UROBOROS、ノンストップで全曲披露した熱狂の一夜

UROBOROSが昨日10月27日に東京都内でライブイベント「UROBOROS secret live "DARK REDEMPTION"」を開催した。

UROBOROSにとって初ライブとなったこの日の公演は、9月にリリースされた1stミニアルバム「ANOTHER ARK」の発売を記念して行われたもの。ライブは招待制となっており、抽選に当選した約100名が参加した。

ミニアルバムの1曲目でもある「ARK」のSEが流れるとメンバーが1人ひとりゆっくりとステージに登場。バンドの演奏陣が「Black Swallowtail」のイントロを鳴らすとフロアからは拍手と歓声が自然と沸き上がり、UROBOROSの初ライブがスタートした。上木彩矢（Vo）は身振り手振りを交えながらパワフルなボーカルを披露。大村孝佳（G）や中村泰造（B）は髪を振り乱しながら演奏し、オーディエンスを盛り上げていく。2曲目「IGNIS」ではフードを被りながらキーボードを演奏していた黒瀬圭亮（Composer, Manipulate）が拳を突き上げて観客を煽ると、会場には盛大な歓声とコールが響き渡った。

イントロで笹渕啓史（Dr）によるハードなドラミングがフロアを沸かせた「Red Moon」やミドルテンポのバラードナンバー「十二夜」と、彼らはMCを挟まずノンストップで楽曲を披露し続けライブのクライマックスへ。最後に「Luminous」を上木が情感豊かに歌い上げ、ミニアルバム「ANOTHER ARK」の全曲を演奏し終えたところでライブは終了。メンバーはステージをあとにした。

ライブ終了後、メンバーによるトークセッションが行われる旨がアナウンスされると、UROBOROSの5人がステージ上に再登場。司会者の進行のもと、バンドを立ち上げた黒瀬はその経緯やミニアルバムのコンセプトなどを語っていく。黒瀬が丁寧にバンド名の由来を話しているところに中村や大村が「長くなりそうだね」といった茶々を入れるなど、メンバー同士が仲睦まじい関係であることを伺わせる。またミニアルバムの制作中、作曲作業が遅れていたことを笹渕をはじめとした演奏陣に暴露され、黒瀬が「ごめんなさい！」と謝るワンシーンも見られた。最後に黒瀬は「来年春までにアルバムを出せるように曲を書いていきます」と宣言し、この日のイベントを締めた。