STU48、新しい仲間を迎えて7年目突入! ひさびさの声出しOKコンサートで3期研究生14名お披露目

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STU48が4月8日に「STU48リクエストアワー セットリストベスト20」、9日に「STU48 6周年コンサート」を広島・広島国際会議場 フェニックスホールで開催した。

STU48 (c)STU

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STU48リクエストアワー セットリストベスト20

「リクアワ」はファン投票によってセットリストが決定するライブイベント。AKB48グループにとっておなじみの企画だが、STU48としては初開催で、2019年3月の結成2周年コンサート以来、約3年ぶりに観客の声出しが可能な公演となった。お笑い芸人のヴェートーベンがMCを務める中、STU48は「片思いの入り口」「STU48 岡山ver.」「大好きな人」と20位から18位まで3曲連続でパフォーマンスし、勢いよく「リクアワ」の幕を開ける。途中のコーナーでは「あざといメンバーNo1決定戦」「ガチ恋頂上決定戦」「大喜利女王決定戦」「ウワサの真相」など8つのお題が用意され、いつものコンサートとはひと味違う企画によってメンバーの新たな一面が引き出された。

「暗闇」を披露するSTU48。(c)STU

「暗闇」を披露するSTU48。(c)STU[拡大]

「やがて 菜の花が咲く頃」を披露するSTU48のドラフト3期生。(c)STU

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「僕らの春夏秋冬」を披露するSTU48の2期生。(c)STU

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上位3曲の発表前には、4位までのランキングをメンバーが振り返り。研究生の岡田あずみは「今までファンとして見ていた、ミュージックビデオでしか見たことがない衣装でのパフォーマンスが観れて私としてもファンの皆さんとしても楽しめたと思います」と研究生の目線で感想を語った。そして会場に緊張が走る中、対象楽曲54曲の中からデビューシングルの「暗闇」が3位、ドラフト研究生の楽曲「やがて 菜の花が咲く頃」が2位、2期生の楽曲「僕らの春夏秋冬」が1位に輝いたことが発表されると、客席からの歓声が沸き起こる。「僕らの春夏秋冬」でセンターを務める立仙百佳は「2期生が初めていただいた思い入れのある曲なので1位になってうれしいです。これからも2期生みんなで力を合わせてを合わせてがんばっていくので応援をよろしくお願いします」と感謝の思いを伝えた。

20曲中12曲のパフォーマンスに参加し、メンバーの中で最多出演となった瀧野由美子は「この6年間で『リクエストアワー』ができるほどの楽曲をいただけたことがむちゃくちゃうれしいですし、STU48の楽曲っていい曲ばかりだよねーって話しを聞くことが多くて、そんな素晴らしい楽曲の中からファンの方にベスト20を選んでいただけて本当にうれしかったです。今回『暗闇』は3位をいただけたんですが、ドラフト3期生、2期生には期別の楽曲があるのに1期生にはないなーって気付いてしまいました。1期生の曲も欲しいです」とコメントし、会場の空気を和ませる。ドラフト3期生の信濃宙花は「今日は(『やがて 菜の花が咲く頃』が)1位のつもりで家から菜の花の黄色の服を着てきたのに」と泣きながら話したあと、「次は絶対1位取ろうね」と同期の沖侑果と中村舞に語りかけ、客席の笑いを誘った。

最後はキャプテン今村美月が「STU48としては初となる『リクエストアワー』を開催することができました。順位は出ましたが1つひとつが大切な曲ばかりです。皆さんにとっても、どの曲もオンリーワンの曲なんじゃないかなと思ってます。今日素敵なコンサートができたのは6年の歩みがあってからこそだと思ってます。STU48は、2023年『超えてゆけ。』をスローガンに掲げ、ファンの皆さんと一緒にTeam. STU48としてさらに前へ進みたいと思います」と決意を述べ、STU48初の「リクアワ」を締めくくった。

STU48 6周年コンサート 第1部

「STU48 6周年コンサート」の様子。(c)STU

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STU48が今年3月31日に結成6周年を迎えたことを記念して行われた本公演。第1部では冒頭の3曲「ヘタレたちよ」「ペダルと車輪と来た道と」「夢力」で声出しに加えてスタンディングでの鑑賞も解禁となり、ステージと客席の間に一体感が生まれる。キャプテンの今村が「前半3曲はSTU48屈指の盛り上がりソングを続けて聴いていただきましたが、皆さんのノリノリでアツアツな熱気が伝わってきました」と挨拶すると、「ヘタレたちよ」のセリフをこの日のためにアレンジしてきた瀧野は「盛り上げ曲は私たちだけでなくファンの皆さんの声援があるからこそ完成するんだなって改めて思いました。オープニングから鳥肌が立ちました。声援が失われていた3年間を今日、取り戻しましょう!」と続け、盛大な歓声を浴びた。

