ナオト・インティライミ、初ドーム公演で4万人とオマットゥリ！全国ツアー発表も

ナオト・インティライミが昨日12月23日に大阪・京セラドーム大阪にて「ナオト・インティライミ初ドーム公演 ～4万人でオマットゥリ!!イヴイヴ大阪冬の陣＠京セラドーム大阪～」を開催した。

彼は初のドーム公演となったこのステージで今年6月にリリースされたベストアルバム「THE BEST！」の収録曲を中心に全23曲を披露。4万人の観客の前で約3時間にわたる熱演を繰り広げた。

大きな花火音を合図に、客席最後方からフロートに乗ったナオトが登場するとライブはスタート。どよめきと歓声が上がる中、彼はデビュー曲「カーニバる？」とライブの定番曲「おまかせピーターパン」「マワセ マワセ」をパフォーマンスし、会場は早くも興奮のるつぼと化す。

最初のMCでナオトは「ついにこの日がやってきたよ。ちょっと夢見てるみたい」と初めてドームのステージに立った喜びを吐露。18年前に初めて大阪でライブをしたときの観客は4人だったことを明かし、「それが今日は4万人。みんなにここまで連れてきてもらった」とファンに感謝を伝えた。そして「5年間、いや曲作りを始めた中2からの23年間のすべてを今日のステージで出し切ろうと思います！ 4万人誰1人置いていかないからな！ 覚悟しとけよ！」と客席を煽った。

この日のナオトは、花道を隅々まで移動し、時には客席を走りながら歌うなど、会場の至るところに姿を現した。「お客さんに近付きたい」というデビュー時からのライブでのポリシーを巨大なドームでも実現したパフォーマンスで、満員の客席を楽しませていく。また「ありったけのLove Song」「タカラモノ～この声がなくなるまで～」といったセンチメンタルなナンバーを歌い上げたと思えば、ダンサーを従えてダンスナンバーをメドレーで歌い踊るなど、多彩な表情でファンを魅了する。5年間のライブ史を追った映像がスクリーンに投影されたあとは、「花びら」をピアノの弾き語りでじっくり歌唱。マイクなしのアカペラで歌い始めた「今のキミを忘れない」では4万人の大合唱で会場をひとつにした。

「風マカセ」でライブがクライマックスに突入すると数十名の男女ダンサーがステージを盛り上げ、「The World is ours!」ではサンバチームも加わりダンサーは総勢60名に。ナオトの真骨頂といえる、祝祭感にあふれたステージで会場のボルテージは最高潮に達した。

アンコールでは、1月27日にリリースされる新曲「未来へ」を初披露した。そしてダブルアンコールではこの日出演した150名を超えるダンサーが花道と客席通路に現れてこの日2度目の「カーニバる？」をプレイ。賑やかな“オマットゥリ”に4万人のファンもタオルを振って盛り上がる。さらにこの日、ナオトは来年3月から始まる全国ホールツアーの開催をサプライズ発表。初のドーム公演をひとつの区切りとして、ナオト・インティライミの“第2幕”が始まることを宣言して、大盛況のうちにライブの幕を下ろした。