JO1にとって2021年初となるオンラインライブは、“JO1と一緒に宇宙旅行をする”というコンセプトのもと実施された。開演前には、まるで宇宙船に乗っているかのように宇宙を進んでいく船内の映像が表示される。船内アナウンスによると、宇宙船は「PLANET OF JO1」という1つ目の惑星に向かっているという。開演時間になると「『PLANET OF JO1』の軌道に進入いたしました。JO1とのネットワークにおつなぎいたします」というアナウンスが流れ、宇宙船は降下。惑星までの距離が表示され、その距離がどんどん近くなっていくと、着陸のカウントダウンがスタートした。カウントダウンの数字が0になり、宇宙船が無人のステージに着陸すると同時に「Starlight」のイントロが流れる。ステージには11分割のLEDスクリーンが設置されており、ライブのティザー映像が映し出された。映像が終わるとスクリーンがゆっくりと上がり、それぞれのスクリーンの奥にメンバーが登場。ステージの中央に集まった11人は、星々がきらめく美しい宇宙をバックに「Shine A Light」をさわやかにパフォーマンスした。
そんな軽やかな雰囲気から一転、続いてメンバーは幻想的な雰囲気が漂うR&Bナンバー「MONSTAR」を力強い眼差しで披露。河野純喜は「PLANET OF JO1」について「JAM(JO1ファンの呼称)の皆さんと楽しい時間を過ごすために“JO1”と名付けた特別な惑星です」と紹介し、「皆さんと一緒に宇宙旅行したくて、今日はさまざまなプランを用意させていただきました。これが1つ目の惑星で、これからもっといろんなところに行きたいなと。楽しみにしていてください!」とJAMの期待を煽った。
ノスタルジックなメロディが印象的なミディアムバラード「Running」を歌い上げたJO1は、間髪入れずに「GO」を続け、ライブを行うごとにますます研ぎ澄まされていく一糸乱れぬダンスを披露。アウトロになるとメンバーがじゃれ合いながら扉の奥に消えていき、ワームホールに入り込んでしまって慌てふためく豆原一成と大平祥生の映像がスタートした。ワームホールに入るとタイムスリップしてしまうということで、2人は過去と未来のどちらに行くべきか、JAMにチャットで意見を求める。その結果、JO1は高校時代に戻ることになり、制服姿でステージに姿を現した。舞台にスタンバイした11人は、青春感あふれるナンバー「やんちゃ BOY やんちゃ GIRL」を元気いっぱいにパフォーマンス。さらに與那城奨が作詞に参加し、川尻蓮が振り付けを担当した「My Friends」で軽快にステップを踏む。タイムトラベルでメンバーが高校の入学式に戻ってしまったという設定のバラエティコーナーも設けられ、11人は初対面の設定で和気あいあいと自己紹介し合った。
「続いてはJAMが楽しみにしていたステージです」という金城碧海の曲振りで始まったのは、「PRODUCE 101 JAPAN」のファイナル評価の課題曲であり、人気曲である「YOUNG」。前回のオンラインライブのセットリストに入っていなかったこの曲をJO1はひさしぶりにパフォーマンスしてJAMを喜ばせた。その後、白い衣装にチェンジしたメンバーはチェアに座り、バラードナンバー「Voice(君の声)」で美しい歌声を響かせる。「 Be With You(足跡)」では11人が円になって向かい合い、夢を追うメンバーの軌跡と重なる言葉をしっとりと歌い上げた。「PLANET OF JO1」、ワームホールに続き、JO1とJAMは3つ目の舞台「GALAXY OF DREAM」にたどり着く。ここでは星座占いによる11人それぞれの今年の運勢が発表された。続いてJO1は星座が輝くステージに立ち、1月に配信リリースしたばかりの新曲「伝えられるなら」を歌唱。JAMへの感謝の思いを込めるようにじっくりと歌を届け、パフォーマンスが終わるとメンバーは「JAM、愛してるよ!」と力いっぱい叫んだ。
危険地帯だという次の惑星「RED GIANT」で披露されたのは「Safety Zone」。色気のあるダンスとともに“君”への強い愛を表現したメンバーは、雄々しいダンスとパワフルなラップが際立つ「So What」を続けた。さらにここでステージの後ろにバックバンドが登場。バンドの迫力のある生演奏に乗せて、11人は「GrandMaster」をエネルギッシュにパフォーマンスした。生のバンドサウンドを交えるというJO1にとって新しい試みにメンバーは高揚した様子。リーダーの與那城は「こうやって地球と宇宙をつないでくれたみんなに感謝。宇宙という無限の空間が広がっている中で一緒に楽しめたのは夢のようだよね。僕たちと一緒に楽しんでくれて、JAMのみんな、ありがとう」と感謝を述べた。ラストナンバーは2ndシングル曲「OH-EH-OH」。重厚感のあるバンド演奏をバックに、11人は力強いパフォーマンスを繰り広げた。
ここで旅行は終了してしまうかと思いきや、画面に「旅をここで終わりにしますか?」僕たちとまた一緒に遊ぶ?」という文字が表示される。チャット欄にアンコールを求めるJAMの声があふれ返ると、ステージに再びJO1が登場した。JO1は「PRODUCE 101 JAPAN」のテーマ曲であり、彼らにとって始まりの歌「ツカメ~It's Coming~」を生き生きと披露。與那城の「僕たちを呼ぶ、JAMの声が宇宙全体に響いていましたよ。皆さんのおかげで僕たちは最後の惑星の『JAM』に無事たどり着くことができました」という言葉とともにメンバーは最終地のステージを踏みしめた。4月28日に3rdシングルをリリースするという新たな情報を発表したJO1は、最後にデビューシングル曲「無限大」をパフォーマンス。JAMと惑星を巡る壮大な“宇宙旅行”を終え、次なる場所へと向かって行った。
JO1「STARLIGHT DELUXE」2021年2月20日 セットリスト
01. Starlight
02. Shine A Light
03. MONSTAR
04. Running
05. GO
06. やんちゃ BOY やんちゃ GIRL(
07. My Friends
08. YOUNG(JO1 ver.)
09. Voice(君の声)
10. Be With You(足跡)
11. 伝えられるなら
12. Safety Zone
13. So What
14. GrandMaster(JO1 ver.)
15. OH-EH-OH
<アンコール>
16. ツカメ~It's Coming~(JO1 ver.)
17. 無限大
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JO1が無限の空間広がる宇宙へ、JAMと一緒に惑星を巡る https://t.co/eexhIbB8VC