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15回目「CDJ」に18万人来場、祝祭感に満ちた年末の4日間

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[Alexandros]

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12月28日から31日に、千葉・幕張メッセ国際展示場および幕張イベントホールで音楽フェスティバル「COUNTDOWN JAPAN 17/18」が開催された。15回目の「COUNTDOWN JAPAN」では4日間で約18万8000人を動員。合計180組以上のアーティストが出演し、熱いパフォーマンスで年末を飾った。

1日目:12月28日

EARTH STAGEのトップバッターとして登場したのは欅坂46。スーツ姿で現れた彼女たちは「風に吹かれても」で華々しく初日の幕を開け、会場を盛り上げた。さらにメンバーはキレのあるダンスで楽曲をつないで衣装を早着替えし「東京タワーはどこから見える?」、ライブ初披露となる「避雷針」などをクールにパフォーマンス。シングル表題曲は1曲のみという攻めのセットリストでオーディエンスを圧倒した。KEYTALKは2年連続となるEARTH STAGEの大舞台でアルバムのリリースを発表。大歓声が起こる中、彼らは1月発売のニューシングルの表題曲「ロトカ・ヴォルテラ」を披露した。ライブ後半の「MATSURI BAYASHI」では、寺中友将(Vo, G)がラベルに「いいお年を」の文字が入ったビールを景気よく一気飲み。4人は最後に「MONSTER DANCE」で会場を1つにし、年末の幕張に祝祭感あふれる空気をもたらした。

LiSAはキラーチューン「Rising Hope」やライブ初披露となる「罪人」などをエネルギッシュに届け、GALAXY STAGEに詰めかけた観客を熱く沸かせた。COSMO STAGEではさユりが新曲「月と花束」などを力強くギターをかき鳴らしながらエモーショナルに歌い上げる。天月-あまつき-はイメージカラーの赤いペンライトが揺れるASTRO ARENAで「DiVE!!」や大好きな曲だというMONGOL800「小さな恋のうた」のカバーなどを歌唱し、オーディエンスを楽しませた。現体制での最後のフェス出演となった私立恵比寿中学は大盛況のCOSMO STAGEで「感情電車」や「シンガロン・シンガソン」などをパワフルにパフォーマンス。最後は「サドンデス」で熱いダンスバトルを繰り広げ、観客に強いインパクトを与えた。KANA-BOONは「フルドライブ」や最新アルバム「NAMiDA」の収録曲「ディストラクションビートミュージック」「涙」などさまざまなナンバーをプレイし、EARTH STAGEを熱く盛り上げた。さらに敬愛するASIAN KUNG-FU GENERATIONの楽曲「君という花」をカバーし、谷口鮪(Vo, G)が「アジカンには内緒やで?(笑)」と笑顔でひと言。デビュー5周年を迎える2018年に向けて意気込み、「バトンロード」でステージを締めくくった。

ASTRO ARENAにスペシャルアクトとして出演したNGT48はデビュー曲「青春時計」など計3曲をさわやかに披露。EARTH STAGEではWANIMAが新曲「ヒューマン」や「ともに」などを真っすぐに届け、辺り一面人に埋め尽くされた場内を温かな空気で包み込んだ。そしてEARTH STAGEのトリを飾ったのはASIAN KUNG-FU GENERATION。「サイレン」や「荒野を歩け」などが演奏され、オーディエンスは心地良さそうに自由に体を揺らした。さらに彼らは「CDにする前にみんなの前でやりたいから」と前置きし、新曲「生者のマーチ」をゆったりと奏でる。最後は後藤正文(Vo, G)が「今日この曲2回目! あいつら勝手にやりやがって(笑)」と笑顔を見せ、「君という花」のパフォーマンスへ。4人は盤石のアンサンブルを響かせ、「よいお年を!」と言い残してステージをあとにした。

2日目:12月29日

EARTH STAGEのトップバッター・エレファントカシマシは宮本浩次(Vo, G)の「エブリバディ、ようこそ!」のかけ声からライブをスタート。バンドは「ファイティングマン」や「デーデ」と初期の楽曲を演奏し、さらに代表曲「今宵の月のように」を届けて観客を盛り上げた。4人のダンサーを率いて同ステージに登場したきゃりーぱみゅぱみゅは、「にんじゃりばんばん」「CANDY CANDY -remix-」などをノンストップで届け、オーディエンスを大いに踊らせた。

