ミニアルバム「ODDINARY」を携え、4月に韓国・ソウルで開幕した「Stray Kids 2nd World Tour "MANIAC"」。日本では神戸と東京で6月と7月に公演が行われ、いずれの公演のチケットもソールドアウトとなった。日本千秋楽公演の模様は全国の映画館でライブビューイング中継されたほか、Beyond LIVEを通じて世界中にも生中継され、世界中のSTAY(Stray Kidsファンの呼称)がリアルタイムでライブに参加した。
オープニング映像が流れたあと、ステージ上部に設置された円盤状の巨大セットが下降。筒状のLEDスクリーンが再度釣り上げられると、その中からStray Kidsが姿を現した。彼らは「ODDINARY」のリード曲であり、ツアーのテーマソングとも言える「MANIAC」でライブをスタート。花道を歩いてセンターステージに移動すると、「VENOM」のパフォーマンスに移行していく。メインステージには蜘蛛の足のような巨大ロボットアームが登場し、楽曲の世界観を演出した。そのアームに手招きされるかのようにメインステージに戻った8人は、リードの付いた首輪を付けて抑制された環境の中で「Red Lights」を妖艶にパフォーマンス。STAYを熱狂させたこの演出はヒョンジンによるアイデアだと、その後のMCで明かされた。
隙がないパフォーマンスと裏腹にMCになれば、8人はチャーミングな素顔を見せる。STAYがクラッパーを鳴らしてStray Kidsに熱いエールを送ると、リーダーのバンチャンは「こんなに熱い反応を受けると緊張しちゃうね」と照れくさそうに笑顔を見せる。リノは「今日もプリンを食べて超ご機嫌!」と大好きなプリンを食べたことをアピールし、会場を和やかなムードで包み込んだ。
「次のステージは“簡単”ですよ」とヒントを出した8人は、「Easy」でパフォーマンスを再開。日本1stミニアルバムの表題曲「ALL IN」では、ド派手なサウンドとStray Kidsらしいキレのあるダンスで会場を大いに盛り上げた。デビュー曲「District 9」ではバンチャンが激しいダンスを踊りながらも安定した歌声を伸びやかに届けてSTAYを驚かせ、「Back Door」ではヒョンジンを筆頭にクールな表情とユニークなダンスでStray Kidsらしい空間を作り上げる。オリエンタルな音色が盛り込まれた「Charmer」ではハンが「愛してる!」と曲中に叫び、ロックな衣装にぴったりな「Lonely St.」ではスケール感のあるサウンドに合わせてクラップを煽り、会場の一体感を高めた。ドロップパートで地鳴りのように低音が響く「Side Effects」では、センターステージで8人が一心不乱にダンス。エネルギッシュなパフォーマンスで前半戦を駆け抜けた。
藍色と白の羽織りをまとったヒョンジンがピンスポットを浴びながら舞い、会場のムードを一変させたあと、チャンビンは「俺様の名前は?」とメンバーに挑発的に問いかける。ほかの7人は「君の名前が思い出せない!」「忘れていい人!」「知らない人!」と、とぼけ続け、最後に「ソ・チャンビン!」とチャンビンの名前を呼ぶと、「Thunderous」のパフォーマンスがスタート。この曲からはバックバンドも合流し、スモークに紙吹雪、音玉とこれでもかと演出を盛り込んだド派手なステージが繰り広げられていく。間髪入れず「DOMINO」「God's Menu」とライブアンセムが立て続けに披露されると、会場の盛り上がりはピークを迎えた。
「CHEESE」「YAYAYA + ROCK」とアッパーチューンを届けたあとは、チャンビン、ヒョンジン、ハン、フィリックスが生バンドの演奏をバックにラフなセッションを披露。ヒョンジンはColde「WA-R-R」のカバーで甘い歌声を聴かせ、チャンビンはTABLO「TOMORROW ft. TAEYANG of BIGBANG」をカバーした。その間に準備が整ったバンチャン、リノ、スンミン、アイエンはユニット曲「Waiting For Us」を熱唱。繊細なバラードに乗せて美しい歌声で会場を満たした。歌い終えた4人は、「Muddy Water」のユニット、通称“泥水チーム”の準備が整うまで、生バンドでカバーを披露することに。最近J-POPに興味があるというスンミンはOfficial髭男dism「Pretender」で透き通った歌声を届け、リノとアイエンはサングラスをかけてJ.Y. Park「Honey」を陽気に歌唱。チャンビン、ヒョンジン、ハン、フィリックスからなる“泥水チーム”もフライングしてステージに現れ、2人のパフォーマンスを楽しんだ。続いてステージではチャンビン、ヒョンジン、ハン、フィリックスがジャジーなサウンドの「Muddy Water」を披露。アイエンも最後にちゃっかり合流し、にぎやかなユニットブロックは幕を閉じた。
