿を見せる。おなじみのジャージ姿の彼らは「小笠原海です」「船津稜雅です」と自己紹介し、「今回は超特急さんの前説ということで……」とトークショー「稜海しました!」をスタートさせた。超特急のカイとリョウガは“大先輩”、自分たちはデビューしたばかりの新人で「同期はBOYZTERIOS(結成が発表されたばかりのEBiDAN研究生ユニット)とか」(小笠原談)という設定のもと話を進める2人。もちろん収容人数5000人規模の会場でのトークショーは初めてとあり、船津は「おっきいよ、デカすぎるって(笑)」と目を丸くする。しかしながら、一方の小笠原は自分たちに視線を向ける観衆に大いなる力をもらったようで、稜海として日本武道館の舞台を目指す「稜海 Road to 武道館」を突如ブチ上げた。7日公演では、武道館の客席を埋めるための方法を模索した稜海。「埋めることを目的としよう」と言う小笠原は「炊き出しとかしたらみんな来るかな? あとは超特急に媚びへつらう」と提案し、船津もこれに「超特急のファンは優しいって聞いてますからね」と返答。なりふり構わない小笠原は、さっそく客席の下手から上手までくまなく手を振ってアピールしたのち「はい、これで半分埋まりました。お前ら全員武道館へ連れていくからな!」と“決定事項”として伝える。あまりの力技に船津は「誘拐だから!」とツッコみ、トーク終了のゴングが鳴る中で「これじゃ“誘拐しました”になっちゃう(笑)」ときれいに落としてみせた。

8日の昼の部にも「超特急さんたっての希望で」(小笠原談)前説を務めた稜海。“夢の武道館ライブ”の話を進める小笠原は、会場で販売するグッズについて想像を膨らませる。「稜海しました!」では、小笠原と船津の顔面をバッグやギターピックの両面に配した“両面顔面”グッズが恒例となっており、この日は“両面顔面十徳ナイフ”と“両面顔面えびせん”というアイデアが小笠原から挙がる。両面顔面えびせんという提案がなされた際、会場から上がったのは「ああー……」というさざ波のようなリアクション。しかしながら、稜海はこの反応に「そうそうそう!」と喜び、船津は「それそれ!っていうものは売らないから。これくらいの反応がいい」と満足げに語っていた。そして、夜の部になると前説ながら本編開始時刻の18:30に姿を見せ、生配信に乗ることにも成功した稜海。小笠原は生配信の視聴者数も見積もって、武道館を稜海で埋められることを確信する。「次はアリーナツアーだね。本当に出たいのは『JAPAN EXPO』。ほかに目指すべき場所はなんだ? ロッキン? コーチェラとかロラパルーザにも出たいよね。一緒にツアーしようね」と、“Road to 武道館”のその先へどんどん想像を飛躍させる小笠原に、船津は「本気にしないでよ? もう、(客席の)半分が愛想笑いだよ」とあきれ顔。そののち武道館公演の前説を誰に頼むかという話題になり、船津が「自分たちでやればいいじゃん」、小笠原が「超特急のカイさんとリョウガさんにお願いするのもいいかもしれない」と提案したところで前説終了のゴングが鳴る。まだまだ話し足りないとばかりに余韻を引きずりつつ、小笠原は8号車に向けて「じゃあ武道館で会おうぜ」と最後にひと言。船津は「絶対やめろ(笑)」というツッコミを残し、稜海は超特急へとバトンをつないだ。

BUNTAIに響く「ジュブナイラー」の特大コール

リョウガ(撮影:米山三郎)

リョウガ(撮影:米山三郎)[拡大]

ライブの幕開けを知らせる発車ベルが鳴ると、いよいよ「MEMORIAる『8号車の日』」本編の幕開け。リーダー・リョウガの「客席から失礼しまーす! 8号車の日、楽しんでいこうぜ!」という声とともに客席通路のあちこちから姿を見せた9人は、「ジュブナイラー」で8号車のすぐそばを一気に駆け抜けて登場から会場中の驚きを誘う。全心全力で曲に魂を込める“超特急らしさ”の最新形を見せるこのアッパーチューンでスタートダッシュをかけたメンバーの気迫を受け取った8号車もまた、息がぴったりと合った圧倒的声量のコールを飛ばして9人の勢いを加速させる。瞬時に形成された一体感に「いいね!」と反応したリョウガはパワフルな煽りで曲を牽引し、振り切れたテンションで「横浜BUNTAI~!」「アオハル! アオハル!」と絶叫した。

「Steal a Kiss」のパフォーマンスの様子。(撮影:米山三郎)

