3月発表の新作CD「UTOPIA」を携え、5都市でライブを行ってきたFINLANDS。
indigo la Endは「瞳に映らない」「夜汽車は走る」など、ノスタルジックな雰囲気あふれる楽曲を次々と披露。長田カーティス(G)の奏でるメロディアスなフレーズに川谷絵音(Vo, G)の柔らかなボーカルが絡み合うと、フロアは心地よいムードに包まれた。川谷はMCに入ると、2015年に開催した自主企画「エノンのやりたい放題 vol.2」でFINLANDSと初競演したことを話題に挙げ、「あれから1回も会ってないのに……なんで急に誘われたんだろう」と語って観客の笑いを誘う。続けて当時を振り返り、「QUATTROをソールドアウトできるようなバンドになって、本当によかったです」とFINLANDSの成長を喜んだ。そして後半はサポートメンバー佐々木みお(Cho)のコーラスが楽曲を妖しく彩る「見せかけのラブソング」、えつこ(Cho, Key /
FINLANDSは最新CD「UTOPIA」の収録曲「UTOPIA」「call end」でパワフルなサウンドを届けたのち、「バラード」では塩入冬湖(Vo, G)、コシミズ、サポートメンバー澤井良太(G)が自由奔放にステージを動き回るパフォーマンスを展開。さらに塩入がアジテートすると客席は手を挙げる人でいっぱいになり、一体感が高まった。一方「sunny by」「JAM」では、コシミズとサポートメンバー鈴木駿介(Dr)がグルーヴィなセッションを披露。力強くバンドを引っ張っていた。
メロウなスローナンバー「天涯」が終わると、塩入は「もう脱退するから、ツアー中(コシミズ)カヨの言うことをすっごい聞いてあげたんですよ」「でも『マジかよ』って思うのがあって……。皆さんの前で物販紹介をしたいそうです」と苦い表情を浮かべて観客たちに依頼した。その了承を得ると、コシミズは嬉々とした様子でツアーグッズの紹介を開始。時おり観客の拍手が聞こえる中、一通り紹介を終えると、コシミズは「もう満足です!」とやりきったと言わんばかりの笑顔を浮かべていた。
この物販紹介が終わると、塩入は「(コシミズとは)14年間一緒にバンドをやってきたからさびしいって気持ちもあるけど、お互い変わっていくことに対して、すごくワクワクしています」「変化していくことを恐れず、生きていきましょう」と自身の前向きな思いを明かした。そして「クレーター」「ウィークエンド」とアッパーチューンを畳みかけて演奏は終了。最後の記念撮影後、コシミズはマイクを足元に置き、アイドルの卒業公演のようなステージングでこのライブを締めくくろうとする。それを見た塩入は「うわっ! 腹立つわー!」と思わず口にするものの、最後までお互いの仲の良さがうかがえるようなやりとりを繰り広げ、ステージをあとにした。
FINLANDS「UTOPIA TOUR」2019年4月10日 渋谷CLUB QUATTRO セットリスト
indigo la End
01. 瞳に映らない
02. 冬夜のマジック
03. 夜汽車は走る
04. 煙恋
05. ハルの言う通り
06. 想いきり
07. 蒼糸
08. 夏夜のマジック
09. インディゴラブストーリー
10. 見せかけのラブソング
11. 1988
FINLANDS
01. UTOPIA
02. call end
03. バラード
04. yellow boost
05. 恋の前
06. sunny by
07. JAM
08. カルト
09. 天涯
10. 衛星
11. ULTRA
12. リピート
13. クレーター
14. ウィークエンド
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【ライブレポート】FINLANDSがindigo la End迎えUTOPIA TOURファイナル、コシミズカヨ最後の願いは(写真40枚) - 音楽ナタリー
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