ASTRO ARENAに登場したBRADIOは「スパイシーマドンナ」「オトナHIT PARADE」などのアップチューンを次々と投下。オーディエンスは息を合わせて真行寺貴秋(Vo)の振り真似をし、フロアには一体感が生まれていた。アコースティックギターを手に、1人でASTRO ARENAに立った竹原ピストルは汗をしたたらせながら「ママさんそう言った ~Hokkaido days~」「ドサ回り数え歌」といった楽曲で気迫みなぎる歌声を響かせて観客を圧倒した。「今年最大のバカ騒ぎ!」と宣言したgo!go!vanillasは、人気曲「マジック」やファンと大きな合唱をした「おはようカルチャー」で、幕張にハッピーな空気感を広げた。

マキシマム ザ ホルモンは「握れっっっっっっっっ!!」でライブをスタートさせ、「What's up, people?!」でEARTH STAGEをヘッドバンギングの嵐に。ダイスケはん(キャーキャーうるさい方)がライブ活動“封印”を経て3年ぶりに「CDJ」に出演していること、イベントに2005年に初出演したことを話したのち、バンドは2005年のアルバム「ロッキンポ殺し」より「ロック番狂わせ」「ロッキンポ殺し」「ROLLING1000tOON」を連投した。この日のEARTH STAGEのトリを務めたのは10-FEET。彼らがステージに登場するとEARTH STAGEには続々と観客が集まり、1曲目「蜃気楼」から盛大なシンガロングが会場内にこだました。またゲストとして東京スカパラダイスオーケストラのメンバーを迎え、「HONE SKA」「hammer ska」の2曲をプレイ。ファンはフェスイベントならではの豪華なコラボを楽しんでいた。「その向こうへ」を熱唱し、「アンコールの時間をもらっている」と話したTAKUMA(Vo, G)は、ステージを捌けることなく本編を延長する形でライブを続ける。時間を惜しむかのように「RIVER」「goes on」と連投した彼らは最後に「CHERRY BLOSSOM」をプレイ。持ち時間をフルに使って計12曲を届け、イベントの2日目を締めくくった。

3日目:12月30日

3日目のEARTH STAGEのトップバッターはゲスの極み乙女。。川谷絵音(Vo, G)は渋谷陽一に「この3年間でいろいろありました」と紹介されたときにフロアから笑いが起こったのをボヤきながらもライブを開始し、「キラーボール」「ドレスを脱げ」といったダンスチューンでオーディエンスを躍らせた。GALAXY STAGEの9mm Parabellum Bulletはこの日が滝善充(G)の復帰を飾るステージに。これまでサポートを務めてきた武田将幸(G / HERE)と為川裕也(G / folca)もステージに上がり、6人編成で「Black Market Blues」や最新アルバム「BABEL」の収録曲「バベルのこどもたち」などを披露した。「Punishment」ではステージ上手側のかみじょうちひろ(Dr)を含め、6人が横一列に並ぶという、壮観なステージとなった。

2016年に続き2度目の「CDJ」出演となるSHE'Sは、「Un-science」「Freedom」といった心弾むナンバーを笑顔で演奏。MCでは去年よりも多くのオーディエンスが集まったことに感謝を述べた。Nulbarichのライブが始まると開始早々MOON STAGEには入場規制がかかる。この日はJQを含む7人でステージに上がり、「On and On」「NEW ERA」といった楽曲で盤石なバンドアンサンブルを届けてフロアを揺らした。NICO Touches the Wallsは「天地ガエシ」で清涼感のあるサウンドを響かせ、EARTH STAGEにオーディエンスを集める。「メジャーデビュー10周年を迎えたことにちなんで幕張では特別に」と、これまでに発表したアルバム6作から1曲ずつ披露するセットリストでフロアを沸かせた。

THE ORAL CIGARETTESは続々と人が押し寄せるEARTH STAGEでパフォーマンス。山中拓也(Vo, G)は「いつかこのフェスで、このEARTH STAGEでトリが張れるまで応援よろしくお願いします」とコメントし、MCのあとには2年かけて作った大切な曲だという新曲「ReI」を丁寧に歌唱した。8年ぶりの「CDJ」出演となった凛として時雨は、2017年夏に発表した最新シングル曲「DIE meets HARD」をライブ初披露。ピエール中野(Dr)は同世代バンドの9mmの滝が復帰したことを喜び、「僕たちも負けじと激しい曲を」と言って「nakano kill you」を投下して熱狂を生み出した。この日のEARTH STAGEのトリを務めたback numberは、1曲目でストレイテナー「シーグラス」をカバー。「ヒロイン」「高嶺の花子さん」など人気曲を惜しみなく繰り出して観客に感動と興奮を与えた彼らは、アンコールで「スーパースターになったら」を披露して、30日公演を締めくくった。