「Steal a Kiss」のパフォーマンスの様子。(撮影:米山三郎)[拡大]

2曲目の「My Buddy」が始まると、歌い出しでセンターに立ったアロハが「一緒にお願いしまーす!」と客席に呼びかけ、リズムに乗せて「8号車!」コールを誘う。“オン眉”のショートヘアにメガネをかけたタクヤが「8号車! おめでとうー!」と、踊りながらキス顔を浮かべて黄色い歓声を集めると、ユーキも両手で8の字を作ったり高速の投げキスを飛ばしたり、「8号車の日」ならではのスペシャルなアレンジを随所に織り込みながら、メンバーは次々にファンへの愛を表明した。そんなハートフルなムードが一変したのは3曲目の「Steal a Kiss」。瞬時に笑顔を消し去り、獲物を狙う獣のような視線で客席を刺す9人は、ムービングライトの光がせわしなくその姿を照らし出す中でワイルドかつシャープな躍動を見せる。終盤の「好きなんだろ?」というセリフパートを担うユーキは、8日の昼公演では「8号車が好きなんだよ」、夜公演では「好き、じゃなくて大好きなんだよ」と言い換え、割れんばかりの悲鳴を沸き起こしてみせた。

「Billion Beats」しか聞こえない

「3両ミックスソング」ゲームに挑戦するカイ、シューヤ、マサヒロ。(撮影:米山三郎)

「3両ミックスソング」ゲームに挑戦するカイ、シューヤ、マサヒロ。(撮影:米山三郎)[拡大]

「3両ミックスソング」ゲームに挑戦するタクヤ、ハル、リョウガ。(撮影:米山三郎)

「3両ミックスソング」ゲームに挑戦するタクヤ、ハル、リョウガ。(撮影:米山三郎)[拡大]

オープニングのライブパートを経て、中盤のバラエティコーナーでは公演ごとに異なるゲーム企画が2つずつ用意され、メンバーは3チームに分かれて優勝を競った。7日公演で行われた1つ目のゲームは、同時再生される超特急の楽曲3曲の曲名を当てる「すべての曲を聴き分けろ! 3両ミックスソング」。9人はカイ、シューヤ、マサヒロのAチーム、リョウガ、タクヤ、ハルのBチーム、ユーキ、タカシ、アロハのCチームに分かれて挑戦する。“ミックスソング”の難易度は想像以上に高く、ハルが「わからーん!」と叫んだり、ユーキが「『世界へ! 飛び込め!』みたいな曲が聞こえる……」と新たな曲を生み出したり、ステージ上は1問目からカオスの様相に。カイが「海鮮チャーはん」と名付けたAチームはシューヤが自信満々に回答し、「海鮮チャーはん、優秀!」とチームメイトを喜ばせるも、結果は3チームとも2曲のみ正解という結果になる。2問目へ進むと、今度はミックスされているはずの音源から「Billion Beats」だけがハッキリと聞こえてしまう現象に全員が陥り、難易度は余計上昇。全員で聴き入ることを放棄したCチームのユーキとアロハは残る2チームを妨害する作戦に変え、ボーカルのタカシに回答を任せる。その結果、Cチームは「Billion Beats」「Lesson II」の2曲を当て、「Billion Beats」以外の曲を当てずっぽうで書いて外したA、Bチームを一歩リードする結果に。最後の1曲が「Before Dawn」であることが判明したのち、アロハの提案でミックス音源を聴き返した9人だったが、結局「Billion Beats」しか聴き取れずに全員で笑い転げていた。

シューヤとマサヒロ。(撮影:米山三郎)

シューヤとマサヒロ。(撮影:米山三郎)[拡大]

ハルとタクヤ。(撮影:米山三郎)

ハルとタクヤ。(撮影:米山三郎)[拡大]

