ギリシャラブ「魔・魔・魔・魔・魔」の次は「無・無・無・無・無」

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ギリシャラブの新作EP「無・無・無・無・無」がCDおよび配信にて11月22日にリリースされる。

ギリシャラブ「無・無・無・無・無」ジャケット

ギリシャラブ「無・無・無・無・無」ジャケット

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昨年11月発表のアルバム「魔・魔・魔・魔・魔」以来、彼らにとって1年ぶりのCD作品となる「無・無・無・無・無」。本作は特定の言葉を羅列したりリフレインしたりするリリックで、“最も豊かな「無」”を表現した作品となっている。エンジニアはメンバーの取坂直人(G)をはじめ、石川泰隆(Mannish Recording Studio)、西村曜(studio CRUSOE)が担当。ミックスおよびマスタリングは石川が手がけた。ジャケットアートワークには「魔・魔・魔・魔・魔」に引き続き、画家の小林瑚七が描いた油絵が使用されている。

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ギリシャラブ コメント

六曲、十七分程度のこの作品の中にたびたび登場するのは、意味に乏しいリリックのリフレイン。それはアルファベットの羅列(M1「ABCD」)であったり「アブサン」という酒名の連呼(M3「アブサン」)であったりEPのタイトルでもある「無」という言葉の繰り返し(M5「無」)であったりするのだが、その無意味さがまさに彼らの禍々しい中毒性の源泉であり、最も刺激的な部分なのだ。
暗喩に満ちた歌詞と、総じて無機質なビートの上で変幻自在に唸りを上げる硬質なギター、憂いを含んだ響きで楽曲の舵取りを担うベースのアンサンブルが表現しているのは一回性と円環性、あるいは生と死、彼岸と此岸-その両立だ。最も豊かな「無」が、ここにはある。

小林瑚七 コメント

タイトルと同じく無心で描き上げた作品でした。描いているときのことを思い出せないのが正直なところです。しかし、できあがった画面にうつる1人の人間?それが彼なのか彼女なのか、なにを見てるのか、なにも見ていないのか?ただ止まっているのか…。色々と想像を巡らせてもらえると思います。実際は小さくささやかな絵画ですがとても気に入っています。

ギリシャラブ「無・無・無・無・無」収録曲

01. ABCD
02. ケンタウロス
03. アブサン
04. おごそかな遊び
05. 無
06. この世はあの世

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