米津玄師「KICK BACK」がアメリカレコード協会でゴールド認定、日本語曲では初の快挙

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米津玄師の楽曲「KICK BACK」が、アメリカレコード協会(RIAA)によるゴールド認定を受けたことが発表された。日本語の楽曲がRIAAゴールド認定を受けるのは、これが初となる。

米津玄師とは?

1991年3月10日生まれの男性シンガーソングライター。2009年よりハチ名義でニコニコ動画にボーカロイド楽曲を投稿し、2012年5月に本名の米津玄師として初のアルバム「diorama」を発表した。楽曲のみならずアルバムジャケットやブックレット掲載のイラストなども手がけ、マルチな才能を有するクリエイターとして注目を浴びる。2018年3月にリリースしたTBS系金曜ドラマ「アンナチュラル」の主題歌「Lemon」は自身最大のヒット曲に。2020年8月発売の5thアルバム「STRAY SHEEP」は、200万セールスを突破する大ヒット作品となった。デビュー10周年を迎える2022年11月にはアニメ「チェンソーマン」のオープニングテーマを表題曲とするシングル「KICK BACK」を発表し、日本語楽曲としては史上初となるアメリカ「RIAA Gold Disk」を記録。2023年4月からは全国ツアー「米津玄師 2023 TOUR / 空想」を開催。6月に「FINAL FANTASY XVI」のテーマソング「月を見ていた」、7月にスタジオジブリ宮﨑駿監督作「君たちはどう生きるか」の主題歌「地球儀」をリリースした。2024年4月、NHK連続テレビ小説「虎に翼」の主題歌として書き下ろした「さよーならまたいつか!」を配信リリース。8月、6枚目のアルバムとなる「LOST CORNER」をリリースした。12月には6年ぶりの出場となった「第75回紅白歌合戦」にて「さよーならまたいつか!」を披露した。2025年1月に初のドーム公演を含む全国ツアー「米津玄師 2025 TOUR / JUNK」をスタートさせ、劇場先行版「機動戦士 Gundam GQuuuuuuX -Beginning-」の主題歌「Plazma」、テレビアニメ「メダリスト」のオープニング主題歌「BOW AND ARROW」を配信リリース。

米津玄師

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米津玄師「KICK BACK」ジャケット

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アメリカレコード協会は1952年に設立され、アメリカ国内でのセールスに応じてゴールド&プラチナ認定を行ってきた機関。RIAAは公式サイトにて、「KICK BACK」が50万ユニット以上を記録した楽曲に与えられる「ゴールド」公式認定を2023年8月付けで受けたと発表した。なお、日本人が認定を受けるのは、1984年にオノ・ヨーコがJOHN LENNON&YOKO ONO「DOUBLE FANTASY」「MILK&HONEY」で受けたプラチナ&ゴールド認定以来のこととなる。

米津玄師

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「KICK BACK」はテレビアニメ「チェンソーマン」のオープニングテーマとして書き下ろされた楽曲で、作詞作曲を米津が、編曲を米津と常田大希(King Gnu, millennium parade)が共同で行った楽曲。モーニング娘。「そうだ!We're ALIVE」をサンプリングしたことでも話題を集めた。2022年10月12日に配信リリースされ、Spotifyの全世界を対象としたデイリーランキング「トップ50 - グローバル」に47位(10月13日付)でランクイン。国内アーティストで初めて同チャートにランクインするという快挙を成し遂げていた。

米津玄師

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アメリカでは、米津玄師「地球儀」(英題「Spinning Globe」)が主題歌である宮崎駿監督作品「君たちはどう生きるか」(英題「THE BOY AND THE HERON」)が12月8日に公開される。これに先駆け、10月28日からは「Studio Ghibli Fest」として、全米1000館で「千と千尋の神隠し」(英題「Spirited Away」)が上映となる。この上映の中では、「地球儀」のライブ映像および、米津と菅田将暉の「僕たちはどう生きるか」についての対談も同時上映されることが決定している。

米津玄師 Kenshi Yonezu - KICKBACK

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読者の反応

柴 那典 @shiba710

米津玄師「KICK BACK」がRIAAでゴールド認定の快挙。もちろん『チェンソーマン』ありきのことではあるんだけど、北米や英語圏の音楽シーンのトレンドにまったく存在しないタイプの曲がUSで結果を残したのには、J-POPの海外受容という意味でもすごくエポックメイキングな出来事だと思います。 https://t.co/qshqqXMFdg

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