石田千穂 (c)STU

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続いてはコロナ禍に千秋楽を迎えた公演「僕たちの恋の予感」「僕の太陽」より、それぞれ公演曲が2曲ずつ披露された。コロナ禍におけるもどかしい気持ちを込め、メンバー全員でAKB48「離れていても」を歌唱したSTU48。石田千穂は「離れていても皆さんの心は私たちに寄り添ってくれていました。こうして6周年を迎えられるのも皆さんの温かい応援のおかげです。これから先の未来も私たちと一緒に歩んでいってください」と呼びかけ、立仙は「今日やっと、皆さんからの声援を受け取ることができました」と喜びをあらわにした。

STU48の課外活動ユニット・MiKER!。(c)STU

STU48の課外活動ユニット・MiKER!。(c)STU[拡大]

“課外活動”ブロックでは各ユニットが2曲ずつパフォーマンスを披露。MiKER!は恒例の寸劇の中で、4月25日に沖の1st写真集「遊泳禁止」が発売されること、甲斐が4月から「ZIP!ファミリー広島」に加わったことをアピールし、さらにはメンバーがアンバサダーを務める森永製菓「ICEBOX」の告知を盛り込むなど、にぎやかなステージを展開した。そして第1部の本編ラストでは石田の「2023年、STU48はこの曲をひっさげて突き進んでいきたいと思います」という言葉をきっかけに、3月15日にリリースされた最新シングル曲「息をする心」が披露された。

STU48の3期研究生。(c)STU

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アンコールでは3期研究生の14名がお披露目され、1人ずつ自己紹介するとともに、それぞれ自身の個性をアピール。3期研究生の加入により「STU48×ASH New Wave Project」出身の研究生は2.5期生と名称変更されることが明らかになり、晴れて先輩となった最年少メンバーの諸葛望愛は「(3期研究生には)私より年齢が高い方が多いなと思ったんですけど、私たち2.5期生4人に頼ってもらえたらうれしいですし、STU48には尊敬できる先輩方が多いので一緒に楽しくがんばっていけたらいいなと思います」と意気込みを語った。6月5日に「STU48 瀬戸内PR部隊 Season2パーソナルヒストリー」、8月に「STU48 6thAnniversary Concert Documentary Book」が刊行されることも発表され、場内が沸き立つ中、最後にSTU48は3期研究生を含む全メンバーで「出航」を歌唱。今村の「これからSTU48は新しい仲間を迎えて今までのSTU48を超えていきます! 7年目もTeam. STU48をよろしくお願いいたします」という挨拶とともに、セットリストにSTU48のこれまでの歴史を詰め込んだ第1部が終了した。

STU48 6周年コンサート 第2部

「STU48 6周年コンサート」の様子。(c)STU

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今村の「3年ぶりの声出しコンサートということで1部もかなり盛り上がりましたが、2部も盛り上がっていきましょう!」という掛け声を合図に、STU48は新衣装に身を包んでステージに姿を現すと、いきなり4曲続けて披露。瀧野は「1部は盛り上がる曲から始まりましたが2部は『瀬戸内の声』からスタートさせていただき、元気のいい曲もしっとりした曲もどちらの魅せ方もできるくらいの楽曲が増えたんだなーとしみじみしていました」と感慨深げに語る。小島愛子が「ここからは、6周年を迎えたSTU48の“これから”をご覧いただきたいと思います」と話したあとは、9thシングルのカップリング曲「神様も呆れるくらいに」「自然淘汰主義」「笑顔のチャンス」が立て続けにパフォーマンスされた。

「会いたかった」を披露するSTU48の3期研究生。(c)STU

「会いたかった」を披露するSTU48の3期研究生。(c)STU[拡大]

その後、福田朱里が「6周年を迎えたSTU48は新たに3期生が加わり、総勢49名になりました。メンバーのことをよりよく知っていただくために次のコーナーを準備しました」と説明すると、メンバーは期別に分かれてライブを進行。研究生が「片思いの入り口」、2期生が「僕らの春夏秋冬」、ドラフト3期生が「やがて 菜の花が咲く頃」、1期生が「暗闇」、3期研究生が「会いたかった」をそれぞれ披露した。さらに福田が「STU48はこれまで、6年間でさまざまな楽曲をいただきました。リリースしたシングルは9枚。表題曲にはいずれも”共感”というテーマがあったように思います。歌詞に自分自身を重ね、共感し、メンバーの私たちも、STU48の歌に何度も救われました」と語ったのち、STU48は「大好きな人」を歌唱。これを皮切りにシングルの表題曲6曲を次々に届けた。

次のMCで、岩田陽菜は「STU48はこれからも楽曲を通して、皆さんと喜びや悲しみに共感し、明日への力を少しでも感じてもらえたらと思います」とコメント。今村が「STU48は応援してくださる皆さんのおかげで6周年を迎えることができました。これからも私たちと一緒に夢に向かって走っていただけたらと思います」とコメントすると、STU48は3期研究生含め全員で「夢力」をパフォーマンスした。

