5畳半から武道館へ!imase初武道館ライブが大団円に「最高にいい1日になりました」

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imaseのワンマンライブ「imase LIVE "Have a nice day" in NIPPON BUDOKAN」が7月25日に東京・日本武道館で行われた。

imase(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

imase(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

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音楽活動開始1年足らずでTikTokから人気に火がつき、2022年に発表した「NIGHT DANCER」のバイラルヒットで、瞬く間に令和を代表するアーティストとなったimase。今年に入ってからもその勢いを落とすことなくライブとリリースを重ねてきた彼は、この日初めて武道館のステージに立ち、全23曲を晴れやかなパフォーマンスで届けた。

今日の目標はたった1つです

「imase LIVE "Have a nice day" in NIPPON BUDOKAN」の様子。(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

「imase LIVE "Have a nice day" in NIPPON BUDOKAN」の様子。(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])[拡大]

「imase LIVE "Have a nice day" in NIPPON BUDOKAN」の様子。(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

「imase LIVE "Have a nice day" in NIPPON BUDOKAN」の様子。(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])[拡大]

オープニングで会場のスクリーンに映し出されたのは、imaseが起床後からDTMに取り組むまでのルーティンを主観視点で捉えた映像。その内容とリンクするように、椅子に腰掛けたimaseがメインステージから延びる花道の先にあるサブステージに登場し、パットを叩きながら「アナログライフ」でライブをスタートさせた。ひと際大きな歓声が上がった「NIGHT DANCER」ではダンサーのHoodie famを迎えたエネルギッシュなステージが繰り広げられ、武道館は一気にダンスフロアさながらの華やかさに包まれる。そんな温かなムードから一転、「LIT」では「そんなもんですか日本武道館!? 気付いたらあっという間に終わっちまうぜ! 盛り上がっていけんのか!?」とimaseが観客を焚きつけ、生バンドとのアグレッシブなステージで会場を沸かせた。

「今日の目標はたった1つです。それはみんなにとって、そして自分にとって『いい1日』にすることです。ぜひともみんなで今日という日を、この時間を、この一瞬を、今を、最高に生きて楽しみましょう」と呼びかけたimaseは「Shine Out」でパフォーマンスを再開。EDMや2ステップ、ヒップホップの要素を取り入れたナンバーを立て続けに披露していく。「Nagisa」「ヒロイン」では観客と一緒にジャンプをしたりタオルを振り回したりと、全身を使ったパワフルなパフォーマンスで客席を盛り上げた。

ライブ中盤には、imaseとサポートメンバーがサブステージへ移動し、アコースティックセッションを展開。ただのアコースティック編成にとどまらず、電子ドラムやエレクトリックピアノを交えた新しいアプローチで「I say bye」「でもね、たまには」を穏やかなムードで届けた。メインステージに戻った彼らは「逃避行」をライブならではのノイジーなアレンジで演奏。その勢いのまま力強いロックナンバー「Dried Flower」を畳みかけ、普段の柔らかな雰囲気とは異なるダークな一面も見せつけた。

笑いあり、涙ありのフィナーレ

「imase LIVE "Have a nice day" in NIPPON BUDOKAN」の様子。(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])

「imase LIVE "Have a nice day" in NIPPON BUDOKAN」の様子。(Photo by Viola Kam[V'z Twinkle])[拡大]

「imase LIVE "Have a nice day" in NIPPON BUDOKAN」の様子。(撮影:橋本優)

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バズーカを持つimase。(撮影:橋本優)

バズーカを持つimase。(撮影:橋本優)[拡大]

ここで、このライブが残りわずかとなったことをimaseが明かすと、客席からは名残惜しそうな「えー」の声が。imaseは「初めからやって!」というファンからの無茶振りにツッコミを入れつつも「曲数も少なくなってきましたので、ぜひとも1曲も逃さずちゃんと聴いて、みんなと一緒に楽しめたらうれしいです」と語りかけた。そんな言葉を経て演奏されたのは「EGOIST」。この曲からブラス隊が加わったことで、武道館のステージはさらに華やかさを増していく。「FRIENDS!!!」ではimaseがバズーカを使って客席にプレゼントを飛ばす、この日ならではのサプライズも。会場中央のサブステージから2階席まで届く想定外の飛距離に、imaseは「そんな飛ぶ!? ええ!?」と驚いた様子を見せ、会場を笑いで包んだ。

「皆さん、いい1日になりましたか? 僕はみんなのおかげで最高にいい1日になりました。ありがとうございます」とファンに感謝を伝えたimase。彼は「人生最悪の日も生きていたらあると思います。それでもいいと思います。『明日こそ、いい1日になったら』という希望を持って生きていけたら、それだけで素晴らしいと思います。そうやって歩んだ人生から振り返ってみると、人生最悪の日もすごく充実していて、自分にとって素敵な日になっているに違いないと思います」と思いを語った。本編最後に披露されたのは、公演タイトルにも冠されたデビュー曲「Have a nice day」。imaseが時折涙で声を詰まらせながら「一緒に歌いましょう」と呼びかけると、ファンたちによる目一杯の大合唱が武道館に響き渡った。

みんなのおかげでいい1日になりました

「imase LIVE "Have a nice day" in NIPPON BUDOKAN」の様子。(撮影:橋本優)

「imase LIVE "Have a nice day" in NIPPON BUDOKAN」の様子。(撮影:橋本優)[拡大]

「imase LIVE "Have a nice day" in NIPPON BUDOKAN」の様子。(撮影:橋本優)

「imase LIVE "Have a nice day" in NIPPON BUDOKAN」の様子。(撮影:橋本優)[拡大]

アンコールでは自身初となるフォトブックの発売が決定したことを発表したのち、リリースしたばかりの新曲「ミスター・ムーンライト」を披露し、会場を沸かせたimase。岐阜出身の彼は、5畳半の部屋で音楽を作り、SNSに投稿したことから始まった自身のキャリアを振り返り、「まさか武道館でライブができるなんて、本当に予想してなかったです。本当に幸せなことだなと感じています」と感慨深そうな表情を浮かべた。そしてラストは、初めて自分自身のことを歌詞につづったという「BONSAI」を熱唱。「みんなのおかげでとっていい1日になりました。また元気で必ずお会いしましょう」とファンに感謝を伝え、幸福感に満ちあふれたステージをあとにした。

セットリスト

imase「imase LIVE "Have a nice day" in NIPPON BUDOKAN」2025年7月25日 日本武道館

01. アナログライフ
02. メトロシティ
03. NIGHT DANCER
04. LIT
05. Shine Out
06. Rainy Driver
07. Pale Rain
08. 惑星ロマンス
09. Nagisa
10. ヒロイン
11. I say bye
12. でもね、たまには
13. 逃避行
14. Dried Flower
15. 名前のない日々
16. アウトライン
17. EGOIST
18. ユートピア
19. FRIENDS!!!
20. Happy Order?
21. Have a nice day
<アンコール>
22. ミスター・ムーンライト
23. BONSAI

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読者の反応

Yu Hashimoto|橋本優 @yuhashimoto_713

imase
日本武道館ライブの写真がナタリーより
沢山出ておりますので是非!📸 https://t.co/PgcdzGHGr3

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