BARBEE BOYSとOKAMOTO'Sが「C'm'on Let's go!」ライブナタリー新企画で夢の競演

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ライブナタリーが主催するライブイベント「RESPECT! Vol.1」が10月30日に東京・チームスマイル・豊洲PITで開催された。

「ライブナタリー Presents RESPECT! Vol.1」アンコールの様子。(撮影:相澤心也)

「ライブナタリー Presents RESPECT! Vol.1」アンコールの様子。(撮影:相澤心也)

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「RESPECT!」は“尊敬するアーティストとの競演”をテーマに掲げた新イベント。第1回には昨年8年ぶりに再結集したBARBEE BOYSと、過去にバービーの杏子(Vo)、いまみちともたか(G)と楽曲「あなたにアディクション」で共演したOKAMOTO'Sによるツーマンライブが繰り広げられた。

BARBEE BOYS(撮影:相澤心也)

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先攻を務めたBARBEE BOYSはステージに現れるやいなや、フロアからたくさんの歓声を浴びた。そんな中バービーが最初に届けたのは、2009年開催のツアー「Re:BARBEE BOYS」の東京公演でも1曲目に披露された「ノーマジーン」。彼らは切なさあふれるこの楽曲でオーディエンスを歓迎した。続く「使い放題tenderness」ではイマサ(いまみちともたか)のソリッドなギターフレーズが炸裂し、「勇み足サミー」では杏子がセクシーに踊って観客を魅了。そして彼らの代表曲とも言える「目を閉じておいでよ」へとなだれ込むと、客席は拳を突き上げる人たちでいっぱいに。この曲ではKONTA(Vo, Sax)と杏子は熱い掛け合いを交わしつつ、伸びやかな歌声をフロアに響かせた。

BARBEE BOYS(撮影:相澤心也)

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“女ぎつね”にちなみ、観客たちがキツネのハンドサインを掲げた「女ぎつねon the Run」の演奏が終わると、杏子は「夢は叶うね。ずっとバービーとOKAMOTO'S、ガチでライブをやりたいって思ってた」と明かす。このことは過去のライブでも話題にしていただけに、杏子はしみじみと感じ入りながら喜びを語った。後半に差しかかるにつれて5人のパフォーマンスは勢いを増していき、「負けるもんか」ではENRIQUE(B)がステージ中を動き回って観客に微笑みかけたり、杏子が小沼俊明(Dr)の後ろでダンスしたりと、自由奔放なステージングを展開。KONTAがサックス、イマサがギターで熱い掛け合いを行った「翔んでみせろ」が終わると、バービーは映画「男と女」のテーマソングをバックに舞台を去った。

OKAMOTO'S(撮影:相澤心也)

OKAMOTO'S(撮影:相澤心也)[拡大]

OKAMOTO'Sはまずストレートなロックサウンドが特徴的な「Dreaming Man」で会場の雰囲気を一転させた。冒頭でオカモトショウ(Vo, G)とハマ・オカモト(B)は「ねえ、ヤバかったね……」「出づらいぜ!?」とバービーのパフォーマンスに圧倒されていたが、グルーヴィなセッションが展開される「うまくやれ」では盛んにコール&レスポンスを行い、大勢のオーディエンスを惹き込んでいく。一方オカモトコウキ(G, Vo)がメインボーカルを務めた「なんかホーリー」では、彼の甘い歌声と軽快なカッティングギター、オカモトレイジ(Dr)のキレあるドラミングが絶妙に絡み合い、さわやかなムードが生み出された。

OKAMOTO'S(撮影:相澤心也)

OKAMOTO'S(撮影:相澤心也)[拡大]

メンバー全員がバービーに強く影響を受けたというOKAMOTO'Sだが、中でもハマは率先してバービーのエピソードを語るなど興奮を抑えきれない様子を見せた。彼は今回の競演に関して、「今日はバービーのファンが多いと思うんですけど、簡単には『カッコいい』とは言わないだろうし、『後輩バンドだから温かく観てやろう』とか、そんなガバガバではないはずです」とファンならではの心情を明かしつつ、「それでも、こんなにたくさんの人が観てくれて本当にうれしいです」と笑みを浮かべる。さらにハマは昨年からのバービーの活動について語り出すと止まらなくなり、「こんなに長くバービーのことでMCできるバンド、たぶんいないです!」「カバーとか失礼になるからできない!」とその愛を爆発させた。ファン同士ならではの一体感が生まれる中、最後にOKAMOTO'Sは渋さあふれるR&Bチューン「90'S TOKYO BOYS」で堂々と出番を終えた。

「ライブナタリー Presents RESPECT! Vol.1」アンコールの様子。(撮影:相澤心也)

「ライブナタリー Presents RESPECT! Vol.1」アンコールの様子。(撮影:相澤心也)[拡大]

アンコールでは2組のコラボステージが用意され、まずはOKAMOTO'Sとイマサが「Hole」を披露。「OKAMOTO'Sの5人目のメンバーになります!」と気合十分に語ったイマサはコウキと熱いギターセッションを繰り広げ、合間には2人で笑みを浮かべる場面もあった。さらに「あなたにアディクション」では杏子の力強いボーカル、KONTAのテクニカルなサックスも加わり、観客たちのテンションをより高めていた。そして全員参加となった「C'm'on Let's go!」では各楽器別のソロパートを挟み、最後はKONTA、杏子、ショウが熱くシャウト。互いの“RESPECT”に満ちたパフォーマンスでフィナーレを彩った。

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「ライブナタリー Presents RESPECT! Vol.1」2019年10月30日 チームスマイル・豊洲PIT セットリスト

BARBEE BOYS

01. ノーマジーン
02. 使い放題tenderness
03. 勇み足サミー
04. 目を閉じておいでよ
05. あいまいtension
06. 女ぎつねon the Run
07. 三日月の憂鬱
08. 負けるもんか
09. 翔んでみせろ

OKAMOTO'S

01. Dreaming Man
02. うまくやれ
03. Border Line
04. なんかホーリー
05. BROTHER
06. ROCKY
07. 90'S TOKYO BOYS

アンコール

OKAMOTO'S、いまみちともたか
01. Hole

OKAMOTO'S、いまみちともたか、KONTA杏子
01. あなたにアディクション

OKAMOTO'SBARBEE BOYS
01. C'm'on Let's go!

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いまみちともたか @chordstroke

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