初の渋公ライブも決定！FRUITS ZIPPER、グループの勢い見せつけた2度目のワンマンライブ

FRUITS ZIPPERのワンマンライブ「2ndワンマンライブ -世界はキミからはじまる-」が11月11日に東京・WWW Xで開催された。

FRUITS ZIPPERはアソビシステムが発足した新アイドルプロジェクト「KAWAII LAB.」から今年の4月にデビューし、結成1年目ながら夏の主要アイドルフェスのほぼすべてに出演。また、「SUMMER SONIC 2022」へも出演を果たした。9月に開催した東京・LIQUIDROOMでの初のワンマンライブに続き、2度目のワンマンとなる今回もチケットは即ソールドアウトとなった。

開演時間になると場内の照明が落ち、本公演のために制作されたオープニングSEが流れる中メンバーが登場。カウントダウンの音と映像、照明、そしてステージ上のメンバーによるダンスが完全にハマり、フロアを埋め尽くした観客の期待を大いに高めた。

FRUITS ZIPPERはライブの定番曲「完璧主義で☆」「キミの明るい未来を追いかけて」を序盤で続けて披露して場内のボルテージを引き上げたのち、自己紹介のMCでは、会場に詰めかけたファンへのお礼や、ライブへの意気込みなどを口にする。続けて7人は、「We are Frontier」、イントロをリミックスしてダンスパートを加えた「RADIO GALAXY」、「Re→TRY&FLY」とクールな魅力を前面に打ち出した楽曲をノンストップでパフォーマンス。「ふれふるサマー！」でメンバーがフロアを煽ると、観客たちはタオルやペンライトを揺らしてそれに応えていた。中盤のMCでは抽選コーナーとして、メンバー全員のチェキをプレゼントする企画が行われた。クジを引く7人の表情は普段のライブで見せるものとは違い、それぞれの関係性がわかるようなメンバーの素の表情が観客を楽しませた。

次に披露されたのはグループの代表曲であり、SNSを中心に大きなバズを生み出した「わたしの一番かわいいところ」、メンバーのツイートをもとに歌詞が作られた「skyfeelan」の2曲。楽曲が終わるとスクリーンには映像が映し出され、以前から告知されていた2023年2月の「FRUITS ZIPPER 1st LIVE TOUR 2023 WINTER」のツアーファイナル公演が2月12日に東京・LINE CUBE SHIBUYA（渋谷公会堂）で行われることが明かされ、グループ史上最大キャパとなるホール公演の発表に場内がざわめく。最後に7人は、この日のライブのタイトルにもなっているニューシングル「世界はキミからはじまる」を歌唱して本編を締めくくった。

鳴りやまないアンコールの手拍子に応え、ステージに現れたFRUITS ZIPPERは「わたしの一番かわいいところ」を再び披露。MCでメンバーはアンコールへの感謝と来年実施する初のツアーについてそれぞれ思いを述べる。松本かれんは「名古屋で矢場とんが食べたい」とリクエストし、仲川瑠夏はLINE CUBE SHIBUYAでのファイナル公演について「私たちにとって無謀な挑戦な気もする」としながらも、ツアー成功への意気込みを語った。最後にメンバーは「世界はキミからはじまる」をパフォーマンス。場内にハッピーなムードを作り上げて2度目のワンマンの幕を下ろした。