とき宣初ワンマンで2日遅れのXmasパーティ、ユニット継続決定で決意の円陣

ときめき▽宣伝部が昨日12月27日、東京・原宿クエストホールにて初のワンマンライブ「ときめき▽宣伝部 どきどき▽クリスマスパーティー Vol.1」を開催した。

J-COMチャンネルの番組「私立輝女学園 SEASON2」を広めるため、番組のレギュラー出演者からの選抜メンバーにより今年4月に結成されたときめき▽宣伝部。期間限定ユニットながらも、6月24日には1stシングル「土っキュン▽!!少女」、12月2日には2ndシングル「季節外れのときめき▽サマー」を発表し、シングル発売にあわせたイベントを各地で行ってきた。満を持しての開催となった初のワンマンライブには多くのファンが詰めかけ、ホール内に入りきらない観客のためにスクリーンと椅子を設置したロビー席も用意された。

ライブのオープニングでは、メンバーの辻野かなみ、小泉遥香、吉川ひより、永坂真心、坂井仁香が1人ずつ「あわてんぼうのサンタクロース」を歌いながら客席後方から登場。5人はステージでそろうと「は」「じ」「ま」「る」「よ」と書かれたプレゼントボックスを掲げてライブ開始を宣言した。客席のパイプ椅子にはメンバーの手書きで「アリーナ」「スタンド」と書かれた紙が貼られており、5人は客席前方の観客に「アリーナー！」、後方の観客に「スタンドー！」と呼びかける。そして各自のクリスマスの思い出を盛り込んだ自己紹介を挟み、坂井の「みんなのことをロックオンしていくぞー！」というかけ声からデビューシングル「土っキュン▽!!少女」とそのカップリング曲「大事マン☆フレンズ」が連続で披露された。

続く「プライベート写真館」のコーナーでは「皆さんに初めて見せる一面を」と、5人それぞれが隠し撮りしたメンバー写真を大きなスクリーンを使って紹介。5人が衣装チェンジで一旦ステージを去ると、辻野、永坂、吉川がグループ結成からこれまでの心境を語るインタビュー映像が流された。サンタクロース風の衣装に着替えて再登場した5人は、かつて「私立輝女学園」から誕生したユニット・KAGAJO☆4Sの楽曲「毎日がクリスマス」、スターダストの先輩であるももいろクローバーZの「サンタさん」、とき宣のオリジナルナンバー「サンタさんが・・・・・やってこない！」と、クリスマスにちなんだ楽曲を3連発。「サンタさん」ではももクロ・高城れにの見せ場である中盤の“ちょっといいとこ見てみたい！”のパートを辻野が担当し、客席へのサインボール投球と特技である見事な側転を披露した。次の「クリスマスプレゼント大抽選会」では、5人それぞれが用意したプレゼントを座席番号によるくじ引き抽選でプレゼント。メンバーはハリボテのソリに乗り込み、客席通路を移動して当選者に直接プレゼントを渡した。

5人が再度衣装チェンジのため舞台袖へと下がると、今度は小泉と坂井のインタビュー映像が。2人はこの約8カ月の活動期間の中で一度大きなケンカをし、仲直りをしたことで一段と絆が深まったという。2人の友情物語により場内が感動に包まれる中、5人は季節外れなハイビスカス柄の衣装で再登場すると、「季節外れのときめき▽サマー」やJITTERIN'JINNのカバー「夏祭り」、辻野が太鼓を打ち鳴らす「ドンウォーリー！」とアッパーチューンを畳みかけていく。吉川と永坂はホールを飛び出してロビーの観客にもステージの熱気を届けた。「今の心境にぴったり」とメンバー自ら選んだラストナンバーは、彼女たちが所属する劇団「少女劇団いとをかし」の第3回公演「シーパー」から生まれた楽曲「そんな毎日」。5人はオレンジ色のペンライトを掲げながらじっくりと歌い上げた。

さらにアンコールで「ぴょんぴょん」と「僕らの未来」の“校歌合唱バージョン”の2曲が歌われライブは終了となったが、メンバーがライブの感想をMCで伝えようとしていると突然場内にけたたましいブザー音が鳴り響き、スクリーンには激しく点滅する「STOP」の文字が。5人が動揺する中、ナレーションが「大切な質問です。ときめき▽宣伝部は期間限定ユニットなのか、その答えをはっきりさせます！ 答えは……本人たちに委ねます。1人ずつお答えください」と、とき宣の継続を望むのか、個人での活動に戻るのか、メンバー1人ひとりに決断を迫る。最初に指名されたとき宣の宣伝部長・辻野は「私は女優を目指していたから（アイドル活動）をやっていいのかなと思っていたんですけど……」とためらいつつも「でもやっちゃいけないという決まりはないので、とき宣として最後まで全力で走り抜けたいです！」とグループ継続を熱望。次の小泉が「続けさせてもらえるなら、続けたいです。続けてもいいですか……？」と涙ながらに訴えると、観客からは大きな歓声と拍手が送られた。女優やモデルとしてマルチに活躍している坂井は「両立は正直辛いです。でも私は全部をやりたい人なんです。とき宣をやっていなかったら今の自分はなかったと思います。ずっととき宣をやりたいです！」と力強く語り、吉川も「ときめき▽宣伝部のみんなと過ごす時間は言葉に現せないぐらい楽しい時間なんです。これからもときめきグリーンとして続けさせてください！」、永坂も「とき宣で皆さんと会うのが幸せで、皆さんと出会ってなかったら今頃何してたんだろうなって思うんですよ。ずっとずっととき宣が続けばいいと毎日思っているので、続けてもいいですか？」と、結果全員がとき宣を続けたい意向を示した。

メンバーの意思を受け、ナレーターが観客に「これからも応援していただけますか？」と問いかけると、観客は大歓声で応える。ナレーターはこれを受け、今度はメンバーに「それでは皆さん、決意の円陣をお願いします！」と告げると、5人は肩を組んで「ときめき▽宣伝部、ロックオーン！」と声をそろえた。温かい拍手に包まれる中、5人は「また明日」を熱唱し、初めてのワンマンライブを終えた。

とき宣は1月8日と9日に埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催されるスターダストプロモーションのライブイベント「俺の藤井 2016 in さいたまスーパーアリーナ ～Tynamite!!～」に出演。また1月10日からは2ndシングル「季節外れのときめき▽サマー」を携えてのリリースイベント第2弾「ロックオン▽!!ジャパンツアー～リターンズ～」をスタートさせる。