4日目:12月31日

最終日のEARTH STAGEのトップバッターを務めたのはクリープハイプ。「HE IS MINE」でファンにおなじみのコールを響かせた4人は、「二十九、三十」「イト」を含む新旧バラエティに富んだセットリストでフロアを温めた。GALAXY STAGEに登場したMONOEYESが「My Instant Song」でライブを始めると、場内は笑顔でいっぱいに。最後には「この曲しかねえかなと思って」と「3, 2, 1 Go」を最後の1音までじっくりと響かせてライブを終えた。2回目のEARTH STAGE出演となったキュウソネコカミは、1曲目に「俺は地球」をセレクト。地球を模した被りもの姿のヤマサキセイヤ(Vo, G)はバランススクーターでステージを滑走し観客の視線をさらっていく。その後メンバーは「NO MORE 劣化実写化」「ビビった」などを披露し、脱力感のあるダンスをファンと楽しんだ。

初のEARTH STAGE出演となった04 Limited Sazabysは「midnight cruising」でライブをスタートさせ、弾むようなビートを場内いっぱいに響かせた。終盤にはGEN(B, Vo)が「最高の未来に連れて来てくれた皆さんありがとう」と充実した1年を感慨深そうに振り返り、4人は「Remember」で2017年最後のステージを締めくくった。GALAXY STAGEのストレイテナーのライブには、盟友・細美武士が飛び入りするというサプライズも。彼らはストレイテナーのトリビュート盤でMONOEYESがカバーした「ROCKSTEADY」をパフォーマンスし、観客を沸かせる。細美が舞台を去ったあと、4人は「彩雲」「シーグラス」といった情緒的なナンバーを奏で、場内に穏やかな余韻を残した。

2年前にほかのバンドの代役としてEARTH STAGEに出演した際に「絶対このステージに帰ってくるから」と観客に約束したBLUE ENCOUNT。再びEARTH STAGEに立った田邊駿一(Vo, G)は「あれから2年、俺らなりにいろんなものを積んで、今誰の代わりでもなくBLUE ENCOUNTとして出ています!」と力強く宣言し、真っすぐな言葉で思いを伝えながら新曲や「もっと光を」などを届けていった。宇宙をイメージした衣装でGALAXY STAGEに現れたのは、でんぱ組.inc。彼女たちは根本凪、鹿目凛を加えた新体制で「でんでんぱっしょん」でライブを始め、新曲「ギラメタスでんぱスターズ」やライブ定番曲「Future Diver」など疾走感のある楽曲を披露した。相沢梨紗のヘアスタイルが崩れてしまう一幕もありながら、7人はラストナンバー「おつかれサマー!」まで息もつかせぬ激しいパフォーマンスでファンを圧倒した。

EARTH STAGEのカウントダウンアクトを務めたのは[Alexandros]。年越し直前には川上洋平(Vo, G)がアコギ1本で「12/26以降の年末ソング」を歌い上げ、そして次のナンバー「明日、また」でカウントダウンがスタートした。日付けが変わる瞬間に勢いよく銀テープが発射され、川上が「こんなに最高な新年の迎え方は初めてでした!」と笑顔を見せる。その後も4人は 「Kaiju」や「Kick&Spin」などアッパーチューンを連投し、新年の幕開けを盛り上げた。

EARTH STAGEのトリを担った氣志團は「『みんななんでトリが氣志團なんだ?』って思ってるだろう?」という綾小路翔(Vo)の自虐を挟むも「2018年、俺たちは生まれ変わる!」とWANIMAふう、そしてマキシマム ザ ホルモンふうにアレンジした「One Night Carnival」を続けて披露し、新年早々会場に爆笑の渦を巻き起こす。最後には「2018年も最高の1年になりますように!」と景気よく「幸せにしかしねーから」を熱唱。混沌としたステージングと胸を打つ熱いアクトで約1時間にわたってオーディエンスを楽しませた。そして29:00をもち、4日間にわたる15回目の「COUNTDOWN JAPAN」は幕を閉じた。

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