井上苑子、満員のLIQUIDROOMでJK完結！シングル＆ツアー開催発表

井上苑子が3月26日に東京・LIQUIDROOMにて、ワンマンライブ「卒業。 ～私たちのJK完結！～」を開催した。

桜が飾られたステージにバンドメンバーを率いて、制服姿の井上が登場。フロアから割れんばかりの歓声が沸き上がる中、彼女はインディーズ時代の代表曲「線香花火」でライブを開始した。井上は「だいすき。」や「青とオレンジ」など人気曲を連投し、会場を盛り上げていく。その後「こんばんは！ 井上苑子です！ 今日で制服姿は最後です！ 卒業パーティみたいな感じで盛り上がっていってください！」と呼びかけ、最新アルバム「Hello」収録の「さよならバイバイ」や「ふたり」などを披露した。

ミドルテンポのポップチューン「Walk Through Again」、アコースティックサウンドが心地いい「おんなのこ」が届けられたあと、ライブはリクエストコーナーへ突入。井上はボックスの中から、来場者のリクエスト曲が書かれた紙を選び、楽曲をアコースティックギターの弾き語りで披露していく。彼女は片平里菜「女の子は泣かない」やmiwa「めぐろ川」などの女性シンガーの楽曲のみならず、森山直太朗「さくら（独唱）」やレミオロメン「3月9日」など、この季節にぴったりなナンバーも歌唱した。

バンドメンバーが再びステージにそろうと、インディーズ時代から井上のサポートを務めてきたギタリスト山形知也（I HATE MONDAYS）が、大勢の観客を前に堂々とパフォーマンスする井上を「お前すげえがんばったね。心の底から尊敬してる」と褒める。突然の出来事に「えっ！ ヤバい、ヤバい、そんなこと言われたら泣いちゃう！」と瞳を潤ませる井上の様子を伺いつつ、彼は「バンドメンバー全員、このステージに立たせてもらって感謝しています。改めて卒業おめでとう！ みんな、『せーの！』で『卒業おめでとう』って言おう！」と観客に呼びかけ、観客もそれに賛同。会場にいる全員で「卒業おめでとう！」と彼女を祝福すると、井上は「えー、今日は絶対泣かないと思ってたのに……めっちゃ感動する！ うれしい。昔はお客さんが10人いればいいほうだったんですけど、今日はこんなにいっぱいいてくれて本当にありがたいです」と感涙した。

ライブ後半で彼女はひさしぶりの披露となった「ハレトケ」やバラードナンバー「赤いマフラー」、パワフルなロックチューン「右足」などをプレイ。終盤に差し掛かった頃、井上は集客が伸び悩んでいた頃に目標として掲げたLIQUIDROOMでの単独公演がチケットソールドアウトという形で開催できたことに感謝し、卒業ソング「『君に出会えてよかった』」でステージを締めくくった。

アンコールでは「大切な君へ」「Say My Name」が披露されたほか、スクリーンにて6月にニューシングル（タイトル未定）のリリースがあることと、そのシングルを携えたワンマンツアー「井上苑子 1st SUMMER TOUR 2016 ～みんなおまたせ！～」の開催が決定したことがアナウンスされた。鳴り止まない「苑子コール」に応えて行われたダブルアンコールでは、スカパンクナンバー「Stay with Me」が披露され、大盛り上がりのうちにライブは幕引きとなった。