「幸せにするぜ!」GLAY武道館2DAYSは熱狂の渦に

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GLAYの全国ツアー「GLAY LIVE TOUR 2010-2011 ROCK AROUND THE WORLD」アリーナ公演が、11月10日よりスタート。11月16日・17日には日本武道館で2DAYS公演が行われた。

GLAYとは?

北海道函館市出身の4人組ロックバンド。TAKURO(G)とTERU(Vo)を中心に1988年に活動を開始し、1989年にHISASHI(G)、1992年にJIRO(B)が加入して現在の体制となった。1994年にシングル「RAIN」でメジャーデビュー。1996年にはシングル「グロリアス」「BELOVED」が立て続けにヒットし、1997年に12枚目のシングル「HOWEVER」がミリオンセールスを記録したことでトップバンドの仲間入りを果たす。1999年7月には千葉・幕張メッセ駐車場特設会場にて20万人を動員するライブを開催し、当時有料の単独ライブとしては日本最多観客動員を記録する。2010年4月には自主レーベル「loversoul music & associates」(現:LSG)を設立。メジャーデビュー20周年となる2014年には宮城・ひとめぼれスタジアム宮城にて単独ライブ「GLAY EXPO 2014 TOHOKU」を行った。デビュー25周年を迎えた2019年より「GLAY DEMOCRACY」をテーマに精力的な活動を展開。10月にアルバム「NO DEMOCRACY」を、2020年3月にベストアルバム「REVIEW II -BEST OF GLAY-」をリリースした。デビュー30周年を迎える2024年は、周年のテーマとして「GLAY EXPO」を掲げて活動中。5月にシングル「whodunit-GLAY × JAY(ENHYPEN)- / シェア」を発表し、6月に埼玉・ベルーナドームで単独公演「GLAY 30th Anniversary GLAY EXPO 2024-2025」を行い、10月に4年ぶりとなるアルバム「Back To The Pops」をリリース。11月から全国アリーナツアーを開催する。

今回の武道館公演では約2時間半にわたり、アンコールを含めて全23曲を披露したGLAY(写真は16日の模様)。

今回の武道館公演では約2時間半にわたり、アンコールを含めて全23曲を披露したGLAY(写真は16日の模様)。

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彼らの武道館ライブは2009年12月の「GLAY ARENA TOUR 2009 THE GREAT VACATION」以来、約1年ぶり。16日の公演には1万人以上のファンが集結。「ROCK AROUND THE WORLD」というツアータイトルにふさわしいダイナミックなオープニング映像には、場内から大歓声が起こった。

TERU(Vo)は「OK、武道館! 今日も最高の夜にしようぜ!」と叫び、オーディエンスを煽る。「3年9カ月ぶりのアルバムからたくさんやりたいと思います。みんなしっかり覚えてきた?」と語りかけながら、最新アルバム「GLAY」の楽曲を中心としたセットリストで会場を沸かせた。

中盤の「遥か…」の前にはTERUが「TAKUROが20歳のころに書いた曲が、十数年を経てこんな素晴らしい曲になりました」と紹介。柔らかく美しい音色で会場を酔わせた。一方「Precious」では、アルバム音源からさらにスケールアップしたバンドサウンドを展開。武道館を揺らす力強い音とTERUの熱唱に、ファンも息を呑んで聴き入っていた。

本編後半では「過去の曲たちも、こうしてたくさんの人に聴いてもらえるとうれしいと思います」という紹介とともに、バラードからアッパーなロックチューンまで幅広い過去曲を披露。アルバムの楽曲に引っ張られるようにブラッシュアップされたアレンジで、満員のオーディエンスを楽しませた。

武道館2日目の17日は、冬を思わせる寒波に見舞われながらも会場に熱気が満ちる一夜となった。オープニングでTERUは「今日はお前らのすべてを受け止めてやる!」と煽り、場内を熱狂させる。そして「『GLAY』というアルバムの曲たちはまだ産まれたての子供なんです。みなさんはお父さんお母さんです、このアルバムを成長させてください(笑)」と、ひさびさのオリジナルアルバムへの愛情を語った。

そんなアルバム収録曲「風にひとり」では、アリーナならではの豪華かつダイナミックな演出でオーディエンスを驚かせる。また、「Satellite of Love」はバンドの枠を超えた壮大なアレンジで、楽曲の世界観をじっくりと全観客に届けることに成功していた。

TERUの「俺たちは今、俺たちにしか出せない音を出していると思います。全身全霊で伝えている音を受け取ってほしいです」という言葉の後、ライブは終盤戦へ。TAKURO(G)とHISASHI(G)のエモーショナルなギターが各曲で炸裂し、JIRO(B)もジャンプを繰り返しながら強力なグルーヴを生み出し続けた。

アンコールではTERUがオーディエンスに向かって「来てくれてるみんなを本気で幸せにしたいといつも思ってます。たまにはこんなバンドがいてもいいんじゃない?(笑) 幸せにするぜ!」と宣言してから4曲を披露し、ファンを熱狂させた。年内最後の東京公演を終えたメンバー4人は、改めて会場に挨拶。「少し長い旅になりますけど、来年の横浜アリーナとさいたまスーパーアリーナで会いましょう。行ってきます!」とTERUが叫ぶと、1万人から「いってらっしゃい!」という声が飛んだ。

今回のアリーナツアーは2011年2月まで、21公演を実施。ツアーファイナルは2月5日・6日にさいたまスーパーアリーナで行われる。

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音楽ナタリー @natalie_mu

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