吉田凜音、“17歳”の魅力たっぷり届けたツアーに幕

吉田凜音が本日8月24日に東京・UNITでツアー「SEVENTEENTOUR」の最終公演を行った。

これは現在17歳の彼女が、自身の年齢を冠した最新アルバム「SEVENTEEN」を携えて名古屋、大阪、地元札幌、そして東京を回ったツアー。ケンモチヒデフミ（水曜日のカンパネラ）、DE DE MOUSE、YUI（バクバクドキン）、津野米咲（赤い公園）、おかもとえみ（フレンズ）、Avec Avec（Sugar's Campaign）、シライシ紗トリら多彩な作家陣が参加した「SEVENTEEN」の収録曲はもちろんのこと、初期のナンバーや新曲も披露してファンを楽しませた。

DJのYonYonがプレイした「RINNECTION」のSEが流れる中、まずはダンスチームNATT!がキレのあるダンスを披露する。最後に登場した吉田はダークな「Ride On Turtle」で堂々とラップして観客の目を釘付けに。続く「旬感少女」では浮遊感のあるキュートな歌声を響かせ、早くも吉田凜音の持つ2面性でオーディエンスを魅了した。NATT!との息ぴったりなダンスで「YOLO♪」へとつなげた吉田は、元気いっぱいに歌い踊って会場をハッピーな雰囲気で満たしていく。

「ツアーファイナル始まりました。盛り上がってますか！ みんな踊れますか？ 手伸ばせますか？」という煽りから「裏原ンウェイ」へと突入した吉田は、NATT!と観客と一緒に手をゆらゆら揺らす振り付けで会場に一体感を作り上げる。かわいらしい「KITTY」「スキ」を続けたのち、「サイダー」では1人のダンサーと共に歌とダンスで切ない恋心を表現した。8月29日配信のニューシングル「Find Me!」より、SKY-HIがプロデュースした表題曲の話題になると、吉田は「強気な女の子が言いたくないことを言っちゃうようなラブソング」だとコメント。さらにこの曲を実際に披露し、楽曲の世界観を届けてファンから歓声を浴びた。

ライブ後半、フロアから手拍子が沸き起こった「EYE CANDY」をキュートに歌い上げたかと思えば、「Circuit Board」ではエモーショナルな歌声と共に少し大人びた表情をのぞかせた吉田。ミラーボールが回った「Lonely Rap Girl」では、ムーディなトラックの上でつぶやくようにラップしてさらにオーディエンスを自身の世界観へと引き込んでいく。バンドサウンドをフィーチャーした「SHEEPS ROCK」で観客と共に拳を突き上げ、「メーメーメー」のコール＆レスポンスで会場を大いに盛り上げた吉田は、ここでNATT!とDJのYonYonを紹介。「4カ所このメンバーで回ってきました！ それではラストスパート盛り上がっていけますか!?」と観客に呼びかけると、最後にハイスピードなラップが炸裂するアッパーチューン「STAY FOOL!!」「BQN」「パーティーアップ」を畳みかけ、会場を熱気で包み込んだ。

ファンの大きな「アンコール」の声に呼ばれた吉田は、ニューシングルのカップリング曲「SUMMER MAGIC」でライブを再開。「Ready make some noise」で観客と共にジャンプしたり手を上下に揺らしたりと再度フロアをヒートアップさせると、「みんな！ ツアーのホントに最後の曲です!! 盛り上がっていけますか!?」と声を上げる。ラストナンバーとして届けられたのは、インディーズ時代の楽曲「りんねラップ」。アグレッシブなラップののち、その場で座った観客をジャンプさせた吉田は会場を大いに揺らしてツアーを締めくくった。

なお「Find Me!」の表題曲は主要ダウンロードサイトおよびサブスクリプションサービスで先行配信中。

※DE DE MOUSEは頭2つのEにアキュートアクセント付きが正式表記。