続いて行われたのは「共通点を探せ! 8号車プロファイリング」というゲーム。これは、ビジョンに映し出された3つの条件に当てはまる8号車が立ち上がり、メンバーは立ち上がった人たちがいったいどんな共通点を持っているのか、観察の末に当てるというもの。お題は「超特急のグッズTシャツを着ている」「金髪の人」などすぐに判別できる簡単なものもあれば、「崎陽軒のシウマイを持っている」「今日が誕生日の人」など、外見ではわからない高難易度のものも。メンバーは客席に降りて8号車をすぐ近くで観察し、答えを導き出すため奮闘する。第1問でシウマイ保持者を見つけたタクヤやマサヒロが目の前で現物を見せてもらい難問を突破する一方、第3問では「20歳以下の人」というお題にカイやリョウガが頭を悩ませる。ステージ上で19歳のハルが立ち上がって「リョウガくん、後ろ(自分を)見て! 感じ取って!」と必死にヒントを出す一方、8号車が必死に示す“アンダー20”のジェスチャーにカイは「みんなが何度も“TT・20”ってやってくるんだけど!?」とジェスチャーを取り違えて泣きそうな表情を浮かべていた。結果的に両者は「20歳未満」の正解を導き出したが、Cチームのユーキは「20歳台」と答えを書いてしまう。2つのゲームを終え、総合得点で優勝を勝ち取ったのはAチーム。そして最下位となったCチームは罰ゲームとして「Steal a Kiss」の決めゼリフパートに合わせて“8号車に刺さる”言葉を言う「8号車にさされ!決めゼリフチャレンジ」を行うことに。アロハの「ぜってー離さねえからな」、ユーキの「ねえ、キスしてもいい?」に続き、トリを担ったタカシが「アツアツのたこ焼き、食べさせたろか?」と言うと会場は爆笑に包まれ、タクヤは「やけどしちゃうよ!つってね!」と大盛り上がりでリアクションしていた。

ウィンガーディアム・レヴィオーサ

8号車からの借り物を手にするタクヤ、ユーキ、シューヤ。(撮影:米山三郎)

8号車からの借り物を手にするタクヤ、ユーキ、シューヤ。(撮影:米山三郎)[拡大]

8日の昼公演では、リョウガ、マサヒロ、アロハのAチーム、タクヤ、ユーキ、シューヤのBチーム、カイ、タカシ、ハルのCチームに分かれたメンバー。第1種目「どんどん連結! 借り物しりとり」では、チームの3人が8号車からの借り物でしりとりをつなげ、どれだけレアなアイテムを並べることができるかを競い合った。「は」からスタートした1回戦では、トップバッターのアロハが「阪神タイガースのステッカー」をゲットして幸先のいいスタートを切ったAチームが、マサヒロの「かぎ針」、リョウガの「立命館大学の学生証」と続け、レアアイテムのしりとりに成功。Bチームもタクヤの「箱ティッシュ」、ユーキの「UHAグミサプリ ビタミンC」、シューヤの「しゃもじ」とレアな借り物をゲットする。Cチームはカイが「バインダー」、タカシが「DANDY HOUSE(新幹線のおしぼり)」でラストのハルにつなげるも、「スイカのポーチ」を借りてきたハルがレア度を高めようと「スイカの断面!」と発表してしまったため、語尾が「ん」となりしりとり失敗という結果に。うっかりミスにショックを受けるハルに、リョウガは笑いながら「なんでちょっとボケてアウトになるんだよ(笑)」とツッコミを入れていた。「ち」からスタートした2回戦では、Aチーム1番手のマサヒロが「聴診器」という激レアアイテムの借り物に成功。Bチームの3番手・タクヤも「スポンジ(台所用)」という珍しい持ち物を8号車から借りることができたが、Cチームのアンカー・カイが手に入れた空手大会の「金メダル」のレア度には及ばず。「金メダル」で最高評価を獲得したCチームは、最高得点の100ポイントをゲットして1回戦0点の遅れを取り戻す。

「手で作るハートマーク」のポーズを決めるカイ、タカシ、ハル。(撮影:米山三郎)

「手で作るハートマーク」のポーズを決めるカイ、タカシ、ハル。(撮影:米山三郎)[拡大]

「ラッパー」のポーズを決めるタクヤ、ユーキ、シューヤ。(撮影:米山三郎)

「ラッパー」のポーズを決めるタクヤ、ユーキ、シューヤ。(撮影:米山三郎)[拡大]

