杉本恭一は60歳になってもパワー全開!パートチェンジしたLA-PPISCHも登場の還暦記念ライブ

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3月20日に還暦を迎えた杉本恭一が、誕生日当日に東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASUREで記念ライブ「KYO1KYO60」(キョウイチ キョウロクジュウ)を開催した。

MAGUMI(右)からバースデーケーキを受け取る杉本恭一(左)。(Photo by @h_omi)

MAGUMI(右)からバースデーケーキを受け取る杉本恭一(左)。(Photo by @h_omi)

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人生初の姿でライブ

杉本恭一(Photo by @h_omi)

杉本恭一(Photo by @h_omi)[拡大]

LA-PPISCHのギタリストとして1984年にそのキャリアをスタートさせた杉本。1996年に初のソロアルバム「ピクチャーミュージック」をリリースし、2004年の2ndアルバム「PENNY ARCADE」の発表を機に本格的なソロ活動をスタートさせた彼は、現在までに10枚の単独アルバムを制作している。今回のライブはその長いキャリアを総括する内容で、杉本は奥村大(G, Cho / wash?)、有江嘉典(B, Cho / VOLA & THE ORIENTAL MACHINE)、中畑大樹(Dr, Cho / VOLA & THE ORIENTAL MACHINE、syrup16g)とともに杉本恭一 & three days agoとして出演。杉本とともに華恭としても活動する盟友・水戸華之介や、LA-PPISCHのメンバーであるMAGUMI(Vo, Tp)とtatsu(B)も出演した。

杉本恭一(Photo by @h_omi)

杉本恭一(Photo by @h_omi)[拡大]

開演後にスクリーンに流れたのはタイムトンネルのような映像。LA-PPISCH初期の杉本の衣装である赤いスーツを着た、彼の父親の還暦時の写真も上映された。そして杉本恭一 & three days agoがステージに登場。伸びやかで美しいメロディの「MaMa」でライブをスタートさせ、「Marking Point」「電撃」「Red monkey」とアッパーチューンを連発していった。えんじ色のユニオンジャック柄が入った小粋なスーツにネクタイをした杉本はネクタイ姿でライブをするのは人生初だとMCで語っていた。

役割分担を変えた、いつもと違うLA-PPISCH

左から水戸華之介、杉本恭一。(Photo by @h_omi)

左から水戸華之介、杉本恭一。(Photo by @h_omi)[拡大]

「Panmanブギ」で最初のゲストとして登場したのは水戸華之介。漫才のようなトークをはさみつつ、続く「ゆらぎ」「無敵のボヘミアン」にも水戸は参加した。その後は再びthree days agoのライブに戻り、「rain song」「監獄オーケストラ」では豪快かつアグレッシブに、「ブラブラ」「月食」「APPLE」では観客にさまざまな情景をイメージさせるように演奏。あまりにも時間があっという間に過ぎていくため、杉本が「終わりたくない」と言葉にした。そして杉本は「天国ロックショー」で2022年9月に亡くなった宮崎洋一(SKAFUNK)の名を叫び、ライブ本編は終了した。

ゲストが参加したアンコールの様子。(Photo by @h_omi)

ゲストが参加したアンコールの様子。(Photo by @h_omi)[拡大]

アンコールではLA-PPISCHのMAGUMI(Vo, Tp)とtatsu(B)が登場。しかし通常のLA-PPISCHとは役割分担を変え、杉本がメインボーカル、MAGUMIはトランペットの演奏を中心にコーラスを担当した。この特殊な編成で彼らは「KARAKURI」「爆裂レインコート(胎児の夢)」「ガーリックマン」「イージンサン」を披露し、LA-PPISCHの長いキャリアの中でも珍しいライブで観客の目を釘付けにした。さらに彼らはダブルアンコールとして「ラオラウ」と「TACO」も繰り出し、60歳とは思えないほどのパワー全開なパフォーマンスによる、笑顔と熱気にあふれたステージを終えた。

セットリスト

杉本恭一「KYO1KYO60」2024年3月20日 SHIBUYA PLEASURE PLEASURE

OPENING SE~時間~
01. MaMa
02. Marking Point
03. 電撃
04. Red monkey
05. 穴場のオマケ
06. キャロラインベッキー
07. ズル休み
08. moon
09. ハミング 
10. ピース
11. Panman ブギ
12. ゆらぎ
13. 無敵のボヘミアン
14. rain song
15. 監獄オーケストラ
16. ブラブラ
17. 月食
18. APPLE
19. ダミーリリック
20. 天国ロックショー
<アンコール>
21. KARAKURI
22. 爆裂レインコート(胎児の夢)
23. ガーリックマン
24. イージンサン
<ダブルアンコール>
25. ラオラウ
26. TACO

公演情報

華恭~カラカラ何かが鳴った

2024年4月27日(土)東京都 南青山MANDALA
2024年5月10日(金)宮城県 enn 3rd
2024年5月11日(土)青森県 青森Quarter
~Special 3days~
2024年5月17日(金)大阪府 POTATO KID
2024年5月18日(土)大阪府 POTATO KID
2024年5月19日(日)大阪府 POTATO KID

LA-PPISCH Live Tour 2024 ~Great Escape~

2024年6月14日(金)大阪府 味園ユニバース
2024年6月16日(日)愛知県 ElectricLadyLand
2024年7月21日(日)東京都 Zepp Shinjuku

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読者の反応

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恭一さんの歌声、本気で若い時より伸びやか艶やかになったと感じたんだけど‼️開脚ジャンプも健在だしほんとこの60才何なん😲⁉️ 夏のライブも楽しみだ〜😆 https://t.co/yHQJnYdpWW

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