12月21日にリリースされるティト・ジャクソンの初ソロアルバム「TITO TIME」(ティト・タイム)に、西寺郷太と
Jackson 5のメンバーとして1966年に活動を始め、今年でキャリア50年を迎えたジャクソンファミリーの次男、ティト。63歳でのソロデビュー作となる「TITO TIME」には、彼と公私共に親交の深い西寺がソロシンガーとして「We Made It」のリミックスバージョンにゲスト参加。西寺がボーカルを務めるNONA REEVESも「Get It Baby」のリアレンジバージョンに携わった。
ティトとNONA REEVESは、2013年のノーナのクリスマスライブに来日したティトが飛び入り出演を果たしたり、2014年にリリースされた西寺のソロアルバム「Temple St.」にティトがギターとコーラスで友情参加しミュージックビデオにも出演したりと、交流が続いている。
西寺郷太 コメント
1984年。僕が10歳の夏、初めて買ったLPレコードが、ジャクソンズの名盤「VICTORY」でした。6人の兄弟すべてがリード・ヴォーカルをとるそのアルバムを僕は寝ても覚めても聴きまくり、人生が変わりました。
少年だったジャクソン5が1960年代半ばに本格的に活動を始めて50年以上、80年代の「VICTORY」からも30年以上の日々が経った今、63歳のティトがこんなにフレッシュでモダンなアルバムをリリースしてくれること、本当に感動しています。でも考えたら、素晴らしいのは当然なんですよね。ティトはマイケルにとって青年期まで作曲のパートナー。彼ら兄弟は、幼い頃から厳しい訓練を積み重ね、ジェイムス・ブラウンら伝説的アーティストのステージを生で体験してきたサラブレッドです。楽曲制作やプロデュースの面でも初期はベリー・ゴーディ・ジュニアに師事し、70年代中盤はフィラデルフィアで全盛期のギャンブル&ハフから直々に教わっています。特にギタリストだったティトは、ミュージシャンとしてそれら各レーベルの先輩達から多大な影響を受けて来ました。ティトは、ファレルやダフトパンクやマーク・ロンソン、ディアンジェロに代表される僕らの世代が憧れてきた歴史的現場にすべて直接当事者として関わっているんです。
今回のアルバム「ティト・タイム」は、デビューが15歳だったティトだからこそ、起こり得た奇跡のような音楽だと僕は思ってます。若い世代のプロデューサー達と手を組み、国境を越えて制作された記念すべき大切な作品に西寺郷太としても、ノーナ・リーヴスとしても参加できて光栄でした。
ティト・ジャクソン「TITO TIME」収録曲
01. Get It Baby featuring Big Daddy Kane
02. When The Magic Happens duet with Jocelyn Brown
03. Put It On Me
04. We Made It
05. One Way Street
06. So Far So Good featuring 3T
07. On My Way Home
08. Jammer Street featuring 3T
09. She Gotta Go
10. Not Afraid featuring ROO
11. Cruisin' featuring Betty Wright
<日本盤ボーナストラック>
12. T.I.T.O. Love
13. I Ain't Goin' Nowhere featuring 3T
14. Home Is Where The Heart Is
15. Get It Baby(NONA REEVES REMIX)
16. We Made It(REMIX) featuring GOTA NISHIDERA
※記事初出時、アルバムの収録内容に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
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リンク
- ティト・ジャクソン | SonyMusic
- Tito Jackson "We Made It" by official - YouTube
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大久保めんま @menma911
ティト・ジャクソン初ソロ作に西寺郷太&NONA REEVES友情参加 - 音楽ナタリー https://t.co/3SGmfOc2cS