シーガル、盟友との東阪ツアー完結「また渋谷クアトロでやれるなんて夢のよう」

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SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HERが10月21日に東京・渋谷CLUB QUATTRO、23日に大阪・梅田CLUB QUATTROで東阪ツアー「ETERNAL ADOLESCENCE TOUR」を開催した。この記事では東京公演の様子をレポートする。

SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER「ETERNAL ADOLESCENCE TOUR」東京・渋谷CLUB QUATTRO公演の様子。(撮影:アカセユキ)

SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER「ETERNAL ADOLESCENCE TOUR」東京・渋谷CLUB QUATTRO公演の様子。(撮影:アカセユキ)

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9月に約14年4カ月ぶりのオリジナルアルバム「ETERNAL ADOLESCENCE」をリリースしたことを記念して、盟友・Buffalo Daughterとともに東阪を回った彼女たち。先にステージに現れたBuffalo Daughterは変則的な演奏でフロアを煽り、オーディエンスのテンションを引き上げた。

Buffalo Daughter(撮影:アカセユキ)

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シュガー吉永(G, Vo, Syn)は「SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HERおめでとうございます!」と祝福したのち、突如「オルタナティブロック!!」と拳を掲げて観客を盛り上げる。バンドはその後吉永と大野由美子(B, Vo, Electronics)による美しいコーラスワークが響いた「Two Two」、松下敦(Dr / ZAZEN BOYS)がひときわ激しいドラミングを見せた「The Legend」と次々と楽曲を披露。MCで吉永は「リハ見てたけど(日暮)愛葉すごいがんばってたよ。みんな彼女のパワーに負けるから、覚悟しておいたほうがいいよ」とニヤリと笑う。ラストナンバー「LI303VE」では、緩急のある演奏や大野が奏でるバイオリンの音色が観客を惹きつけた。

SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER「ETERNAL ADOLESCENCE TOUR」東京・渋谷CLUB QUATTRO公演の様子。(撮影:アカセユキ)

SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER「ETERNAL ADOLESCENCE TOUR」東京・渋谷CLUB QUATTRO公演の様子。(撮影:アカセユキ)[拡大]

真っ赤な照明の中ステージに姿を見せたSEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER。ボブのウィッグと真っ赤なドレスを身にまとった日暮愛葉(Vo, G)は登場するやいなやギターをかき鳴らし、一ノ瀬雄太(G)もステージ前方で観客を煽る。「Damn' it I know what I am」「No Talk」「SENTIMENTAL JOURNEY」「Wannabe」「Heaven to Hell」と5曲連続でフルスロットルなプレイを見せたのち、日暮は「あら、楽しくて5曲もやっちゃったわよ」と笑った。その後おかもとなおこ(Dr)によるライドシンバルの音色に乗せて、日暮は観客とともにフィンガースナップを実施。そのまま吐息交じりのキュートな歌声で「PINK SODA」を歌唱した。

「EVOLUTION」を演奏するSEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HERとBuffalo Daughter。(撮影:アカセユキ)

「EVOLUTION」を演奏するSEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HERとBuffalo Daughter。(撮影:アカセユキ)[拡大]

MCで彼女は「『ETERNAL ADOLESCENCE』は、何歳になってもイライラしたりとか、そういうこともあるだろうよっていうアルバム。シーガル名義でリリースするのは15年ぶりで、そのリリースツアーを思い入れのある渋谷CLUB QUATTROでまたやれるなんて夢のようです」と思いを語る。「EVOLUTION」の演奏時、バンドはレコーディングに参加している大野、そして吉永とともに丁寧なアンサンブルを場内に響かせた。2人が去ったのちに披露された「DOWN TO MEXICO」では、エッジィな縦ノリサウンドが観客を踊らせ、歌い終わると日暮はメロイックサインを掲げる。本編最後の「You Come To Me, And Give Them Back To Me」で彼女はまくしたてるようなボーカルを繰り出し、中尾憲太郎(B, Cho)は頭を振ったり飛び跳ねたりとアグレッシブに演奏。フロアもバンドの熱演に応えるように、ひときわ盛り上がりを見せていた。

日暮愛葉(Vo, G)(撮影:アカセユキ)

日暮愛葉(Vo, G)(撮影:アカセユキ)[拡大]

アンコールを受けて再度登場したシーガルは、日暮の優しい歌声が場内に響いた「Beauty」、彼女がYUKIに提供したナンバー「the end of shite」、蓮尾理之(Key)が奏でる軽やかな鍵盤の音色がハッピーな空気感を作り出した「ANGEL」と続ける。ダブルアンコールでフロアを見渡した日暮は「あれ? ほとんど全員残ってない?」とうれしそうな表情を見せつつ「『ETERNAL ADOLESCENCE』は最高のアルバムなので、みんなに聴いてもらいたいと思ってます」と思いを語った。そしてスタンドマイクを両手で握りながら「SEVENTEEN」を届け、「愛してる!」と投げキッスをしてステージを降りた。

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ETERNAL ADOLESCENCE TOUR
2015年10月21日 渋谷CLUB QUATTRO セットリスト

Buffalo Daughter

01. Dr. Mooooog
02. Two Two
03. The Legend
04. Autobacs
05. Six, Seven, Eight
06. LI303VE

SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER

01. Damn' it I know what I am
02. No Talk
03. SENTIMENTAL JOURNEY
04. Wannabe
05. Heaven to Hell
06. PINK SODA
07. Trash and No Star
08. Sugar me
09. Fuckin' Blue
10. Kiss and Make Up
11. SISTER SISTER
12. EVOLUTION
13. DOWN TO MEXICO
14. NO STAR
15. A shotgun & me
16. You Come To Me, And Give Them Back To Me
<アンコール>
17. Beauty
18. the end of shite
19. ANGEL
<ダブルアンコール>
20. SEVENTEEN

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おかもとなおこ(岡本奈穂子) @okamoto_tsubaki

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