ぜんぶ君のせいだ。ツアー初日に未来千代めね脱退の挨拶「やっぱりぜん君。は最高」

ぜんぶ君のせいだ。の全国ツアー「みんなごとTOUR 2017～2018」の初日公演が、9月30日に愛知・名古屋CLUB QUATTROで実施された。

定刻を少し過ぎた頃に客電が落ち、「ぜんぶ君のせいだ。」とつぶやく声が場内に響く中でメンバー4人が登場。彼女たちが「キミ君シンドロームX」で勢いよくライブをスタートさせると、患い（ぜんぶ君のせいだ。のファンの総称）はステージに向けて割れんばかりの歓声を送る。「僕喰賜君ノ全ヲ」「歩兵ディストピア」など序盤からアップチューンが連投されると、フロアでは患いたちがもみくちゃになって彼女たちのライブを楽しんでいた。

「病みかわいいで世界征服！ ぜんぶ君のせいだ。です」とおなじみの自己紹介を挟んだ後、4人はすぐさま「患いハレルヤ」でライブを再開。「WORLD END CRISIS」では一十三四が迫力あるスクリームで観客を圧倒し、続く「うぇゆうぇゆうぉっ～ヒネクレノタリ～」では4人がフロアに乱入し、患いたちに囲まれながら熱唱した。自己紹介以外ではMCを挟まず、最新アルバム「Egoistic Eat Issues」の収録曲を中心に歌と踊りを届け続けた彼女たち。本編最後の曲「無題合唱」ではメンバー同士が固く手を取り合って一体感のあるパフォーマンスを展開し、ライブの幕を閉じた。

熱烈なアンコールに応え、すぐさまステージに再登場した4人。如月愛海が「アンコールありがとうございます！」と患いたちに感謝の言葉を述べ、4人は「やみかわぐんぐんか」を歌い上げた。「わがまま新生Hominina」のイントロが鳴り始めると、舞台袖から喉の不調のため活動を休止していた未来千代めねが登場。「わがまま新生Hominina」「ねおねおじぇらすめろかおす」の2曲をひさびさに5人で披露し、フロアを沸かせた。最後にめねはマイクを取り、この日をもってぜんぶ君のせいだ。を脱退することを改めて伝えた。彼女は「寂しい思いをさせて本当にごめんなさい」と頭を下げ、「これからもグループのことは応援してるし、やっぱりぜん君。が武道館に立つ姿は観てみたい」とメンバーに向けて声をかけた。リハーサルから4人のパフォーマンスを観ていた彼女は「やっぱりぜん君。は最高です」と言葉を贈り、グループをあとにした。