DOES全国ツアー、超満員SHIBUYA-AXで万感のファイナル

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今年1月から行われていたDOESの全国ツアー「DOES 2011 tour『MODERN AGE』」が、2月27日に東京・SHIBUYA-AXで千秋楽を迎えた。

アンコールでアナウンスされた「独歩行脚」ツアーは、5月下旬より13都市で開催。訪れたことのない土地を回る「新境地開拓」がコンセプトに掲げられている(撮影:shimbo yuki)。

アンコールでアナウンスされた「独歩行脚」ツアーは、5月下旬より13都市で開催。訪れたことのない土地を回る「新境地開拓」がコンセプトに掲げられている(撮影:shimbo yuki)。

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氏原ワタル(Vo, G)(撮影:shimbo yuki)

氏原ワタル(Vo, G)(撮影:shimbo yuki)

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赤塚ヤスシ(B)(撮影:shimbo yuki)

赤塚ヤスシ(B)(撮影:shimbo yuki)

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森田ケーサク(Dr)(撮影:shimbo yuki)

森田ケーサク(Dr)(撮影:shimbo yuki)

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今回のツアーからサポートギターを迎え、4人編成でライブを実施しているDOES。地方での公演を経て行われた最終公演は、よりソリッドになったバンドサウンドを見せつける圧倒的な一夜となった。

最新アルバム「MODERN AGE」のリリースツアーということで、セットリストはアルバム全収録曲を組み込んだ充実の内容。そこにヒットシングルの楽曲や新曲も含まれ、観客はイントロが鳴るたびに歓声を上げた。

オープニングを飾ったのは「MODERN AGE」から「ロッカ・ホリデイ」。メンバーの調子も万全といった雰囲気で、エンジン全開のパフォーマンスでフロアを惹きつけていく。続けてライブの定番曲「曇天」「ワンダー・デイズ」が矢継ぎ早に奏でられると、会場の温度がぐんぐん上昇。4人は観客の反応を全身で受け止め、呼吸の合ったプレイでライブを進めていった。

ポジティブな空気を放った「サブタレニアン・ベイビー・ブルース」の後は、氏原ワタル(Vo, G)の「『MODERN AGE』にようこそ!」という紹介から、アルバム収録曲を惜しみなく披露。「ユリイカ」では重厚な音像に赤塚ヤスシ(B)のリバーブがかかったコーラスが重なり楽曲に深みを与え、「群青夜」ではワタルがマイクを握りしめ気だるいボーカルでフロアを満たしていく。

その後も、シリアスな空気を払しょくするように軽やかに奏でられた「天国ジャム」「神様と悪魔と僕」、攻撃モードを全開にした「サイダー・ホテル」、優しいメロディとノイジーなサウンドが聴き手の心を揺さぶる「スーパー・カルマ」と続く。そして「熱くなってきたね。冬だけど熱い、僕たちの季節です」という言葉から「僕たちの季節」に。オーディエンスの掛け声が肝となるこの曲では、森田ケーサク(Dr)のどっしりとしたドラムが会場の一体感を誘っていった。

シンプルなアレンジがワタルの歌声を引き立てた「波に乗って」、4人の猛るようなプレイと和の情緒があふれるサウンドが印象的な「色恋歌」を経て、ライブはあっという間に最後のパートに突入。「暴れたいのか?」という挑発的なワタルの言葉が導入となった「ジャック・ナイフ」では、雄叫びのようなコーラスがギラギラした楽曲を彩っていく。そして本編の最後はライブの定番曲「バクチ・ダンサー」。「バクチに踊れ!」という煽りを受け、オーディエンスは踊り狂い、フロアを激しく揺らす。ステージ上のメンバーも負けじと前のめりのプレイで応えた。

アンコールはケーサクのMCからスタート。控えめな口調で「告知がいっぱいあるからね」と言いつつ、モバイルサイトの開設や第3回目となる「独歩行脚」ツアーの開催などビッグニュースを届ける。観客の「いい話は?」というリクエストに対しては、「今日はこれまでのワンマンの中で1番デカイハコでソールドアウト! このツアーが楽しかったのはみんなのおかげです」と明かした。

告知コーナーが終わると、ほかのメンバーが再登場。ヤスシは「4人カッコよかろ? 今年からずっと4人でやってくからさ、楽しもうや」と笑顔を浮かべる。続けてワタルが「やる気はあるのかい?」と観客に問いかけ、「陽はまた昇る」を歌い始めた。さらに続けて「世界の果て」「修羅」を演奏。「修羅」の終盤ではヤスシがステージを降りベースをかき鳴らす一幕もあった。

4人がステージを去っても拍手は鳴り止まずダブルアンコールに。ビールを手に現れたメンバーはゴキゲンな様子で、特にヤスシはひとりで「乾杯!」と早くも打ち上げムードだ。ワタルは「もうちょっとやらせてください」と挨拶し、新曲「黒い太陽」へとつなげる。ドープなベースラインと太いドラミングから始まるこの曲は、突き抜けていく展開が耳に残るロックナンバー。ライブ映えする新曲にオーディエンスは聴き入った。

「三月」で春の息吹を感じさせた後はラストナンバーの「明日は来るのか」。手加減なしのパフォーマンスでフロアを支配していく4人の表情は、気概に満ち、現状に甘んじない力強い意志を感じさせるものだった。

「DOES 2011 tour『MODERN AGE』」SHIBUYA-AX公演セットリスト

01. ロッカ・ホリデイ
02. 曇天
03. ワンダー・デイズ
04. サブタレニアン・ベイビー・ブルース
05. ユリイカ
06. デイ・サレンダー
07. 群青夜
08. 天国ジャム
09. サイダー・ホテル
10. スーパー・カルマ
11. 僕たちの季節
12. 神様と悪魔と僕
13. 夜明け前
14. 波に乗って
15. 色恋歌
16. ジャック・ナイフ
17. レイジー・ベイビー
18. バクチ・ダンサー
<アンコール>
19. 陽はまた昇る
20. 世界の果て
21. 修羅
<ダブルアンコール>
22. 黒い太陽(新曲)
23. 三月
24. 明日は来るのか

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DOES全国ツアー、超満員SHIBUYA-AXで万感のファイナル http://natalie.mu/music/news/45698

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