「STU48 6周年コンサート」の様子。(c)STU

「STU48 6周年コンサート」の様子。(c)STU[拡大]

アンコールでは2曲目に歌う曲を、その場でアンケートを取って決めることに。その結果、ライブの人気曲「ペダルと車輪と来た道と」が選ばれ、会場の盛り上がりがさらに加速した。最後、瀧野は「STU48は昨年、1曲の大切な曲を、多くのチャンスをいただきたくさんの方と巡り会うことができました。7年目は去年と比べることなく今年は今年らしく3期研究生も含め全員でがんばっていきたいと思います」と決意を表明。メンバーたちはUSENを中心にロングヒットを記録した2022年4月発表のシングル曲「花は誰のもの?」を歌唱し、1部と2部それぞれで計26曲を歌いきって6周年コンサートの幕を閉じた。

STU48 1期生 コメント

石田千穂

3年ぶりくらいにコールが解禁されて久しぶりの盛り上がりを感じました。ファンの方の感動が伝わってきて声出しは力になりました。足りてなかった1つのピースが見つかってやっと完成した感じがしました。3期生の発表もありSTU48の益々の加速になれたらと思いました。

今村美月

3年間の失われた、もどかしかった時間も踏まえて乗り越えて7年目に突入するんだと実感しました。3期生と初めて一緒にパフォーマンスできた曲が「出航」という曲だったのがすごく嬉しくて、新しい仲間が加わって新生STU48で前に進んでいくんだ!と思えました。みんなキラキラしていてこれからの色んな姿を見ていきたいと思いました。この6年間を超えていく1年にできたらいいなと、色んな方を巻き込んで大きくなっていきたいなと思います。

甲斐心愛

3期生のお披露目があり48人で舞台に立てたということが、また新しい景色としてSTU48に残るんだなと思いました。3期生が初々しすぎて自分の初期の頃を思い出してドキドキしました。

STU48 3期研究生 コメント

3期研究生の共通の目標

3期研究生だけの楽曲をいただくことです。エモくも元気を与えられるような楽曲が欲しいです。

3期研究生のチャームポイント

3期研究生のチャームポイントは皆がピュアなところです。

関連する特集・インタビュー

この記事の画像(全36件)

STU48「STU48リクエストアワー セットリストベスト20」2023年4月8日 広島国際会議場 フェニックスホール セットリスト

01. 片想いの入り口
02. STU48(岡山ver)
03. 大好きな人
04. 青春各駅停車
05. 誰かといたい
06. 思い出せる恋をしよう
07. 一杯の水
08. 夢力
09. ペダルと車輪と来た道と
10. 花は誰のもの?
11. 船から降りた僕たちは…
12. 思い出せてよかった
13. 夏の“好き”はご用心
14. 風を待つ
15. 夢をガラス瓶の中に
16. 僕はこの海を眺めてる
17. 独り言で語るくらいなら
18. 暗闇
19. やがて 菜の花が咲く頃
20. 僕らの春夏秋冬

STU48「STU48 6周年コンサート」第1部 2023年4月8日 広島国際会議場 フェニックスホール セットリスト

01. ヘタレたちよ
02. ペダルと車輪と来た道と
03. 夢力
04. 思い出せる夢をしよう
05. チューしようぜ!
06. 手をつなぎながら
07. 僕の太陽
08. 夕陽をみているのか?
09. 離れていても
10. Which is Which?
11. 最高かよ
12. 故意は仮病中
13. 回遊魚のキャパシティ
14. 好きになれただけで幸せだ
15. しぇからしか!
16. 夢をガラス瓶の中に
17. ひこうき雲
18. 無謀な夢は覚めることがない
19. 制服の重さ
20. サングラスデイズ
21. 君のことが好きだから(広島ver)
22. 思い出せてよかった
23. 息をする心
<アンコール>
24. STUフェスティバル
25. 風を待つ
26. 出向

STU48「STU48 6周年コンサート」第2部 2023年4月8日 広島国際会議場 フェニックスホール セットリスト

01. 瀬戸内の声
02. 出航
03. STU48(瀬戸内ver)
04. 原点
05. 神様も呆れるくらいに
06. 自然淘汰主義
07. 笑顔のチャンス
08. 片想いの入り口
09. 僕らの春夏秋冬
10. やがて 菜の花が咲く頃
11. 暗闇
12. 会いたかった
13. 大好きな人
14. 風を待つ
15. ヘタレたちよ
16. 独り言で語るくらいなら
17. 無謀な夢は覚めることがない
18. 思い出せる恋をしよう
19. サングラスデイズ
20. ペダルと車輪と来た道と
21. 船から降りた僕たちは…
22. 息をする心
23. 夢力
<アンコール>
24. NEW SHIP
25. ヘタレたちよ、ペダルと車輪と来た道と、夢力
26. 花は誰のもの?

STU48祭

2023年5月14日(日)広島県 福山ビッグ・ローズ

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