今年の「リクアワ」はHKT48楽曲が初の1位に!AKB48新曲センターには山内瑞葵が抜擢

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1月19、20日に東京・TOKYO DOME CITY HALLでAKB48グループのイベント「リクエストアワー セットリストベスト50 2020」が開催された。

左からHKT48の田島芽瑠、田中美久、松岡はな。(c)AKS

左からHKT48の田島芽瑠、田中美久、松岡はな。(c)AKS

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「リクエストアワー」はファン投票で選ばれた楽曲をランキング形式でパフォーマンスする毎年恒例のイベント。今年は1月18日から26日まで開催中の「AKB48グループ2020TDCライブ祭り」の一環として行われた。対象楽曲は計1246曲で、1月19日公演では49位~26位、20日公演では25位~1位が発表された。

1日目

「リクエストアワー セットリストベスト50 2020」の様子。(c)AKS

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初日は獲得票数が同じだった「11月のアンクレット」「青春 ダ・カーポ」の2曲が49位になるという展開で幕開け。47位には毎年上位にランクインする「アイスのくちづけ」が入り、その変わらぬ強さに会場がざわつく中、センターを務める佐々木優佳里(AKB48)は「私はあなたを愛すのみ」というセリフで思わず照れ笑いした。NGT48の楽曲からはシングルのタイトル曲である「春はどこから来るのか?」が46位、「青春時計」が43位、「世界はどこまで青空なのか?」が42位に登場。かつてNGT48と兼任して活動していた柏木由紀(AKB48)もパフォーマンスに加わり、観客を盛り上げた。

左から鈴木優香、峯岸みなみ。(c)AKS

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ランキング次第で同じメンバーが連続してパフォーマンスすることもあり、衣装チェンジの時間をつなぐために行われる企画も「リクアワ」の見どころの1つ。次世代のバラエティメンバーを育成するためのサイコロトーク、AKB48各チームのキャプテンによる“2020年の最終兵器メンバー”のプレゼン、チーム8静岡新代表の鈴木優香をゲストに迎えての峯岸みなみによるトークショーなど、個性豊かなメンバーが48グループの魅力を伝える多彩なコーナーが設けられた。また柏木は「AKB48グループ2020TDCライブ祭り」でソロコンサートを行う田中美久(HKT48)、本間日陽(NGT48)、石田千穂(STU48)に公演内容を訊問。その一端を聞き出すことに成功し、ソロコンサートへの期待を高めた。

峯岸みなみ(AKB48) (c)AKS

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この日20歳の誕生日を迎えた松岡はな(HKT48)のソロ曲「女の子だもん、走らなきゃ!」は33位にランクイン。松岡は弾けるような笑顔でパフォーマンスを繰り広げ、ファンからの誕生日プレゼントに応えた。今春グループから卒業する峯岸がセンターの「逆転王子様」は31位に。1期生として長年AKB48を支えてきた峯岸への祝福を込め、客席からは盛大な「みーちゃん」コールが巻き起こった。そして初日を締めくくる26位の楽曲は、AKB48の16期生にとって原点とも言えるナンバー「抱きつこうか?」。山内瑞葵は「1日目の1位みたいでうれしかったです」と、「16期!」コールを叫ぶファンに感謝の気持ちを伝えた。

2日目

松井珠理奈(SKE48) (c)AKS

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2日目のオープニングナンバーである25位には「涙の表面張力」、続く24位には松井珠理奈(SKE48)のソロ曲「赤いピンヒールとプロフェッサー」がランクイン。ダンスナンバー2曲が続き、「涙の表面張力」では岡田奈々(AKB48 、STU48)らがキレのあるダンスを、「赤いピンヒールとプロフェッサー」では珠理奈がダンサーを引き連れてパフォーマンスを披露した。

「リクエストアワー セットリストベスト50 2020」の様子。(c)AKS

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ステージ上のひな壇でメンバーがランキング発表やパフォーマンスを見守るのも「リクアワ」おなじみの光景。SKE48「Vacancy」、STU48「夢力」、HKT48「Chain of love」、NGT48「下の名で呼べたのは…」と各グループの楽曲が入れ替わるように登場する中、メンバーたちはグループの垣根を越え、ファンの一員となって手拍子したり、コールを送ったりと笑顔でイベントを楽しむ。トークコーナーでは須田亜香里(SKE48)から締めのコメントをお願いされた村重杏奈(HKT48)が、「今日、出る曲1曲もない!」と衝撃の告白。2008年から続く「リクアワ」史上初めて、メンバーの口からランキングのネタバレとなる発言が飛び出した。

