10月に発売したミニアルバム「HOUSE」を携え11月2日にツアーをスタートさせたyonige。彼女たちは1カ月で全7公演を行った。
2人はツアータイトルの元になった「君のおへその形すらもう忘れてしまっている」という歌詞が印象的な「リボルバー」や、牛丸ありさ(Vo, G)のとがるようなギターから始まる「顔で虫が死ぬ」といったアップテンポなナンバーで観客のボルテージを上げていく。また「2月の水槽」では薄暗い照明の中での浮遊感のあるサウンドで観客を惹きつけ、「春の嵐」ではメランコリックな演奏と牛丸の物憂げな歌声でエモーショナルなムードを生み出すなど、バラエティ豊かな「HOUSE」収録曲を、既発曲と共に緩急付けたステージングで披露していった。「ベランダ」の間奏では牛丸、ごっきん(B, Cho)、サポートドラマーの堀江祐乃介(DREADNOTE)の3人が向かい合い楽しそうに息を合わせるなど、ツアーファイナルならでは結束力を感じさせる場面もあった。
MCではごっきんが、ツアーファイナルで披露しようと思っていたというツアー中のエピソードや、ダイエットに成功した話で場内を盛り上げる。またごっきんが「もう(ツアーも)終わりや、やば!」と声を上げると、牛丸も言葉少ないながらに「終わりやなー」と寂しそうにつぶやいていた。
アンコールでは本ツアーの追加公演の開催と、追加公演を行う3カ所を決めるためにダーツを行うことが発表される。驚くファンを前に、メンバーは1回ずつダーツに挑戦し、追加公演の舞台として「島根県」「埼玉県」「海外」が決定した。追加公演の日程や会場については追ってアナウンスされるので、ファンは続報もお楽しみに。最後にごっきんが「なんか感動的なMCする?」と言うと、牛丸が「またライブハウスで会いましょう。よいお年をー」とだけ言い、彼女たちはライブを再開。すがすがしい表情で演奏を終え、笑顔でツアーを締めくくった。
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音楽ナタリー @natalie_mu
【ライブレポート】yonigeが多彩な「HOUSE」で魅せたZeppDC、追加公演決めるダーツも(写真14枚)
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