尾崎世界観(
本作は尾崎が有料メールマガジン「水道橋博士のメルマ旬報」で連載しているエッセイ「苦汁100%」を書籍化したもの。尾崎の喜怒哀楽に満ちた日常がユーモアたっぷりに語られる1冊となっている。
また現在発売中の雑誌「ダ・ヴィンチ」6月号には、尾崎が書き下ろした小説「エゴサーチねるとん」が掲載されている。現在「ダ・ヴィンチ」のオフィシャルサイトでは、この小説の一部を公開中。
尾崎世界観「苦汁100%」掲載内容(一部)
某月某日テレビに出ると相変わらずネットでは批判が噴き出す。コイツ喘ぎ声だしてるだけだろう。喘ぎ声で商売してるって凄い世界観だな。こんなようなことを書かれていた。よっぽど燗にさわるんだろう。(ポンポン。癇に障る音。)
某月某日いつも通っているあの本屋へ。「祐介」がどこに置かれているかの確認へ。前は3冊、サブカルコーナーにぽつんと置かれていた。でも、テレビや雑誌で何度か取り上げて貰った今なら、きっと。そう信じて見たけれど無い。文芸のコーナーに置いていない。サブカルコーナーを見てみると前よりも増えている。おまけに奥の人気の無い音楽書籍コーナーにも追加で大量に並んでいて、絶対に文芸と認めないという書店の意地を感じた。ドラフトで、巨人に行きたいのにオリックスに指名されたら、こんな気持ちになるのかなぁと思った。
某月某日ライブ本番、今日もアナウンスで冒頭から盛り上がる。細かいミスも気にならない。嫌、本当は気になったけれど、それ以上に良い空気が流れている。お客さんが楽しそうで、そこに答えが見えているから安心出来る。今日も男子が多い。嬉しくなって、「男子」「男性」「男の人」「オス」「メスじゃない方」と完全に贔屓したコールアンドレスポンスをした。それに対する圧倒的な数の女子からの批判。「女子もやって」という声に対して「だって女子は、ヤッたら終わっちゃうじゃないか」と言ったらもの凄く変な空気になった。
某月某日夜は皆と飲んでホテルへ。
風呂にも入らず、就寝♪就寝♪(あのCMの救心♪救心♪のイメージで)
リンク
- 『苦汁100%』尾崎世界観 | 単行本 - 文藝春秋BOOKS
- クリープハイプ Official web site
- 『ダ・ヴィンチ』で発表される尾崎世界観(クリープハイプ)の新作小説を、一部特別公開! 新作の題材にしたのは、尾崎自身が、いつもやってしまうと言う「エゴサーチ」 | ダ・ヴィンチニュース
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尾崎世界観が「苦汁100%」な日常つづったエッセイ集刊行 - 音楽ナタリー https://t.co/FpoIbWXumk