西川貴教「俺がお前の夢になる!」決意新たな全国ツアー熱狂の中終幕

9

1410

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 349 867
  • 194 シェア

西川貴教が本名名義で初となる全国ツアー「Takanori Nishikawa LIVE TOUR 001[SINGularity]」の最終公演を、昨日6月20日に東京・Zepp Tokyoで開催した。

西川貴教「Takanori Nishikawa LIVE TOUR 001[SINGularity]」Zepp Tokyo公演の様子。(Photo by CHIE KATO[CAPS]) 

西川貴教「Takanori Nishikawa LIVE TOUR 001[SINGularity]」Zepp Tokyo公演の様子。(Photo by CHIE KATO[CAPS]) 

大きなサイズで見る(全10件)

西川貴教「Takanori Nishikawa LIVE TOUR 001[SINGularity]」Zepp Tokyo公演の様子。(Photo by CHIE KATO[CAPS]) 

西川貴教「Takanori Nishikawa LIVE TOUR 001[SINGularity]」Zepp Tokyo公演の様子。(Photo by CHIE KATO[CAPS]) [拡大]

3月にリリースした1stアルバム「SINGularity」を携えて行われた本ツアー。ライブは作品タイトルの「SINGularity」が意味する「技術的特異点(=人工知能(AI)が人類の知性を越える時点」をテーマに、西川と架空のAI「F.L.E.I.(フレイ)」が人間とAIの共存を模索しながら答えを導き出すというストーリーを軸に進行していった。

追加公演として最終日にセッティングされたZepp Tokyoでは、ステージ上に開演までの時間を刻むカウンターが表示されており、ライブを待ちきれないオーディエンスから“ターボ”コールが沸き起こるなど、フロアはすでに熱気で充満していた。開演まで3分を切ると「SINGularity」のSEに乗せてバンドメンバーの菰口雄矢(G)、二家本亮介(B)、山崎慶(Dr)、DJ Yamato(DJ)がステージに登場。カウンターがゼロを示し、観客の期待が最高潮に達したところでセット中央が開き西川が威風堂々と姿を現す。彼は「Roll The Dice」を猛々しく歌い上げると、「さあ、始めようか」と短く前置きして「Bright Burning Shout」を熱唱。西川の「いけるはずやろ、東京ー!」の声にオーディエンスは拳を挙げながら全力でレスポンスを繰り返した。

西川貴教「Takanori Nishikawa LIVE TOUR 001[SINGularity]」Zepp Tokyo公演の様子。(Photo by CHIE KATO[CAPS]) 

西川貴教「Takanori Nishikawa LIVE TOUR 001[SINGularity]」Zepp Tokyo公演の様子。(Photo by CHIE KATO[CAPS]) [拡大]

開始2曲をフルスロットルで披露した西川はMCで「一生の中でそんなにあるはずないのに、何度か経験している気がする(笑)。でも正真正銘、“西川貴教”として初めてのツアーです」と説明して笑いを取りつつ、「俺たちのツアーへようこそ! 俺のだけじゃない、俺とお前らの大切な夜です! 最後までよろしくお願いします!」と深々と頭を下げる。そしてAI「F.L.E.I.」に人間を理解させるべく、感情や魂といったものを熱く説き、「Hear Me」「REBRAIN In Your Head」、さらに西川がゲストボーカルとして参加したSawanoHiroyuki[nZk]の楽曲「NOISEofRAIN」を畳みかけた。しかし、ライブが進むにつれ「F.L.E.I.」は人間の感情は非合理的であり、「共存できそうもない」と西川を突き放す展開に。これに対し西川はシリアスなムードで「His/Story」「Elegy of Prisoner」を歌唱し、苦悩を表現する。その後、映像の中で対峙した「F.L.E.I.」からAIと共存する未来を託された西川は「できるかじゃない、やるんだ」と自分なりの答えを導き出すと、突き抜けるようなパワフルな歌声で「HERO」「UNBROKEN」を客席に届け、壮大な物語を結んだ。

西川貴教「Takanori Nishikawa LIVE TOUR 001[SINGularity]」Zepp Tokyo公演の様子。(Photo by CHIE KATO[CAPS]) 

西川貴教「Takanori Nishikawa LIVE TOUR 001[SINGularity]」Zepp Tokyo公演の様子。(Photo by CHIE KATO[CAPS]) [拡大]

西川が「夢を持てとは決して言わない。その代わり俺がお前の夢になってやる! 西川貴教、俺が『SINGularity』だ」と宣言するとライブは後半に突入。彼は「この瞬間、この場所に日本で一番でっかいクラブ作るぞ!」と叫び、前半でも披露した7曲をEDMアレンジで次々と繰り広げていく。最後にハイテンションなナンバー「BIRI x BIRI」で会場の熱気を最高潮に高めた西川は、「もう一度イチからのスタートになりますが、ほかのアーティストのファンをやってたら味わうことができない苦労です(笑)」「でもここにあるものは1つも変わっていません。ただお前らが大好きです!」と集まったファンにメッセージを贈り、温かい拍手と歓声の中でライブを終えた。

なおこのライブの模様は7月28日(日)にWOWOWで放送される。

関連する特集・インタビュー

この記事の画像(全10件)

西川貴教「Takanori Nishikawa LIVE TOUR 001[SINGularity]」2019年6月20日 Zepp Tokyo公演セットリスト

<前半>
01. Roll The Dice
02. Bright Burning Shout
03. Hear Me
04. REBRAIN In Your Head
05. NOISEofRAIN
06. awakening
07. Be Affected
08. His/Story
09. Elegy of Prisoner
10. HERO
11. UNBROKEN
<後半>
12. Roll The Dice
13. His/Story
14. REBRAIN In Your Head
15. Hear Me
16. HERO
17. Elegy of Prisoner
18. UNBROKEN
19. BIRI x BIRI

WOWOWライブ「西川貴教 Takanori Nishikawa LIVE TOUR 001 [SINGularity]」

2019年7月28日(日)17:00~19:00

全文を表示

読者の反応

  • 9

ヨハン @yohan0617

【ライブレポート】#西川貴教「俺がお前の夢になる!」決意新たな全国ツアー熱狂の中終幕(写真10枚) - 音楽ナタリー https://t.co/ZeUux7Kv4e

コメントを読む(9件)

リンク

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 西川貴教 の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。