Cody・Lee(李)、北から南までビッグラブ届けた全国ツアー完走

Cody・Lee(李)の全国ツアー「愛してますっ！を伝えに行きますTOUR」ファイナル公演が7月11日に東京・Spotify O-EASTで開催された。

Cody・Lee(李)は5月にKi/oon Musicよりメジャーデビューアルバム「心拍数とラヴレター、それと優しさ」をリリース。アルバムを携えて6月から7月にかけて宮城、神奈川、愛知、大阪、福岡、北海道を回り、各地のファンにライブを届けてきた。

ツアーのチケットは全公演がソールドアウト。ファイナルとなる東京公演のステージにはツアータイトルにちなんだドット絵のハートや手紙のパネルが吊り下げられ、満員のフロアにはツアーグッズの赤いタオルを肩にかけたファンの姿が目立つ。そこへダンサブルなSEが流れると高橋響（Vo, G）、尾崎リノ（Vo, G）、力毅（G, Cho）、ニシマケイ（B, Cho）、原汰輝（Dr, Cho）が登場。5人は「愛してますっ！」で軽快にライブを始め、クラップを促すなどしながら、会場全体に幸福な一体感を生み出していく。

「トゥートルズ」「I'm sweet on you(BABY I LOVE YOU)」を続けて披露し、心地いい音で観客の体を揺らした5人は「キャスパー」を皮切りに“珠玉のサマーソング”を連発。映画「サマーフィルムにのって」の主題歌「異星人と熱帯夜」では力毅に続き、高橋に背中を押された尾崎がギターソロを響かせ、大きな拍手を浴びた。その後のMCでツアーの思い出を振り返った高橋が「どこにも負けないワクワクする日になればいいなと思ってます！」と意気込むと、5人は「WKWK」の演奏に突入。それぞれがアグレッシブなプレイを繰り広げ、「W.A.N.」でフロアをさらなる熱狂に導いた。

ツアータイトルに込めたファンへの感謝の思いを明かした高橋の「今日が一番デカいラブ、ビッグラブを返せる日なんじゃないかと思っております」という言葉から、5人は「LOVE SONG」をエモーショナルにプレイ。さらに「honest」を畳みかけて観客の心を揺さぶりつつ、ニシマのベースプレイが牽引する「悶々」で再びフロアを沸かせる。そしてライブ終盤、5人はキャッチーな「世田谷代田」に続けて、切ないミドルチューン「drizzle」を披露。最後はセンチメンタルなサウンドに乗せて、高橋と尾崎が声を振り絞る「桜町」を届け、ステージをあとにした。

鳴り止まない拍手の中、「バイブス高すぎるぞ！ 東京！」と喜びながら現れた原がニシマと2人でツアーグッズを紹介したあと、Cody・Lee(李)はバンドの代表曲の1つである「我愛你」でアンコールを開始。背後のビジョンにアルバムタイトルが大きく表示される中、5人は続けて「初恋・愛情・好き・ラヴ・ゾッコン・ダイバー・ロマンス・君に夢中!!」を熱演し、「When I was cityboy」でこの日一番の盛り上がりを生み出してライブを終えた。

なおCody・Lee(李)は、10月から11月にかけて、全国5カ所を回る自主企画ツアー「ようこそ！すももハイツへ -3LDK-」を開催。ミュージシャンとお笑い芸人を迎えた対バンライブを京都、岡山、福島、静岡、東京で行う。イープラスではチケットの先行予約を受付中。