柏木由紀(AKB48) (c)AKS

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その後、柏木による「夜風の仕業」、須田による「今の私じゃダメなんだ」といったソロ曲や、「恋するフォーチュンクッキー」などのシングル曲がランキングを彩り、ついにイベントはトップ10の発表へ。10位には毎年上位に入るNGT48の代表曲「Maxとき315号」がランクインし、安定の強さを見せる。8位の「僕たちは 今 話し合うべきなんだ」では岡田と村山彩希(AKB48)の歌唱に柏木が加わり、美しいハーモニーが響き合った。また7位に入ったHKT48の2期生の楽曲「僕らのStand By Me」では、HKT48からSKE48に移籍した谷真理佳もひな壇からパフォーマンスの輪に加わり、メンバーとランクインの喜びを分かち合った。

「今日は負けでもいい」を披露するNGT48研究生。(c)AKS

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HKT48の4期生による「さくらんぼを結べるか?」が5位、横山由依(AKB48)のソロ曲「月と水鏡」が4位として発表され、いよいよランキングはトップ3を残すのみ。3位には昨年1位のチーム8の「47の素敵な街へ」がランクインし、東京代表の小栗有以が「素敵な景色を見ることができてうれしかったです。新しいメンバーも入ったので、2020年のチーム8もよろしくお願いします!」とさらなる躍進を誓った。続いてNGT48研究生の楽曲「今日は負けでもいい」が、昨年の13位から一気に順位を上げて2位に。メンバーを代表して挨拶をする予定だった安藤千伽奈が涙で言葉を詰まらせると、高橋七実が「『これを機会にNGT48の研究生を知ってほしい』ってさっき話し合ったんだよね」と優しくサポートし、結束の強さをうかがわせた。そして栄えある1位に輝いたのは、HKT48の田中、松岡、田島芽瑠によるユニット曲「ロマンティック病」。パフォーマンス中には田中が「美久にとって大切な曲が皆さんにとっても大切な曲になったらうれしいです! みんな大好きだよー!」と叫び、感謝の気持ちを全身で表現した。ひな壇にいたHKT48メンバーも3人を囲み、HKT48の楽曲が初めて「リクアワ」で1位になったことを喜び合った。

山内瑞葵(AKB48) (c)AKS

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すべてのランキングが発表されたあとのアンコールでは、3月18日にAKB48の57枚目のシングルがリリースされることが明らかに。モニタに選抜メンバーの名前が次々に映し出され、センターには山内が抜擢された。先輩や仲間たちに祝福の声をかけられながらステージ中央に移動した山内は、総監督の向井地美音に意気込みを聞かれ、「本当に今の状況を理解できていない状況で……。私は入っていないのかなって思ったら、まさかの(センターが)私だったので、 本当に震えが止まらないんですけど、選んでいただいたからには本当に全力で、必死に、私らしく、前向きに、AKB48を楽しく、元気に……皆さんに見てもらえるようにがんばりたいと思います! ありがとうございます!」と、たどたどしくもしっかりと自身の思いを語った。

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「リクエストアワー セットリストベスト50 2020」2020年1月19日 TOKYO DOME CITY HALL セットリスト

49位 11月のアンクレット
48位 青春 ダ・カーポ
48位 カモミール
47位 アイスのくちづけ
46位 春はどこから来るのか?
45位 Show fight!
44位 動機
43位 青春時計
42位 世界はどこまで青空なのか?
41位 抑えきれない衝動
40位 それでも彼女は
39位 ジッパー
38位 出航
37位 滑り台から
36位 光と影の日々
35位 流れ星に何を願えばいいのだろう
34位 だらしない愛し方
33位 女の子だもん、走らなきゃ!
32位 会いたくて嫌になる
31位 逆転王子様
30位 法定速度と優越感
29位 モニカ、夜明けだ
28位 ジャーバージャ
27位 哀愁のトランペッター
26位 抱きつこうか?
<アンコール>
01. 愛する人
02. 恋するフォーチュンクッキー

「リクエストアワー セットリストベスト50 2020」2020年1月20日 TOKYO DOME CITY HALL セットリスト

25位 涙の表面張力
24位 赤いピンヒールとプロフェッサー
23位 Vacancy
22位 さよならサーフボード
21位 夢力
20位 Chain of love
19位 下の名で呼べたのは…
18位 夜風の仕業
17位 今の私じゃダメなんだ
16位 桜色の空の下で
15位 やさしさの稲妻
14位 クロス
13位 真っ赤なアンブレラ
12位 夢は逃げない
11位 恋するフォーチュンクッキー
10位 Maxとき315号
9位 パッションフルーツの秘密
8位 僕たちは 今 話し合うべきなんだ
7位 僕らのStand By Me
6位 夢の階段を上れ!
5位 さくらんぼを結べるか?
4位 月と水鏡
3位 47の素敵な街へ
2位 今日は負けでもいい
1位 ロマンティック病
<アンコール>
01. 愛する人
02. 恋するフォーチュンクッキー

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