ポケモン主題歌やMOTHERシリーズで知られる作曲家たなかひろかずのデモ音源集リリース

作曲家・たなかひろかずのデモ音源集「Lost Tapes」が3月24日に発売される。

たなかは、1980年に入社した任天堂でアーケード版「ドンキーコング」「マリオブラザーズ」、ファミコン「メトロイド」「パルテナの鏡」「ドクターマリオ」「MOTHER」、スーパーファミコン「MOTHER2 ギーグの逆襲」など数々の人気ゲームの音楽や効果音、プログラム制作を手がけた作曲家。任天堂退職後は、アニメ「ポケットモンスター」で数多くの音楽を手がけ、2018年には“Chip Tanaka”として「FUJI ROCK FESTIVAL」にも出演した。

デモ音源集「Lost Tapes」には、「めざせポケモンマスター」の最初期デモをはじめ、「ひゃくごじゅういち」「風といっしょに」の一部メロディのモチーフ、「虹が生まれた日」の初期デモ音源、「ピカピカまっさいチュウ」の弾き語り音源といったアニメ「ポケットモンスター」のデモ音源からプライベート音源まで25曲を収録。佐藤優介が監修を務めた。

たなかひろかず コメント

まさか25年以上経った過去のデモテープがこんな形で発売されるとは思ってもみなかった。
しかし、全曲通して改めて聞いてみると、なんともヘンテコリンな作曲家ではないか、、と。
そのとっ散らかった曲達をよくもまぁうまく一つのアルバムにまとめてくれたなぁ、、と、
ありがとう佐藤くん!!

佐藤優介 コメント

驚きと発見の連続。
だれもが知るポケモン主題歌のだれも知らなかったアウトテイク。それらの原型となったデモや、各時代の貴重なプライベート音源は、歴史的な価値だけではなく、音楽の可能性や瑞々しいアイディアが生まれる瞬間に立ち会うことを許してくれる。
今なおエッジィであり続け、世界中からリスペクトを集める作曲家の、秘められた実験記録。