この作品は、デビューアルバム「ジャックスの世界」のレコーディングの2カ月後である1968年7月に東京・お茶の水日仏会館ホールで催された自主公演「第2回ジャックスショウ」の模様を収めたもの。公演は「ジャックスの世界」の発売前に行われたもので、このライブ盤ではのちに脱退する水橋春夫(G)を含むデビューアルバムのレコーディングメンバーによるライブパフォーマンスを、14曲にわたって堪能することができる。
この作品の発売にあたって谷野ひとし(B)は「ジャックスは1950年代のジャズ・ミュージシャンみたいなもの。テクニックはないけどチャーリー・パーカー方式。演奏中、お互いに音楽で会話してるんですよ。ショック受けたり、誰かが反応すると、それに反応したり」とコメント。木田高介(Dr)の妻である桂ひろ子は「あの頃木田は大学に居るよりも新宿の『ビザール』で過ごす方が多かったかと…。ミルト・ジャクソンよりボビー・ハッチャーソンが好きと言っていました。東京藝大の奏楽堂で卒業演奏代わりのヴィブラフォンの演奏が忘れられない思い出です」と語っている。
なお現在YouTubeではこのアルバムのティザー映像が公開されており、収録曲の一部を聴くことができる。
ジャックス「2nd Jacks Show, Jul. 24, 1968」
01. マリアンヌ
02. お前はひな菊
03. この道
04. 時計をとめて
05. いい娘だね
06. 由美子はいない
07. 敵は遠くに
08. Dm 4-50
09. 薔薇卍
10. どこへ
11. 裏切りの季節
12. ラブ・ジェネレーション
13. われた鏡の中から
14. からっぽの世界
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ジャックス「2nd Jacks Show, Jul. 24, 1968」
[CD] 2021年8月18日発売 / Super Fuji Discs / FJSP434
音楽ナタリー @natalie_mu
「ジャックスの世界」レコーディングから2カ月後、1968年のジャックス自主公演が音源化(コメントあり / 動画あり)
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