このイベントは株式会社ディスカバー・ジャパン設立後第1号となる「Discover Japan」の出版と、日本酒「亜麻猫橘」の発売を記念して行われたもの。「亜麻猫橘」は橘と新政酒造とのコラボで生まれた日本酒で、この日が初お披露目となった。
和装で観客の前に姿を見せた橘は、「Discover Japan」編集長・高橋俊宏とのトークセッションを通して日本酒への思いや「亜麻猫橘」が完成するまでの道のりを熱っぽくファンに伝えた。彼は同誌に連載「今宵のSAKE」を持っており、これがスタートしたきっかけについて「出会いは2年前くらいですかね。日本酒が好きでしたし、それに日本の文化をもっと知りたいなと思って」と語る。日本酒の素晴らしさを伝える「今宵のSAKE」では日本各地の酒蔵を訪ねて取材を重ねているが、「30代、40代くらいの若い世代の方々も過去の歴史に敬意を払いながらがんばっている。そんな方がたくさんいらっしゃって、もっと応援したいなと思いますし、使命感も感じます」とやりがいを感じている様子。「亜麻猫橘」が紹介された「Discover Japan」1月号では連載の枠を飛び出して60ページにおよぶ特集「風土を醸す酒」に登場し「ツアーで各地に行く中、近くの酒蔵を回って写真を撮ったりインタビューをしたり。僕の中での“酒蔵放浪記”をまとめていただいた気がしています」と仕上がりに胸を張った。
また「亜麻猫橘」については、「(新政酒造の)佐藤祐輔さんの哲学、情熱、何よりチャレンジ精神に惹かれ、秋田に直談判しに行ったところから(コラボが)始まりました」と明かした橘。2016年の4月に酒造りがスタートすると、ひと月に3日間ほどは必ず酒蔵に赴いて全行程に携わったという。「酒造りを通して、新政さんから学ぶことは本当に多いなと思いました」と言葉に充実感をにじませ、いよいよ乾杯へ。橘は「これが世に出る1杯目です。記念すべき1杯を皆さんで。乾杯!」と音頭を取り、酒器に口を付けて晴れやかな笑顔を浮かべた。
イベントの最後には来場者との質疑応答の時間も設けられた。この日初めて日本酒を口にしたという観客から「どんな1本から日本酒を飲み始めたら?」という問いかけが飛ぶと、橘は「僕は酒屋さんに行って店員さんに相談しました。最近は素敵な酒屋さんが増えていて丁寧に教えてくれるから、試したらいいかも」と提案。また「二日酔いの治し方を教えてください」というお願いには笑いながら「荒療治なんですけど、トレーニングしますね。自分への戒めじゃないですけど、マイナスをゼロに戻す作業と言いますか。あとは水(を飲むこと)ですね」と答える。「宅飲みの楽しみ方」を問われた際には「日本酒ってなんでも合うんですよ。でも自分は完全にキッチンドランカーですね。座らずに、キッチンで完結しているタイプ(笑)」と明かす一幕もあった。
橘や「Discover Japan」編集者たちの“日本酒愛”にあふれたトークショーは盛況のうちに終幕。橘は最後に「メーカーさんとエンドユーザーとの間を行き来して、日本酒や日本文化のよさを伝えるアイコンになれたらと思います」と今後の抱負を語り、イベントを締めくくった。
「亜麻猫橘」のリリース情報に関しては「Discover Japan」1月号に掲載。販売の予定はないが、LDH kitchenが運営する料理店「鮨つぼみ」「小花」では明日12月15日からこの酒がメニューにラインナップされる。
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