超特急、新曲はドラマ「ヒモメン」主題歌！春ツアー“Tシャツ破り”に込めた決意は

超特急が8月8日にリリースするシングルの表題曲「Jesus」が、7月スタートのテレビ朝日系ドラマ「土曜ナイトドラマ『ヒモメン』」の主題歌に決定した。

これは、本日6月10日に兵庫・ワールド記念ホールにて行われた彼らのアリーナツアー「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2018 SPRING『Sweetest Battle Field』」のファイナル公演で発表されたもの。「ヒモメン」は鴻池剛によるマンガ「ヒモメン～ヒモ更生プログラム～」をもとにしたコメディで、彼女のお金だけで生きていく道を選んだ“翔ちゃん”こと碑文谷翔を窪田正孝が、彼を更生させるために奮闘する看護師の春日ゆり子を川口春奈が演じる。

ライブ前に行われた囲み取材では、カイが「主題歌はドラマの内容にピッタリの歌詞で、ダンスは超特急らしくポップとクールが混じっている。僕ら自身も踊っていて楽しいですし、ドラマの中で流れるのを楽しみにしたいですし、超特急もドラマを盛り上げていけたらなと思っております」と喜びを語る。彼は俳優として「東京喰種」や「アンナチュラル」で窪田と共演しており、そのことについて問われると「窪田くんは僕らの横浜アリーナのライブに来てくれたり、普段から超特急の曲を聴いてくださっているということも聞いていたので、超特急として窪田くんと関わりを持てたことが個人としてはうれしいなと思います。ちなみに窪田くんが超特急の曲で一番好きなのは『Snow break』らしいです」と笑顔で明かした。

なお本日6月10日は、2012年のこの日に「TRAIN」でデビューした超特急のCDデビュー6周年記念日。今の思いについてユーキは「今年は春ツアーの最中なので、今までで一番実感がない感じです。でもデビュー日にライブができるのは光栄なことだし、ライブをやる中で噛みしめるんだと思います。ただやっぱり今日はツアーの最終日なので！ 年末のさいたまスーパーアリーナ公演、大阪城ホール公演につながるステージにしたいですし、とにかくすべて、魂を削りたいと思います」と目前に迫るライブへ向けて情熱を傾ける。また今回のツアーの中で印象的だったことを問われると、ユーキは「やっぱり東京公演の2日目じゃないですかね。ユースケがカラーガードで失敗をして（カラーガードの）旗を落としてしまったんですけど、ふと横を見たら彼が自分の手を見つめていて……『ユースケ本当に大丈夫かな!?』って心配しました。そのときの彼の心情はどうだったんだろうなって」と、今回初挑戦したカラーガードでの演出についてのエピソードを語る。ユーキの横で小さく笑ったユースケは「そのときはとにかく震えてて。怖くなってしまったんですよね。でもそれがあったから、今日もまたがんばれると言うか」とユーキの言葉を受ける。これまでにライブの中で挑んできた数々のチャレンジの中で、カラーガードは「自分にとって一番『難しいな』と思うものだった」と明かしたユースケ。彼は「今日も挑戦していきたいなって。本番は笑顔でできたらいいなっていう気持ちでがんばります」と静かに闘志を燃やした。

さらに、ユーキは兵庫公演の“目玉”とも言える「Party Maker」のパフォーマンスについて言及。この公演で6人は楽曲のミュージックビデオさながらに着ているTシャツを引き裂き、水を被りながら踊りまくるというワイルドなダンスをファンの前で初披露したが、ユーキは「新体制になって6周年を迎えてのライブで。超特急のライブってここまで……大きく言い過ぎと思われるかもしれないけど、これほど全力で……メンバーには、命を削るくらいに一瞬一瞬を最高のものにしたいという決意があるんです」とメンバーの思いを語る。そして「そんな僕らの思いを（振りを付けた）TAKAHIROさんは汲んでくださって、こういったパフォーマンスを作ってくれたんで。ただ脱いでいるだけじゃない、『俺たちの音楽を聴いてくれ、俺たちのダンスを観てくれ』っていう僕らの決心がすべて出ているんです」と続けた。

熱い言葉で6人の今の心境を語ったユーキだったが、ここでタクヤが「でも彼昨日、盛大なドジを……」とひと言。前日6月9日の兵庫公演1日目、「Party Maker」の前の曲でユーキが勢い余って倒立をした際にTシャツが胸元までめくれ、フライングで裸の上半身を“解禁”してしまったことを明かす。メンバーの期待を裏切らないユーキのドジッ子ぶりに会見会場は笑いに包まれ、カイは「リョウガが『おい、スタダコード大丈夫かあ？』って必死にフォローしてくれたよね」と爆笑。ユーキは「今日は気を付けます！」と照れ笑いを浮かべていた。