先日リリースされたばかりの「CIRCUS」、そして「Scars」と、日本オリジナル曲が続いたあと、Stray Kids はSTAYからのリクエストに応えるべく準備したという「Your Eyes」もバンド演奏で歌唱。バンチャンが「さすがStray “Kids”。キッズですねえ」と大騒ぎする“弟”たちをまとめ、8人は「Hellevator」でラストスパートをかける。荘厳なバンドサウンドが光る「TOP -Japanese ver.-」、そしてその流れを組んだスケール感満点の「Victory Song」で本編を締めくくった8人は一度ステージから退場した。
アンコールパートはメンバーを紹介し合う楽曲「FAM」でスタート。お祭りムードを「MIROH」でさらに盛り上げ、疲れ知らずの8人はステージを所狭しと飛び跳ね、髪を振り乱しながら踊り狂った。Stray Kidsが1人ずつ挨拶をしようとすると会場が突如暗転し、STAYからのサプライズムービーが上映される。そして8人が客席を振り返ると「おかえり」という文字が書かれた青いスローガンが客席中で掲げられていた。「ただいま!」「きれい!」「海みたい!」と大喜びしたあと8人は、改めて今胸にある思いをSTAYに伝えることに。バンチャンは「言葉も違う僕たちのことをここまで応援してくださるSTAYに僕たちができるのは音楽だけだと思うので、これからもStray Kidsをよろしくお願いします」と音楽にかける思いとSTAYへの感謝を述べた。Stray Kidsは最後に「Star Lost」「Haven」の2曲を披露。深々と客席にお辞儀をし、名残り惜しそうにステージを去った。
「Stray Kids 2nd World Tour "MANIAC" in JAPAN」2022年7月27日 国立代々木競技場第一体育館 セットリスト
01. MANIAC
02. VENOM
03. Red Lights
04. Easy
05. ALL IN
06. District 9
07. Back Door
08. Charmer
09. Lonely St.
10. Side Effects
11. Thunderous
12. DOMINO
13. God's Menu
14. CHEESE
15. YAYAYA + ROCK
16. Waiting For Us
17. Muddy Water
18. CIRCUS
19. Scars
20. Hellevator
21. TOP -Japanese ver.-
22. Victory Song
<アンコール>
23. FAM
24. MIROH
25. Star Lost
26. Haven
Stray Kids コメント
リノ
東京代々木公演2日目が終わりました。最後の日ですね。寂しいですか? アメリカで多くのSTAYに会ってからまた日本に戻ってきてたくさんSTAYに会えて感無量です。今日の公演でひさびさにSTAYと会ったからか興奮してしまって日本語でたくさんしゃべりましたね。日本語は難しいですけど、勉強は楽しいです。今日覚えた新しい言葉は「あだ名」です。「僕のあだ名はなんですか?」とか「バンチャンさんのあだ名は部長ですよね?」などさっそく使っています。STAYも新しい言葉をたくさん教えてください。またもっと努力して会いに来るのでそのときまで待っていてくださいね。これからもStray Kidsのことをよろしくお願いします。まだ僕が食べてないプリンたちは待っていてね。僕が食べに行くよ。
ハン
真夏の暑い日差しの中、僕たちの公演を観に来てくださって本当にありがとうございます。ちゃんと日焼け止めは塗っていますか? STAYが日焼けしたらハンの心も焼けちゃいます。それくらい僕にはSTAYが大切な存在です。だから僕がいつまでもSTAYの笑顔と肌を守ってあげたいです。STAYは僕にとって忘れたくない人です。忘れちゃダメな人です。だからその笑顔を守るためにもっとがんばるから、STAYは何もしなくていいよ。僕のことを信じて。STAY本当に本当に本当に大好きです。
アイエン
本当に時間が過ぎるのは早いなと思います。今日の公演がもう最後の挨拶だなんて信じられないです。韓国公演が終わって神戸公演、代々木公演が終わって、また代々木に戻ってきて今日が最終日だなんて本当に一瞬だったような気がします。皆さんの前で公演をするのが夢だったので、それが叶ったからもっと早く感じるのかもしれません。でもこの一瞬一瞬をちゃんと思い出として僕の記憶に鮮明に残しています。皆さんもそうですよね? これからも僕なりにSTAYのことを考えてがんばります。皆さんから愛されるStray Kidsの末っ子・アイエンになりたいです。本当に皆さんの心の中に大切な人として記憶されたいです。僕たちStray Kidsのみんなもです。そのために僕、そしてみんなでもっとがんばります。STAY愛してる!
