4月にメジャーデビューシングル「PIECE」、9月にメジャー1stアルバム「IMAGINE」をリリースしたTENDRE。「TENDRE ONE-MAN TOUR 2021」では10月3日の福岡・DRUM Be-1を皮切りに全国6都市を巡り、ファイナルでは
シンバルとサックスのダイナミックな音が鳴り響くと、白いセットアップ姿のTENDREが登場。バンドメンバーとともにアルバムの1曲目を飾る「AIM」を披露し、グルーヴィなサウンドでオーディエンスを歓迎した。続いてTENDREはサイケな雰囲気漂うファンクナンバー「PARADISE」、重めのビートと浮遊感のあるサウンドが印象的な「VARIETY」、ディスコ調の「RIDE」とダンサブルなナンバーを連発。「MAXWELL」では象眠舎stringsの中島優紀(Violin)、山本大将(Violin)、三品芽生(Viola)、関口将史(Cello)を迎えて、エキゾチックかつ迫力あるアンサンブルを織り成した。また「LONELY」ではイントロで高木がThe Jackson 5「I Want You Back」のフレーズを繰り出すという演出や、ストリングス隊とバンドサウンドの壮大なセッションで観客を楽しませた。
TENDREはこのツアーで回った都市に思いを巡らせたあと、「去年はツアーができなかったので、その分エモーションが溜まりに溜まったファイナルです。いろんな思いがありますけど、皆さんはとことん自由に、踊るもあり、浸るもあり。そんな夜にしたいと思ってます」と語る。そしてバンドメンバーと一緒に「今の俺たち、相当仕上がってるから」とおどけてみせると、「そんな仲間たちに生きがいを与えてもらったという曲をやろうと思います」と続けて「LIFE」に突入。ドラマチックなサウンドに乗せて、歌詞を1つひとつ語りかけるように情感豊かに歌い上げた。
ライブ中盤、TENDREが声高らかにゲストの
感極まった様子で「感情が忙しい夜です。忙しいー!」と発言するTENDRE。今年12月でソロプロジェクト・TENDREを開始してから4年になることを踏まえ、「この4年間でいろんなことを培えたと思いますし、こうやって出会えた皆さんのおかげで僕はここまで来られました。皆さんに多大なる感謝を伝えます。ありがとう」と語った。そして「TENDREに付いてくれば、きっとまだまだ面白いことがいっぱいあるので、これからも付いてきてください」と宣言し、メロウで温かなサウンドに乗せてミドルテンポの「胸騒ぎ」を歌唱。その後「CHOICE」「hanashi」を経て、小西の奏でるサックスが光ったアルバム表題曲「IMAGINE」で、エモーショナルなステージを繰り広げた。
アンコールでは、TENDREが「会場に来ている母に捧げます」と「GIVE」を弾き語りで披露。その後バンドメンバーと再び合流し、虹色のライティングに照らされながら、ドリーミーな「RAINBOW」を朗らかに歌い上げた。そして彼の「TENDREを始めるきっかけになった曲です」という言葉を合図に、ラストナンバー「DRAMA」へ。客席から大きなハンドクラップが沸き起こる中、TENDREは心地よいバンドサウンドに体を揺らし、まっすぐな歌声を響かせて、ツアーファイナルに幕を下ろした。
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「TENDRE ONE-MAN TOUR 2021」2021年11月12日 Zepp DiverCity(TOKYO)セットリスト
01. AIM
02. PARADISE
03. VARIETY
04. RIDE
05. LATELY
06. MAXWELL
07. LONELY
08. LIFE
09. PIECE
10. HOPE
11. DOCUMENT
12. ENDLESS feat.
13. HELLO
14. 胸騒ぎ
15. CHOICE
16. hanashi
17. IMAGINE
<アンコール>
18. GIVE
19. RAINBOW
20. DRAMA
リンク
音楽ナタリー @natalie_mu
【ライブレポート】TENDREメジャー1stアルバム携えた全国ツアーに幕、盟友SIRUP&ストリングス隊も駆けつけた夜(写真18枚 / 動画あり)
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