12月12日に東京・日本武道館にてモーニング娘。'16の全国ツアー「モーニング娘。'16コンサートツアー秋~MY VISION~」の最終公演が実施された。
本編開始前にはステージ上のスクリーンにメンバー11人それぞれが自身の“VISION”を語るムービーが上映された。ファンは彼女たちの言葉にじっと耳を傾け、ライブへの期待感を高めていた。ライブの本編は「The Vision」で幕開け。彼女たちは息の合ったダンスと伸びやかな歌声をファンに届け、会場のテンションを徐々に引き上げていく。2曲目「Tokyoという片隅」では11人が花道を闊歩し、会場の中央に用意されたセンターステージでパフォーマンス。また「強気で行こうぜ!」ではメンバーの動きに合わせてオーディエンスがペンライトを一斉に振り上げるなど、序盤から一体感のあるパフォーマンスが繰り広げられた。
最初のMCでは13期生として新たにグループに加入する新メンバーとして横山玲奈と加賀楓のお披露目が行われた。今年9月よりハロプロ研修生に所属していた横山は「長所と個性をたくさん出してがんばりたいと思います!」と元気いっぱいに挨拶。すでに4年にわたってハロプロ研修生として活動してきた加賀は、目に涙を浮かべながら「新メンバーとして1から努力をして、先輩をどんどん追い抜いていけるようにがんばっていきたいと思います! よろしくお願いします」と加入への意気込みを明かした。またメンバーから得意なことを問われると加賀は「剣道で日本武道館に来たことがある」と話し、面を打つ動作を見せた。「小さい頃からジャズダンスを習っている」と言う横山は緊張した面持ちながらダンスを披露。客席からは2人に向けて温かい拍手が送られた。
12期メンバーである尾形春水、野中美希、牧野真莉愛、羽賀朱音の4人による「青春コレクション」や最新シングルの収録曲「そうじゃない」、パーティソング「泡沫サタデーナイト!」といった楽曲を経て、ライブ中盤のメドレーコーナーに突入すると各メンバーがソロで楽曲を歌唱。このコーナーでは松浦亜弥「ナビが壊れた王子様」や後藤真希「ガラスのパンプス」といったカバー曲なども披露され、ファンを喜ばせた。ライブ終盤には再び11人がステージ上に集結すると、「Password is 0」「わがまま 気のまま 愛のジョーク」「What is LOVE?」といったシングル曲を連投。本編最後のMCで譜久村聖は「13期メンバーの加入が決定しましたが、モーニング娘。の進化は止まらないので。皆さんこれからも付いてきて下さい!」と挨拶し、全員で「Be Alive」を歌唱して本編の幕を閉じた。
アンコールでは改めて譜久村が自らの“VISION”として「モーニング娘。は常に変わっていかなきゃいけないグループなので、卒業だったり、加入だったり、忙しいことがいっぱいあります。つまづいても、足踏みしても、それでももがいて上がっていかなきゃいけない」と話す。また彼女は「ファンの皆さんが見ている“VISION”と私たちが向かってるVISIONってきっと一緒だと思うんです。だからその“VISION”を叶えていけるようにがんばっていきたいし、ファンの皆さんにも付いてきてほしい」と呼びかけた。アンコールではグループの代表曲である「One・Two・Three(updated)」が披露され、万雷の拍手の中、日本武道館公演はフィナーレを迎えた。
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