3チームが同点のまま突入した2つ目の種目は「ダイヤを乱すな! せーのでポーズを合わせましょう」。お題に沿ったポーズでチームの3人が息をそろえられるかを競うこのチャレンジに、カイは「9人全員でもそろえられるよ」と余裕を見せる。しかしながら、いざ挑戦が始まると随所に個性が表出してしまう9人。「忍者のポーズといえば」というお題に“ドロン”のポーズで答えを合わせられたかのように見えたCチームだったが、タカシの手の形のみ“五郎丸ポーズ”になっていたためハルは焦って「カメラは絶対寄るな!」と訴える。一方で「オードリー春日のポーズ」にAチームとCチームの6人が「トゥース!」を決めるところ、Bチームのタクヤとシューヤのみ“カスカスダンス”で一致を決めたり、「バスケットボールのポーズ」でCチームのカイとタカシのみ「エア・ジョーダン」のロゴを模して一致を決めたりと、奇跡のような息の合い方を見せるケースも。熾烈なバトルが繰り広げられた2種目を終え、この回の優勝はBチームの手に。ビリになったAチームは、前日と同様「8号車にさされ!決めゼリフチャレンジ」に挑戦する。「キスしていい?」と言ってタクヤを「キスしたくなりました!」とノックアウトさせたマサヒロ、「俺の女に触れんじゃねえ」と言い放ってハルの「ふぉー!」という絶叫と三点倒立を誘ったアロハが1発でチャレンジを成功させる中、「こっち見んなよ」というセリフを選んだリョウガはユーキの「ちょっと違うな……」という厳しい評価を受け、決めゼリフ3連発に1人で挑戦することになってしまう。周囲が盛り上がる中、苦悶の表情で再挑戦に突入したリョウガは「ウィンガーディアム・レヴィオーサ」「ナメクジくらえ!」「アバダ ケダブラ」の“ハリポタ呪文3連発”でメンバーの無茶振りに対抗。リョウガが最後に“許されざる呪文”を唱えてしまったため会場は騒然とした笑いに包まれ、ハルは「それはダメ! それだけはかけるな!(笑)」と必死にリョウガを押さえ込んでいた。

マサヒロ「抱きしめたい」

左からタカシ、カイ、ハル。(撮影:米山三郎)

左からタカシ、カイ、ハル。(撮影:米山三郎)[拡大]

最終公演・8日の夜の部のチーム分けは、Aチームがカイ、タクヤ、ユーキ、Bチームがリョウガ、タカシ、ハル、Cチームがシューヤ、マサヒロ、アロハという組み合わせ。第1種目は前日も実施された「すべての曲を聴き分けろ! 3両ミックスソング」で、メンバーは昨夜の終演後、このゲームが面白いと大盛り上がりしたことを8号車に明かした。再びその難易度の高さに苦戦しながら音源に耳をすませた9人だが、今回はユーキの提案で「オーディエンス」ヒントが各チーム1度だけ使えることに。3曲すべてを聴き分けた8号車のもとへ駆けつけ、その力を借りてメンバーが正解を導き出すという鮮やかな連携プレーが炸裂し、これによって全問正解を勝ち取ったAチームとBチームは客席へ向け何度もハートを投げて感謝を伝えた。

アロハとハル。(撮影:米山三郎)

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昼公演と同様、3チームは僅差のポイント数で第1種目を終える。最終種目となったのは「快速で答えて! 8号車全員ジェスチャー」。これは、客席の8号車全員がお題をジェスチャーで表現し、メンバーはそれを見て次々に答えを導き出していくというゲームだ。Aチームからチャレンジがスタートすると、その瞬間客席中の8号車は全力でジェスチャーをしてカイ、タクヤ、ユーキにアピール。その健気さとまっすぐな献身ぶりを目の当たりにした回答チーム以外のメンバーは「かわいい!」と大盛り上がりしながらゲームの行方を見守る。文字通り会場が1つになり盛り上がったこのゲーム、タカシが「みんなの表現力はホンマにすごい、わかりやすい」と絶賛した8号車の豊かで的確な表現によって、タクヤが「バナナの皮で滑るお相撲さん」という難問をクリアする場面も。スピーディな回答が重ねられた熱戦を経て、2種目の合計得点でAチームが優勝に輝く。そして、最下位となったCチームは「8号車にさされ!決めゼリフチャレンジ」をすることに。すべての回でこの決めゼリフチャレンジをすることになったアロハによる「俺の嫁にならねえか」というセリフ、シューヤの「離れないで!」という愛嬌たっぷりのフレーズが黄色い悲鳴を誘う中、マサヒロは貫禄たっぷりの佇まいと謎の低音ボイスで「……抱きしめたい」と言い放つ。その堂々たるひと言に残る8人は総崩れで笑い転げ、「(『キングダム』の)王騎将軍?」とツッコミ。このツッコミによって笑い声はさらに大きくなり、マサヒロの「抱きしめたい」は今後も彼のキラーフレーズになりそうなほど深い爪痕を残していた。

おめでたいなぁ!「MEMORIAる」初披露

ユーキ(撮影:米山三郎)

ユーキ(撮影:米山三郎)[拡大]

