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あれから10年…DOMMUNEで伝説のエディター / ライター川勝正幸の追悼番組が決定
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同時期に川勝は「宝島」で小泉の連載企画「K-iD」を編集しイギリスのカルチャー誌にオマージュを捧げたが、それにちなんだコンサートのパンフレット（ディレクションは安齋肇）も作っているが、内容に凝りすぎた為に（TOKYO No.1 SOUL SET）に間に合わなかった。そして「裏小泉」という本に発展した。

小泉今日子はTOKYOFMの番組『KOIZUMI IN MOTION』の構成を川勝（スーパーアイドル・キョンキョンにパンパース・コイズミというキャッチフレーズを付けた）と行い、高木完・藤原ヒロシ・いとうせいこう・スチャダパー…そういったアーティストを川勝が紹介してくれて仲良くなった。

渋谷系のアンセムと呼ばれた「今夜はブギー・バック」をディレクションしたのも川勝だった。ついでに言うなら、SAKEROCKのメンバーとして活動していた「星野源」に、いち早く目を向けたのも川勝だった。星野は川勝からの影響を公言していて国民的ポップスターとなった。

90年代にはクラブカルチャーや渋谷系など自らが体感したポップカルチャーの現場を、コラムなどで積極的に発信することで、ブームの盛り上げ役となった。中でもスチャダラパーは川勝がフックアップし世に出したと言っても過言ではない。

元々はピエタというお芝居をやろうとしていたが、コロナの影響で中止になった。近頃の小泉は忙しく、大手芸能事務所を辞め、自身の会社「明後日」を立ち上げてから、演劇や映画を企画したり、それまでの歌手・女優としての小泉今日子ではない。

インタビューをしたのは2020年、本多劇場で開催した日替わりイベントで「西城秀樹を語りあう夕べ」や殿山泰司のエッセイを朗読する舞台があったり、高木完・スチャダラパー・川辺ヒロシらと共に演劇の殿堂を【クラブ化】する企画だった。

90年代前後にかけて川勝は小泉のラジオ番組に構成作家として携わる一方で雑誌連載やツアーパンフレットの編集を担当するなど活動範囲は幅広い。本稿では「川勝プロダクション」の一員が小泉との交流に遺した功績について語る。

90年代前後にかけて川勝は小泉のラジオ番組に構成作家として携わる一方で雑誌連載やツアーパンフレットの編集を担当するなど活動範囲は幅広い。
本稿では「川勝プロダクション」の一員が小泉との交流に遺した功績について語る。

川勝はピチカート・ファイヴ・フリッパーズ・ギター・スチャダラパー等々、多くの渋谷系アーティストを雑誌やラジオを通じて紹介してきたが、2012年に事故で逝去。星野源を筆頭に多くのアーティストやクリエイターが川勝からの影響を公言しており今も受け継がれている。

【小泉今日子が語るポップウイルス】
90年代に日本の音楽シーンで渋谷系ムーブメントを掘り下げてきたライター（小泉今日子も川勝のポップウイルスを受け継ぐアーティストの1人）を取り上げる。

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