BiSH新たなステージへ、全国に笑顔届けた「LiFE is COMEDY TOUR」大盛況で終幕

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BiSHが本日7月3日に全国ツアー「LiFE is COMEDY TOUR」のファイナルとなる東京・Zepp Tokyo公演を開催した。

BiSH(Photo by Sotobayashi Kenta)

BiSH(Photo by Sotobayashi Kenta)

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BiSH史上最多となった全14カ所22公演のツアーと平行して、本日発売日を迎えたニューアルバム「CARROTS and STiCKS」に向けたプロジェクト「#BiSHアメトムチ」を4月より展開してきたBiSH。このツアーではアルバムのリリースを前に先行配信された作品「STiCKS」「CARROTS」の収録曲を織り交ぜたセットリストを用意し、各地のファンを喜ばせてきた。ツアーファイナルではBiSHと同じWACK所属のWAggがオープニングアクトとして登場。「GANG 2」「WACK is FXXK」の2曲を披露して会場を温め、メインアクトのBiSHにバトンを渡した。

ハシヤスメ・アツコとマッチョ29。(Photo by Sotobayashi Kenta)

ハシヤスメ・アツコとマッチョ29。(Photo by Sotobayashi Kenta)[拡大]

BiSHのステージはハシヤスメ・アツコが明日7月4日にリリースするソロデビューシングル「ア・ラ・モード」のミュージックビデオ上映でスタート。BiSHのメンバー、EMPiREのYU-Ki EMPiREとMiKiNA EMPiRE、筋骨隆々なマッチョ29のメンバーが出演している同MVの上映後、ハシヤスメは1人ステージに登場し、「ついにソロデビューが叶いました!」と喜びをあらわにした。その後、続々とメンバーがステージで合流し、コントを展開。コント終盤、キレ気味のアユニ・Dがハシヤスメに「ここで歌ってみろ」と進言すると、ハシヤスメはマッチョ29のメンバーをステージに迎え入れ、ピンクのサイリウムが揺れるフロアに向けて「ア・ラ・モード」を届けた。

BiSH「LiFE is COMEDY TOUR」Zepp Tokyo公演の様子。(Photo by Sotobayashi Kenta)

BiSH「LiFE is COMEDY TOUR」Zepp Tokyo公演の様子。(Photo by Sotobayashi Kenta)[拡大]

コント終了後、ライブモードにスイッチを入れたBiSHは、まずニューアルバムのリード曲「DiSTANCE」を披露。壮大なサウンドに乗せて力強い歌声を響かせ、コントの雰囲気から一転、しなやかなパフォーマンスを繰り出して観客の心をわしづかみにした。続けてアグレッシブな楽曲を畳みかけ、「MONSTERS」ではセントチヒロ・チッチが「まとめてかかってこいよ!」と勇ましく扇動し、「GiANT KiLLERS」ではアイナ・ジ・エンドが「東京! 東京! 東京! ファイナル!」と歌詞を替えて叫ぶなど、清掃員(BiSHファンの呼称)との熱いやりとりで序盤から場内のボルテージを急上昇させた。

BiSH(Photo by Sotobayashi Kenta)

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自己紹介のあとは新作から、ダークで狂気的な雰囲気を持った「FREEZE DRY THE PASTS」へ。この曲ではリンリンが椅子に座って鬼気迫るパフォーマンスを見せ、続く「遂に死」で狂騒に拍車をかける。続いて昨年の「第60回 輝く!日本レコード大賞」で新人賞に選ばれた際にも披露した楽曲「PAiNT it BLACK」や、BiSH史上最多の売上枚数を誇るシングル曲「stereo future」など人気曲を連投した。MCは主にツアー各地で味わった食べ物にまつわる思い出話に。その締めくくりとしてアユニは突然足踏みと手拍子をし始め、メンバーと共にQueenの「We Will Rock You」をワンフレーズ歌った。その流れを経て、BiSHは透明感のあるキャッチーな新作の収録曲「I am me.」を歌唱し、間髪入れずに「MORE THAN LiKE」を情感たっぷりに披露。さらに清涼感のある楽曲「HiDE the BLUE」で会場の一体感を一段と高めていった。