シューヤ、マサヒロ、アロハ、ハルが新メンバーとして超特急に加わった2年前の8月8日から今現在まで、9人で歩んだ2年間の軌跡をたどるムービーが映し出されたのち、ビジョンには「8号車いつもありがとう!」のメッセージが浮かび上がった。すると、9人は8号車カラーのピンク色のコーディネートに衣装替えして再登場。ユーキがこっそりとスイッチを押す仕草で暗転したステージ上、元気いっぱいの「Congratulations!」の声でメンバーの姿が明るく照らし出されると、今回のイベントタイトルにも使われている楽曲「MEMORIAる」が届けられた。「記念日をみんなで祝えるような曲が欲しい」というユーキの思いから作られた「MEMORIAる」は、タカシとシューヤの晴れやかな歌声に乗せて盛大に記念日を祝うアニバーサリーソング。超特急と8号車の絆を確かめる日という、またとない機会にパフォーマンスが初披露されると、9人は両手ピースでスマイルを浮かべたり、ピースの手のまま頭上で「MEMORIAる」の“M”を作って飛び跳ねたり。さらには歌詞の通りにメンバーがユーキを“もみくちゃに”したりと、全身全力で幸せを爆発させる。9人のハッピーオーラを感じ取った8号車もまた、即座にサビの振りをコピーしてペンライトを動かす瞬発力を見せ、会場の一体感を加速させた。

タクヤとリョウガ。(撮影:米山三郎)

タクヤとリョウガ。(撮影:米山三郎)[拡大]

曲中に差し込まれるシャッター音に合わせ、ユーキが楽曲制作時に願っていた「みんなで記念撮影をして思い出を形に残したい」という夢を全員で叶えると、リョウガは曲を終えるなり「これからも僕たち超特急と一緒に走っていく準備できてますか?」と呼びかけた。会場中の8号車が大きな声で反応すると、リョウガは「素晴らしい。ならば、僕たちは?」「超特急です!」と号令して「走れ!!!!超特急」へ。客席に飛び出した9人は上層階までくまなく会場に散らばり、8号車の1人ひとりと目を合わせるようにしながら10色の光の海の中を進んでいった。

神様からのプレゼント

カイ(撮影:米山三郎)

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アロハ(撮影:米山三郎)

アロハ(撮影:米山三郎)[拡大]

最後の楽曲を前にしたMCタイムでは、各公演3人のメンバーが今の思いを順に語った。「10年間いろんなことがあったけど……」と切り出したカイが8号車に伝えたのは、「走ってきたカイ、リョウガ、タクヤ、ユーキ、タカシの5人に。きっと、がんばってきた僕たち5人に、神様がシューヤとマサヒロとアロハとハルという4人をプレゼントしてくれて、9人の超特急になって2年間走ってくることができたのかなと思っています」という言葉。タクヤは「学校やお仕事、大変かもしれないけど、居場所はここにあります。僕たちが待っているんで、いつでも会いに来てください」と頼もしいメッセージを8号車へと送る。マサヒロが「メンバーのことが心の底から大好きですし、ここから先も僕はずっと9人でやっていきたいと思っています」と思いを伝えると、アロハは瞳いっぱいに涙を溜め、メンバーへの感謝を表明したのちに「今後も、皆さんを笑顔にするために全力で活動していきます」と誓った。

超特急(撮影:米山三郎)

超特急(撮影:米山三郎)[拡大]

超特急(撮影:米山三郎)

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「『残り1曲となりました!』と告げられたら『ええー?』と悲しむのではなく『イエーイ!』と喜ぶ。悲しむことはいつでもできるけど、一緒に楽しむことは今しかできない」というリーダーの美学をしっかりと体に染み込ませた8号車の“喜びの声”が9人のもとへ届くと、カイは「僕たち超特急から8号車へ感謝を込めて、9人の超特急の“始まりの曲”を最後に披露したいと思います。今胸を張ってこの場で言いたいと思います。この9人が最高です」と言ってラストナンバーの「gr8est journey」に導いた。ハルやシューヤの肩をがっちりと抱き寄せるカイ、ダンスの決めタイミングで顔を寄せ合ってふざけるリョウガとマサヒロ、目を合わせ笑顔で声を重ねるタカシとシューヤ、目を真っ赤にしながら全力で踊るアロハの姿や客席を慈愛の眼差しで見つめるタクヤ、静かに燃える視線でまっすぐに前を指し示すユーキ。1桁、2桁の境い目なく自然な姿で融合し、確かな連帯を感じさせる力強いパフォーマンスで今の超特急の充実を示した9人。最後にリョウガは「最高の1日をありがとう。愛してるぜ!」と8号車へストレートに愛を伝え、ユーキは「まだ“始まったばかり”です! まだまだ楽しみにしていてください!」と、超特急のさらなる加速を約束した。

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メンバーコメント全文

読者の反応

mimic @megring12

にんじんとリョガタクで幸せいっぱい

#超特急_8号車の日 #超特急
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