「この10年を誇りに思う」チャオベラ、ファンと共に結成10周年迎える

チャオ ベッラ チンクエッティの結成10周年記念公演が、8月2日に東京・新宿BLAZEにて開催された。

2006年の8月2日にTHE ポッシボーとしてデビューし、昨年6月にチャオ ベッラ チンクエッティに改名した彼女たち。現在は岡田ロビン翔子、後藤夕貴、橋本愛奈、諸塚香奈実の4人で活動しており、この日の公演ではメンバー自らが考案したセットリストで集まったファンを楽しませた。

10周年記念公演は、本日8月3日発売の最新アルバム「Alive 4U!!!!」に収録されている「BOOM!×3 ～ジェラしっちゃうぞ！焦らしっちゃうぞ！～」でスタート。彼女たちはその後も「Do Me! Do!」「ギミバニラ！」といった新しめのナンバーを連発し、ライブ序盤を一気に駆け抜けていく。衣装チェンジの間にはスクリーンに彼女たちのミュージックビデオが上映されるなど、オーディエンスを飽きさせない演出でライブは進行していった。

「主食=GOHANの唄」「旅の真ん中」「HAPPY 15」といった初期のナンバーがふんだんに織り交ぜられたメドレーでは、結成当時の歌声を再現したり、楽曲の一部をアカペラで歌い上げたりし、10年のキャリアを感じさせる展開でオーディエンスを楽しませる。ライブ後半の「True Hearts ～ファンタスチック4～ Ver.A」からは「電光石火Baby!」「希望と青春のヒカリ」「全力バンザーイ！ My Glory!」といったアップチューンを畳みかけ、フロアのテンションを一気にヒートアップさせた。

アンコールでは楽曲提供などでグループと縁の深い手島いさむ（ユニコーン）が登場。フロアから「TESSY」コールで歓迎された彼はギターを弾いて、最新アルバムの収録曲「Dream More Dreams!」で彼女たちとのコラボステージを展開した。手島を見送ったあとはメンバー1人ひとりが10周年を迎えた今の気持ちを言葉にする。後藤が「今日のライブは振り返ることより前を向いて挑もうと思いました。これからもみんながワクワクするようなことをやっていきたい」と前向きに語ると、橋本は「解散危機も何度もありましたけど、それを全部乗り越えたのもファンの皆さんのおかげかなと思います。私は特にネガティブですから、やけ酒したいときもありますけど（笑）。そんなこともひっくるめて、これから愛してくれたらいいなと思います」と素直な言葉を口にした。

諸塚は「この10年間で皆さんからもらった愛や応援で、自分に自信が持てるようになったなって思います。感謝しかないです」とファンに感謝の気持ちを伝える。ロビンは「この10年間を私は誇りに思います。まだまだ面白いこと、いっぱいたくらんでるんで。最近、私、口にしてませんけど、大きな場所で（ライブを）やりたいって夢は変わってませんから！」と呼びかけた。鳴り止まない「チャオベラ」コールに応えて行われたダブルアンコールでは「永遠ファイヤーボール！」が繰り出され、ファンは白いサイリウムを振って彼女たちの結成10周年を祝福。ロビンは最後に「11年目もまだまだ突っ走ります！」と宣言し、この日のライブをフィナーレに導いた。