新生SAKA-SAMA、nuance招いたお披露目ライブで新曲4曲披露「みんなが楽しい場所に」

SAKA-SAMAが昨日8月26日に東京・AKIBAカルチャーズ劇場で新体制お披露目ライブを開催した。

8月17日に行われたワンマンライブをもってメンバー4名が卒業し、唯一残ったオリジナルメンバーかつリーダーの寿々木ここねがサポートメンバーとして朝倉みずほ（ATOMIC MINISTRY、ex. THERE THERE THERES）を迎えて新体制となったSAKA-SAMA。そのお披露目ライブは横浜を拠点とするアイドルグループ・nuanceとのツーマンライブとして行われた。

先攻を務めたnuanceはポエトリーリーディング曲「town」が流れる中、椅子を手にして1人ずつステージに登場。横並びになって椅子の上に立つと「cosmo」でライブの幕を開け、ラップ調の歌い出しから加速するパフォーマンスで観客のテンションを徐々に高めていく。その勢いのまま4人はキュートなテクノポップナンバー「Love chocolate?」を披露。さらに「ミライサーカス」「セツナシンドローム」とキラーチューンが連発されると、高揚したファンの歓声が会場に鳴り響いた。その後もnuanceはMCを挟まずノンストップでライブを展開。「tomodachi」「ヒューマナイズド・ヒューマノイド」とアッパーチューンを畳みかけ、ラストは「タイムマジックロンリー」でフロアを沸かせてSAKA-SAMAにバトンをつないだ。

舞台袖から気合いを入れるメンバーのかけ声が響くと、拍手と歓声の中、新衣装をまとった寿々木と朝倉がステージに現れる。一体SAKA-SAMAのどの曲を歌うのかと観客が身構える中、2人が歌い始めたのは初披露となる新曲「わたしたちの地図」。観客の誰もが初めて聴く曲ながら、KOTOのプロデュースで知られる佐々木喫茶が手がけたカラフルなサウンドでフロアは大いに盛り上がる。さらにSAKA-SAMAは「タイミング」「空耳かもしれない」とポップな新曲を連続で披露。新体制の始まりを観客に強く印象付けていった。

MCでは寿々木が新体制のSAKA-SAMAについて「みんなが楽しい場所にできたらいいなと思います」と語り、朝倉も「ナイスサポートしていきます」と意気込む。その後ゆるいトークで場内に和やかなムードを生み出した2人は「パルピテーション・パルプフィクション」でライブを再開すると「マサカサカサマ」「朝日のようにさわやかに」とメンバーの変遷を経ながら歌い継がれてきたグループの代表的ナンバーをデュエット。最後は新曲「おやすみジュディ」をじっくりと聴かせてお披露目ライブを締めくくった。既存曲含め全曲が初披露となった朝倉は「練習中とか顔が死んでるよって言われて今日も顔が死んじゃうかなと思ったけど、みんなの顔見てたら大丈夫だった」と笑顔で感想をコメント。「これから新曲たちを“新”じゃなくしていくよね」と今後の目標を語った。

なおSAKA-SAMAは明日8月28日に東京・NEPOで行われるライブイベント「真夏のTRASH-UP!! ミーティング」に出演し、9月1日にはSHIBUYA CYCLONEで新体制始動記念のフリーライブを行う。一方、nuanceは10月5日に福岡・Buddy up!でワンマンライブを開催。その翌日10月6日には同会場で行われるライブイベント「君の“machi”、僕の“machi”」でSAKA-SAMAと競演する。