Appare!自信を持って“楽しさ”届けた「竹の子収穫ツアー」、目標の日比谷野音に向け勢いを加速

Appare!の全国ツアー「天まで届け！竹の子収穫ツアー」のファイナル公演が12月12日に東京・チームスマイル・豊洲PITで開催された。

2022年夏に東京・日比谷公園大音楽堂でワンマンライブを開催することを目標に掲げているAppare!は、その実現に向けて精力的にライブ活動を展開。10月にスタートした「天まで届け！竹の子収穫ツアー」も夢に近づくために竹の子（Appare!ファンの呼称）を増やすことを目的としたツアーで、日比谷公園大音楽堂への“9歩目”となったチームスマイル・豊洲PIT公演ではアッパーチューン満載の熱量の高いパフォーマンスを展開した。

オープニングでは観客にクラップを促す藍井すずのハイテンションな声が響いたのち、ポップなオープニングムービーとともに「overture ～竹の子収穫ツアーver～」が流れ、会場がいきなり一体感に包まれる。バルーンで彩られたステージに姿を現したAppare!は、上昇志向に満ちた歌詞、飛行機をイメージした振り付けが特徴の「スカイラインファンファーレ！」を1曲目に披露。さらに勢いよく噴出するスモーク、観客の頭上で交差するレーザー照明、楽曲の世界観を視覚化したVJ演出を味方に、「えいりあんず・えいりあんず」「アイネクライネ幼き恋だね」「虹をかけろ！」などを休みなく畳みかけていった。

ツアーを通して育ててきたステージ上のカラフルな“竹の子”のオブジェと記念撮影した7人は、その後もアクセルを緩めることなく、エネルギッシュなステージングを展開。「パヤパヤ」「ギミギミダーリン」「カラフルミラクルディスカバリー」などをダンサブルな一面を見せながら矢継ぎ早に披露し、勢いだけじゃなく、しっかりとスキルが伴ったパフォーマンスで竹の子を夢中にさせる。観客を力強く煽ったあとは、エレクトロなダンスポップチューン「原宿サニーデイ」や激しいバンドサウンドの「天晴レペゼン」と続き、ラストスパートでは「アッパライナ」「決勝戦はエブリデイ」「ファイヤースター」という強力な楽曲の並びに竹の子が熱狂。「ファイヤースター」の曲中には、お立ち台に乗った永堀ゆめが観客に自身の動きを真似させ、新型コロナウイルスの感染拡大対策として声援を送れない状況の中、会場全体で“コール＆レスポンス”を繰り広げてみせた。

アンコールではメンバーがライブTシャツ姿でステージに再登場し、応援ソングである新曲「フレ！フレ！ヒーロー」を初パフォーマンス。そのままの勢いでキラーチューン「アッパレルヤ！」を間髪いれずに披露し、会場の盛り上がりを加速させた。続くMCでは吉報が次々に届けられ、スニーカーセレクトショップ・atmos pinkとのコラボレーションが決定したこと、Appare!公式マスコットキャラクターが誕生したこと、1月8日に神奈川・横浜ランドマークホール、16日に大阪・ユニバースで「Appare!NEW YEAR PARTY2022」と題したイベントが行われること、「スカイラインファンファーレ！」が日本テレビ「夜バゲット」1月度エンディングテーマに決定したこと、3月29日に2ndアルバム（タイトル未定）がリリースされることが明らかに。場内が大きな拍手で満たされる中、朝比奈れいは「なぜ日比谷公園大音楽堂でワンマンライブをしたいかと言うと、私たちのライブって楽しいんですよ！ 自分たちで楽しいと自信を持って言えるライブをしているので、この楽しいライブを野外の大好きな会場で、私たちの大好きな夏にやったらみんなとすごいものが共有できるんじゃないかと思っています」と改めて目標に対する思いを言葉にし、「皆さん応援してくれますかー!?」と笑顔でフロアに呼びかけた。

そしてAppare!はエモーショナルな1曲「約束の続き」をアカペラで歌い始め、竹の子との絆をより一層強固なものに。最後はこの日2回目の「スカイラインファンファーレ！」が披露され、チームスマイル・豊洲PIT内のボルテージが最高潮に達するのと同時に、ステージからフロアに向けてカラフルなテープが盛大に放たれた。最後、七瀬れあは「新しく巡り会えた人たちもたくさんいて、そのうれしさや、変わらず応援してくださる方々のありがたさを実感したツアーでした。今日この瞬間、一緒に楽しめたことは私たちにとってもファンのみんなにとってもずっと思い出になっていくと思います。そしてこれからの思い出もみんなと作っていきたいと思っています」と晴れやかな表情で挨拶し、大盛況の中で「天まで届け！竹の子収穫ツアー」を締めくくった。