この日は赤飯(Vo)によるラジオ番組風のSE「赤飯のオールナイト開場」、映画館でおなじみのCM「NO MORE 映画泥棒」のパロディVTR「NO MORE 思いやり泥棒」の上映の後ライブがスタート。1曲目を飾った「えんがちょ!」では赤飯、ぽにきんぐだむ(G, Vo)、324(G)、mao(B)がステージ前方に用意された台に上がり、ファンを絶え間なく煽りテンションを高めていった。
テレビ番組「笑っていいとも!」の有名フレーズ「そうですね!」「いいとも!」コールが幾度も飛び交った「憂き浮きウォッチング」の後、赤飯はフロアの人々を歓迎。初の来場者や、モッシュなどを行わない人が優先的に入場できる“デリケートゾーン”内のオーディエンスを気遣いつつ、軽快なトークで場を和ませた。続いての「wosushi~ウォールオブ寿司~」では観客たちを“シャリ”役と“ネタ”役で左右に振り分け、ウォール・オブ・デスを行わせて寿司を表現。相撲をテーマにしたという楽曲「ぼよよんラウド」ではファンが東側と西側で別れ、突っ張りを行いながらモッシュするなど、観客を巻き込んだパフォーマンスが次々と展開された。
バンド活動初期に発表された「大河アッパーカット」「P.R.P.」「Fight for your Right」のメドレーの途中では曲中物販を実施。赤飯、ぽにきんぐだむ、324、maoの4人が客席へと降りていき、サイリウムを売り歩いた。そんな中、赤飯はなかなかフロア内を移動できず「今日人多すぎやねん!」「全然数減らへん……この時間ほんとごめん」と漏らす。時間を持て余したファンがリズムを刻むミト充(Dr)に手を振ると、「そういう時間じゃないから!」と突っ込まれる場面もあった。
盛んにシャウトが飛び交うナンバーと打って変わり、「七夕リアン☆リターンズ」では赤飯が柔らかな歌声を披露。足の小指をぶつけて亡くなった男の物語を、さわやかなサウンドに乗せて描いた。後半に入り「C'mon!!こいこい猪子課長」では、ライブ前に配布された名刺を使用し、観客同士での名刺交換を実施。「VIVA!ハピバ」ではこの日誕生日を迎えた5人を最前列に迎え、たすきを渡して彼らを祝った。
「VIVA!ハピバ」の演奏を終えると、赤飯は8月に東京・下北沢GARDENで行ったワンマンライブ「レコ発『〇』ワンマン ~夏の大宴会~」を回想。この公演は会場の気温上昇のため中断となったが、赤飯は「しんどい状況やったけど、1人ひとりが助け合う光景を見て、めっちゃ幸せやなと思ったんです。どんだけネガティブなことがあってもポジティブに変えようとする、俺らが軸においていたことがちゃんと伝わってるんだと心の底から感じたんです」とファンに言葉をかけ、改めて感謝の思いを明かした。
ファンとの一体感がさらに高まる中、メンバーがフロアに降りて演奏を行った「生霊の盆踊り」、ダブルピースを掲げる人たちでいっぱいとなった「オメでたい頭でなにより」で本編は終了。さらにアンコールの「宴もたけなわプリンセス」ではフロアに巨大なサークルが作られ、ファン同士が肩を組みながら回るというピースフルな雰囲気に。一本締めでこの楽曲を締めくくった後、メンバーはファンに何度もお礼の言葉をかけてステージをあとにした。
オメでたい頭でなにより「オメでたい頭でいっぱいです!~ザ・ベストライブ~」2017年11月5日 CLUB CITTA' セットリスト
01. えんがちょ!
02. あれこれそれどれ
03. 憂き浮きウォッチング
04. wosushi~ウォールオブ寿司~
05. 海老振り屋
06. ぼよよんラウド
07. ダルマさんは転ばないっ
08. 初期曲メドレー(大河アッパーカット~P.R.P.~Fight for your Right)
09. さくらんぼ
10. 七夕リアン☆リターンズ
11. SHOW-GUTS
12. あられ雛DANCE!!
13. C'mon!!こいこい猪子課長
14. VIVA!ハピバ
15. スーパー銭湯~オメの湯~
16. WAになってともに
17. 生霊の盆踊り
18.
<アンコール>
19. ふわっふー
20. 宴もたけなわプリンセス
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