あけましてオメガトライブ！ベッド・イン、チン年おギグで石島の門出祝福

ベッド・インのイベント「ドキッ！ベッド・インの新年会！トーク＆おギグ2021 ～石島、スローセックスやめるってよ～」が1月7日に東京・新代田FEVERで開催された。

彼女たちにとって2021年姫始めのイベントとなったこの企画はワンマンおギグ、トークコーナーの2部構成。ベッド・イン流の“チン年会”と、1月いっぱいでバックバンド・パートタイムラバーズを卒業するスローセックス石島（Dr）のお別れ会を兼ねた公演となった。

おギグパートでは、石島が“チンキング”したセットリストをもとにパフォーマンスを展開。前半ではアーバンなR＆Bチューン「Kiss Me Kiss Me」、トレンディドラマの登場人物を彷彿とさせる女性の日々を歌った「シティガールは忙しい」など、大人の“イキフン”あふれる楽曲が次々と演奏された。「あけまして、オメガトライブー！」と性徒諸クン（ベッド・インのファンの呼称）たちに新年の挨拶をしたベッド・インは、「声を出せないプレイを守ってくれて、お利口さん……！」「マスク越しでもHow many いい顔、見えてるよー！」と感染対策のルールを遵守するオーディエンスに向け、熱いモーションをぶっかけた。

昨年11月のワンマンおギグ「スペシャル☆バブルナイト」で初披露されたばかりの新曲「GALAXY POLICE ～夜を飛び越えて～」を挟み、後半では「SEXY HERO」「SHOW ME POWER」とハードロック調のナンバーを中心にプレイ。そんな中「男はアイツだけじゃない」披露後の生着替えコーナーでは、石島1人で“クンピ色”懇願コールを行うことに。さらに石島は生着替え用のカーテンを持つ“ベンリ君”も務め、その間のドラム演奏はベッド・インのマネージャー、スポネット北岡が担当するというサプライズもあった。

彼女たちの代表曲とも言える「♂×♀×ポーカーゲーム」の演奏を終えたあとは、スポネット北岡による進行のもと、ベッド・インとパートタイムラバーズによるトークコーナーへと突入。6人が正月は何をしていたか語り合う中、益子寺かおり（Vo）は「いっぱいパックンチョして体を大きくしてきました」「今年はウチら、どんどん大きくなるから。みんな見てて……！」と力強く宣言した。

さらにトークコーナーでは、石島による持ち込み企画「ベッド・インの最初期解説」も用意された。この企画では結成当初からベッド・インに関わっている石島が、初期のさまざまな出来事を紹介。初おギグを行った東京・音処 手刀出演時の写真や、初めてアイドル枠で出演したイベント「第1回チキチキ・ひな地獄フェスティバル！」、演奏した18曲のうち14曲がカバーだった初ワンマンおギグ「ボディコン反逆ナイト ～売切れなかったらバブル崩壊おギグ！～」などを振り返った。その途中で2015年開催の「AOMORI ROCK FESTIVAL～夏の魔物～」の話題になると、中尊寺まい（Vo, G）は出演時、肺炎をこじらせていたため、あばら骨にひびが入っていたことを明かすなど、貴重なエピソードも多数飛び出した。

イベントも終盤に差し掛かると、まいとかおりはサプライズとして卒業証書と、かおり入魂の描き下ろしイラストを石島にプレゼント。2人は「下半身も体も、バンドマンとしても大きくなれよ」「次は対バンだ！」と激励し、石島の卒業を温かく祝福した。トークコーナーの最後は、全員で今年の抱負を書き初めで発表。「初志貫徹」「枯木竜吟」「新しい生活」「抱き初め」「暴淫棒触」「心のポルチオ性感帯」と個性豊かなワードとともに目標を語り合った。そして名残惜しいムードを吹き飛ばすように、ラストはベッド・インと石島が初ライブから演奏してきた思い出のナンバー「私は嵐」「限界LOVERS」を披露。2021年の“膜開け”と石島の門出をにぎやかに彩った。

ベッド・インは1月23日に東京・吉祥寺CLUB SEATAで行われる「DAIGOFEST vol.13」に出演。この公演が石島の卒業前最後のおギグとなる。またStreaming+では「ドキッ！ベッド・インの新年会！」のアーカイブ映像を1月14日23:59まで配信中。さらに2、3月には東名阪ツアー（タイトル未定）を行う予定で、こちらの詳細は後日発表される予定だ。