BiSH「LiFE is COMEDY TOUR」Zepp Tokyo公演の様子。(Photo by Sotobayashi Kenta)

BiSH「LiFE is COMEDY TOUR」Zepp Tokyo公演の様子。(Photo by Sotobayashi Kenta)[拡大]

さわやかな雰囲気から一転、ライブ後半には壮大なスケール感の「My Landscape」で凛とした空間を生み出したBiSH。チッチは「ツアーファイナルが誰かにとって忘れられない日になったらいいなと思ってます」と述べたほか、BiSHの最高傑作となるニューアルバムをリリースできたことをファンに改めて報告した。その後ライブは佳境を迎え、「プロミスザスター」「オーケストラ」とBiSHとファンにとって思い入れの深い代表曲が続けて届けられた。BiSHはその勢いを緩めずに「サラバかな」で大合唱を誘う。モモコグミカンパニーが「BiSHはみんなの笑顔が大好きです!」と呼びかけ、6人はラストナンバー「betutifulさ」を届けてステージをあとにした。

アンコールでは10月のホールツアー「NEW HATEFUL KiND TOUR」の開催が発表された。最後はメンバーを代表してチッチが万感の思いをファンに伝え、「ALL YOU NEED IS LOVE」でツアーを大盛況のうちに締めくくった。「NEW HATEFUL KiND TOUR」はバンド編成で行われるツアー。2020年1月22、23日の東京・NHKホールでの2DAYSライブまで全24公演が予定されている。

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「LiFE is COMEDY TOUR」2019年7月3日 東京都 Zepp Tokyo セットリスト

01. DiSTANCE
02. MONSTERS
03. GiANT KiLLERS
04. DEADMAN
05. FREEZE DRY THE PASTS
06. 遂に死
07. PAiNT it BLCK
08. stereo future
09. FOR HiM
10. I am me.
11. MORE THAN LiKE
12. HiDE the BLUE
13. My Landscape
14. SMACK baby SMACK
15. プロミスザスター
16. オーケストラ
17. サラバかな
18. beautifulさ
<アンコール
19. ALL YOU NEED IS LOVE

BiSH「NEW HATEFUL KiND TOUR」

2019年10月5日(土)埼玉県 越谷サンシティホール
2019年10月13日(日)熊本県 市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館)
2019年10月14日(月・祝)福岡県 福岡サンパレス ホテル&ホール
2019年10月18日(金)京都府 ロームシアター京都
2019年10月22日(火・祝)静岡県 沼津市民文化センター
2019年10月27日(日)香川県 レクザムホール
2019年11月3日(日・祝)愛知県 名古屋国際会議場センチュリーホール
2019年11月4日(月・振休)愛知県 名古屋国際会議場センチュリーホール
2019年11月9日(土)愛媛県 松山市民会館
2019年11月14日(木)東京都 オリンパスホール八王子
2019年11月16日(土)山口県 周南市文化会館
2019年11月17日(日)広島県 上野学園ホール
2019年11月23日(土・祝)石川県 本多の森ホール
2019年11月24日(日)長野県 ホクト文化ホール 大ホール
2019年11月29日(金)神奈川県 相模女子大学グリーンホール
2019年12月4日(水)東京都 東京国際フォーラム ホールA
2019年12月7日(土)北海道 札幌文化芸術劇場hitaru
2019年12月13日(金)宮城県 仙台サンプラザホール
2019年12月14日(土)岩手県 盛岡市民文化ホール 大ホール
2020年1月10日(金)兵庫県 神戸国際会館 こくさいホール
2020年1月11日(土)大阪府 オリックス劇場
2020年1月18日(土)栃木県 宇都宮市文化会館
2020年1月22日(水)東京都 NHKホール
2020年1月23日(木)東京都 NHKホール

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※記事初出時、公演情報に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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☆ysn☆1973(やっさん←) @SxKxA

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