「90's ナインティーズ」は2019年11月から2022年2月にかけてWebサイト「文藝春秋digital」で連載されていた作品に加筆修正を施したもの。まだインターネットが本格的に普及していなかった1990年代、同世代のバンドとせめぎ合いながら時代を駆け抜けていく主人公・ゴータとノーナ・リーヴスの姿が赤裸々かつドラマチックに描かれる。また本作には数多くのバンドやライブハウスが実名で登場する。表紙では90年代から西寺と縁の深いNONA REEVESの奥田健介(G)と小松シゲル(Dr)、
「90's ナインティーズ」について西寺は「連載時から、沢山の仲間と再会し、話を聞き、客観的な記憶も混ぜるよう努力した『自伝的小説』ですが、
西寺郷太(NONA REEVES ) コメント
ミュージシャン志望で作詞・作曲を繰り返しつつもバンドが組めなかった僕自身が、1995年春に下北沢のライブハウスで経験した「竜宮城」のような体験。四半世紀以上前のまさに「歴史」とも言えるその頃の記憶をなんとか小説としてまとめたい、と考えたのは随分前のこと。
連載時から、沢山の仲間と再会し、話を聞き、客観的な記憶も混ぜるよう努力した「自伝的小説」ですが、
ストリーミングサービスでプレイリストも作っているので、同世代の90年代を生きた人はそれぞれの想い出と混ぜ、若い世代はイマジネーションで包み込みながら、さまざまな当時の音楽と共に楽しんでもらえればと願っています。
西寺郷太 @Gota_NonaReeves
NONA REEVES西寺郷太の自伝的小説「90's ナインティーズ」が書籍化(コメントあり) https://t.co/672txwAvgN