新作の発売を機に、全国の各地でライブイベントを行ってきたEBiSSH。この日のライブはこのイベントツアーのラストを飾るもので、好天の会場にはたくさんのBAEBAE(EBiSSHファンの呼称)が集まった。
メンバーの4人はステージに上がると「Just Like Me」でミニライブをスタートさせる。鋭い視線を投げながらクールにパフォーマンスする彼らに黄色い歓声が飛ぶと、REIは「盛り上がっていくぞ!」と力強く叫んだ。そして彼らは、さっそく新作のタイトルトラック「マイ・フレンド」と「キミでいっぱい」を続けてドロップする。「マイ・フレンド」では1曲目とは正反対の穏やかな笑顔を見せ、じゃれ合うように曲を楽しむ4人。一方の「キミでいっぱい」ではボーカルのTETTAとREIの甘い歌声にNAOYAの切なさを帯びたラップが絡む。楽曲ごとに異なる表情を見せる彼らに、観客も熱い眼差しを送った。
MCでは、TETTAが「すごい、人が360°観てくれてる!」と、広場の大階段に飾られた21体のガンダム、ジム、ザクを“お客さん”にカウントした発言でメンバーとBAEBAEを笑わせる。NAOYAが「KOHKI、言いたいことあるんでしょ?」と振ると、KOHKIは「うーっ、ガンダム!」と突然一発ギャグを披露して会場を盛り上げた。自己紹介を終えるとNAOYAは「僕達の魅力は、パフォーマンスを観てもらえたらわかると思います」と言って次の曲へと進める。NAOYAやTETTAがぐるりと会場を見渡してオーディエンスと笑顔でコミュニケーションを取った「今日は家に帰らないで」、KOHKIが「ガンダムよりも俺達のことを見ていてください」と訴えて歓声を誘った「Christmas Time Again」と、ここでは新作のカップリング曲が連続で届けられた。
続くバラードナンバー「誓い~Waiting For Love~」は、REIの「日頃の感謝を込めて歌いたいと思います」という言葉と共に、ボーカルの2人のみで披露された。時折アイコンタクトを取りながら息の合ったユニゾンを青空の下に響かせたTETTAとREI。曲を終えると、もともとセットリストに入っていなかったこの曲を2人の希望で披露することになったという裏話が明かされ、TETTAは「最後のリリイベでこの『誓い』を歌えてすごくうれしいです」と言葉に喜びをにじませた。
ラストナンバーは、BAEBAEがメンバーの名前をコールするEBiSSHのキラーチューン「Let's EBiSSH!」。REIの「最後まで盛り上がっていくぞ!」という呼びかけにBAEBAEも大きなコールを返して会場がひとつになると、メンバーは曲終わりのキメで「春」「ツアー」「決」「定」と書かれた紙をビシッと掲げてファンに来春の5都市ツアー決定をファンに報告し、この日一番の歓声を誘った。4人は終演後に取材に応じ、NAOYAは「いきなり5つの都市でライブをできるのがすごくうれしい。リリイベで全国に行ったときもすごくたくさんの方が来てくれて、それが僕らの力になり自信になったので……全部の会場でいいライブを見せられたら」と意気込みをみせる。TETTAは「春までの期間に僕らがどれだけ成長できるか。もっともっとクオリティを上げて、春のツアーを目指していきたいです」と続き、KOHKIは「まずは僕ら自身が楽しんで、来て下さる方に楽しんでもらえるようにしたいです」と思いを語る。最後にREIは「楽しいライブ作りを目指して、皆さんに『楽しかった!』と言ってもらえるようにがんばります!」と力強く宣言していた。
EBiSSH「2ndシングル『マイ・フレンド / キミでいっぱい』リリース記念イベント」
2017年12月17日 東京プラザ フェスティバル広場 セットリスト
01. Just Like Me
02. マイ・フレンド
03. キミでいっぱい
04. 今日は家に帰らないで
05. Christmas Time Again
06. 誓い~Waiting For Love~
07. Let's EBiSSH!
関連する特集・インタビュー
EBiSSHのリリース情報
関連商品
音楽ナタリー @natalie_mu
【ライブレポート】EBiSSH、ガンダム見守るお台場で届けた感謝の「誓い」リリイベ最終日に歓喜の報告も(写真17枚) https://t.co/lGSLbeoouO https://t.co/8hU8Zm8QI3