初日同様、会場が暗転するとイベントの主役であるEBIが赤い法被を羽織って登場。大きな和太鼓を威勢よく叩くも、途中で五十肩のため叩けなくなってしまう。クスクスと笑いが漏れる中、EBIは自らの体の衰えを嘆きながらトップバッターの
なお前日に続きセットチェンジ中には、スクリーンでEBIが北海道で海老漁に挑戦する様子を追ったドキュメンタリーを上映。生きた海老の殻が剥けず苦戦する姿や、さまざまな海老料理を味わい尽くすEBIの様子を観客は存分に堪能していた。
続いてのアクトは
エビ中と同じく「EBI50祭」に両日出演した
いよいよ2日間のイベントも佳境へ。この日もステージ中央に船の舳先を模したセットが、左右にピンクと白にカラーリングされた漁船が設営される。また川西のドラムセットの横には、水分補給のためウォーターサーバー2基も設置されていた。そしてSex Pistols「Anarchy In The UK」が大音量で流れる中でパンクファッションに身を包んだ奥田、手島、川西、ABEDON(Key)が定位置につき、ピンクの着物姿のEBIがステージ中央のセットに姿を見せる。ヘッドセットマイクを装着したEBIはバチを手にすると、パンクと演歌が融合した「EBI50祭」のテーマソング「TAIRYO」を熱唱。満員のオーディエンスを興奮の渦へと巻き込んでいく。続くEBIがメインボーカルを務める「夢見た男」 ではエビ中の面々が登場し、EBIとともに勢いよくフラフープを回し会場を盛り上げるなど、にぎやかな雰囲気が会場に漂った。
その後もイントロから観客をどよめかせた「フーガ」「おかしな2人」といった往年の名曲をパフォーマンスしたり、「オッサンマーチ」では歌詞の一部を「EBI」に変えたり、サービス精神旺盛なステージでファンを喜ばせたユニコーンの5人。なお「フーガ」ではEBIが伊勢海老を描いたボディのベースを弾き、「おかしな2人」ではメインボーカルをEBIが務めるなどレアな演出もあり、ひと際大きな歓声が起きていた。さらにMCでは奥田が来年行う予定のABEDONの「50祭」について言及し「総集編をお見せします。衣装替え6回! 8時間くらいかかると思います」と期待を煽る場面も。そして本編最後は「すばらしい日々」で穏やかに締めくくられた。
しかしまだ祭りは終わらず、アンコールへ。奥田が「ホントにこういうのは本人以外は楽しいね」と他人事のように口にしたのち、「VARTIGO」が始まった。曲中には前日同様EBIが立つ舳先のセットが前方に進む演出があったが、セットが前日とは比べものにならないスピードで移動し、あまりのスピードにEBIは大慌て。また前日はバースデーケーキが登場したが、この日はエビ中が伊勢海老などを含む刺身の舟盛りをワゴンに乗せて登場した。EBIが無邪気に「マグロいただいていいの?」とマグロの赤身に手を伸ばそうとすると、奥田が「おい! お前は誰だ!」と全力でツッコミを入れる。自分の名前がEBIであることを思い出した彼が「あ、海老か!」と素でつぶやくと会場は爆笑で包まれた。
その後、にぎにぎしい雰囲気の中でイベントはお開きに。EBIは「この日が来るのが本当にイヤで。主役とか嫌いで……でもやってみたらめっちゃ楽しくて。幸せ者ですよホントに。でもこの2日間であまり調子に乗らないように。今まで以上に応援よろしくお願いします!」と丁寧に挨拶をすると、「来年は『ABEDON 50祭』だ!」と宣言してステージを降りた。
「ユニコーン EBI50祭 海老乃大漁祭」
2015年10月3日 パシフィコ横浜国立大ホール セットリスト
私立恵比寿中学
01. 大漁恵比寿節
02. 未確認中学生X
03. 金八DANCE MUSIC
04. 買い物しようと町田へ
電大
01. ようこそ
02. ハレルヤ
03. D-SHOCK
04. 炎のモーニングコール
05. ハイウェイスター
MADBEAVERS
01. JIVE DAYS
02. プラズマバーン
03. SKYLINE
04. BOON
05. BLACK SUNSHINE
ユニコーン
01. TAIRYO
02. 夢見た男
03. はいYES!
04. オッサンマーチ
05. フーガ
06. おかしな2人
07. WAO!
08. 大迷惑
09. SAMURAI5
10. Feel So Moon
11. すばらしい日々
<アンコール>
12. VARTIGO
※記事初出時、
関連商品
リンク
- UNICORN.JP
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
tommy@20120825 @tommy20120825
EBIだらけ!漁船に舟盛り登場のユニコーン「海老乃大漁祭」2日目 - 音楽ナタリー http://t.co/d6Lbn6rAj1