フィリックス
皆さんは遠くにいても僕を応援してくれました。僕も皆さんと過ごした夏がいい思い出として残っています。今日この会場にいるすべてのSTAY1人ひとりとの時間を忘れないために僕の胸に刻みました。STAYも僕との時間を大切にしてくれたらうれしいです。僕たち2人の愛のメモリーをもっと大きくしていきましょう。どこにいても僕たちの心と心はつながっているよ。次もまた皆さんに会えることを楽しみにしています。皆さん、I love you!
バンチャン
今日のSTAYの皆さんはめっちゃ海みたいでしたね。パフォーマンスをしながらSTAYの皆さんの顔、そして目を見るとめっちゃきれいと思いました。今日は来てくださってありがとうございます。何日か前にチャニの部屋(V LIVE)で風邪をひいたことを話しましたが、皆さんにたくさん心配をかけてごめんなさい。たくさん心配をしてくれて、たくさん愛を送ってくれてありがとうございます。皆さんも体に気を付けてください。夏はアイスがうまいけど、冷たいものを食べすぎないでね。実は僕はアイスを食べてきました(笑)。めっちゃうまかった。言葉も違う僕たちのことをここまで応援してくださるSTAYに僕たちができるのは音楽だけだと思うので、これからもStray Kidsをよろしくお願いします。
ヒョンジン
素敵な夜ですね。きれいな明かりときれいなSTAY、そしてカッコいい仲間がいる、本当に素敵な夜です。今回のワールドツアーでたくさんいい思い出ができました。だから思い出をもっときれいに残したくてカメラを買いました。ちょっと遅いかも知れませんが形としてちゃんと残したくて買っちゃいました。これから写真をたくさん撮りますが、めちゃくちゃ練習してカメラマン・ヒョンジンとしても活躍します! バシバシたくさん撮ります。皆さんと同じ空間で同じ時間を過ごせて幸せでした。そして本当に今回のツアーを通じて、皆さんの素敵な瞳とずっと目を合わせていると僕の人生がもっと延長されるような気がしました。本当に毎日皆さんのことを胸に思いながら生きています。僕は本当に人の運に恵まれているなと思います。皆さんもその運になってくださってありがとうございます。
スンミン
最後までどこを見てもSTAYがいてSTAYに囲まれた本当に素敵な時間でした。昨日はSTAYの前だと感情をコントロールすることができなくて困っていると話しましたが、STAYの前だといつまでも幸せな気持ちで歌えると思います。2カ月近い時間を通じて「“MANIAC” TOUR」で多くのSTAYの皆さんにお会いしました。会えなかった期間に僕たちが磨き続けてきたものがあります。それを実際に使って披露したい気持ちがあったので、実践を通じていろんなことを見ながら学ぶことができました。メンバーも多くのことを感じたと思います。この2カ月を通じてたくさん成長できたと感じています。メンバーみんながSTAYのことだけを考えて耐え忍んだ時間が長かったのでそれをすべて注ぎ尽くすことができてとても幸せです。それくらいSTAYを大切に思う気持ちは誰にも負けません。だからもっとSTAYと同じ時間を過ごしたいです。ホテルで枕を口に当てながら歌の練習をずっとしていました。まだまだ未熟ですがこれからも成長していく姿を皆さんに見ていただきたいと思います。まだ不器用な僕ですが、こんな僕でも愛してくれますか? 僕は永遠に皆さんのワンちゃん・スンミンです。離れていてもSTAYを守ります。 また会いましょうね。
チャンビン
ここに来るまで本当に長い時間我慢しましたよね。僕も本当に我慢しました。今日は皆さん楽しめましたか? 僕も本当に楽しかったです。本当にうれしいです。今日の夜が終わったらまたいつ戻ってこれるか不安になりますが、皆さんと僕たちならいつでも会える気がします。今日もチャンビンの歴史に刻む素敵な夜でした。昨日と同じくSTAYとちゃんと約束をします。1. 毎日STAYを愛すること、2. 毎日カッコよくなること、3. また必ず戻ってくること! トェッキ(チャンビンのあだ名)はいつもSTAYの愛がペコペコです。愛してます。
Stray Kids Poland @StrayKidsPL
📸| < Zdjęcia z prasy >
Zdjęcia @Stray_Kids pochodzące z ostatnich koncertów chłopców w Tokio, w ramach „2nd World Tour” (26-27.07.2022).🇯🇵
📎: https://t.co/rkgpf3JcVg
@Stray_Kids_JP #StrayKids #스트레이키즈 https://t.co/ZJsQusoke7