このツアーはきのこ帝国が毎公演にゲストアーティストを1組招き、ツーマン形式で行ってきたもの。ツアーファイナルにあたるZepp DiverCity TOKYO公演では
くるりは岸田繁(Vo, G)、佐藤征史(B, Vo)にサポートのアチコ(Cho)、加藤哉子(Cho)、松本大樹(G)、野崎泰弘(Key)、福田洋子(Dr)という7人編成で出演。「ワンダーフォーゲル」でライブを開始すると、オーディエンスから歓声が沸き上がる。岸田は「きのこ帝国の皆さんにお呼ばれしまして。大変光栄ですが、なんで呼ばれたのかわからないまま来てしまったんですが……」とフロアを笑わせた。ライブ前日にAメロが変わったという新曲を披露したのちは、「Liberty&Gravity」「ロックンロール」などのロックチューンで観客を存分に踊らせる。終わりに「虹」で芳醇なアンサンブルを届けてライブを締めくくった。
きのこ帝国はステージに佐藤千亜妃(Vo, G)、あーちゃん(G)、谷口滋昭(B)、西村“コン”(Dr)がそろったところで、ゆったりと演奏を開始する。1曲目を飾ったのは佐藤の揺らぐボーカルが印象的な「足首」。続いて彼女たちは最新アルバム「猫とアレルギー」よりエネルギッシュなロックチューン「YOUTHFUL ANGER」、MCで岸田が「ダントツで好き」と話していた「海と花束」を力強く奏でる。
その後はあーちゃんと佐藤によるギターの轟音が会場を満たした「ミュージシャン」「夜が明けたら」でオーディエンスを圧倒。佐藤の「こんなにたくさんの人が集まってくれて本当にうれしいです。今日はくるりさんに出ていただいて、感無量でした。自分たちも『東京』という曲があるのでそれをやります」という言葉に続いて、バンドは代表曲「東京」でラストスパートをかける。そして本編の最後に「Donut」を演奏してステージを下りた。アンコールを受けたきのこ帝国はR&Bテイストの「クロノスタシス」、爽快なロックナンバー「ありふれた言葉」の2曲をプレイし、「怪獣と猫のツーマンツアー」の幕を下ろした。
きのこ帝国は3月から4月にかけて全国ワンマンツアー「きみと宝物をさがすツアー」を開催。ツアーファイナルの東京・中野サンプラザホール公演のチケットは2月27日、それ以外の公演のチケットは1月30日に発売される。
きのこ帝国「怪獣と猫のツーマンツアー」
2015年12月9日 Zepp DiverCity TOKYO セットリスト
くるり
01. ワンダーフォーゲル
02. シャツを洗えば
03. Morning Paper
04. 新曲
05. ばらの花
06. everybody feels the same
07. Liberty&Gravity
08. ロックンロール
09. 虹
きのこ帝国
01. 足首
02. YOUTHFUL ANGER
03. 海と花束
04. 怪獣の腕のなか
05. 猫とアレルギー
06. 桜が咲く前に
07. ミュージシャン
08. 夜が明けたら
09. 東京
10. Donut
<アンコール>
11. クロノスタシス
12. ありふれた言葉
きのこ帝国ワンマンツアー2016「きみと宝物をさがすツアー」
2016年3月11日(金)福岡県 DRUM Be-1
2016年3月12日(土)広島県 CAVE-BE
2016年3月18日(金)石川県 Kanazawa AZ
2016年3月21日(月・祝)北海道 cube garden
2016年3月24日(木)大阪府 BIGCAT
2016年3月25日(金)愛知県 名古屋CLUB QUATTRO
2016年3月27日(日)香川県 高松MONSTER
2016年4月1日(金)宮城県 仙台MACANA
2016年4月3日(日)東京都 中野サンプラザホール
リンク
- きのこ帝国 OFFICIAL WEBSITE
- くるり / QURULI
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