go!go!vanillas、初の全国単独ツアーファイナルで「これからもよろしく」

2

348

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 249 860
  • 1 シェア

go!go!vanillasがワンマンツアー「バイリンガールとマザーアイランドツアー」の最終公演を昨日7月4日に東京・LIQUIDROOMで実施した。

go!go!vanillas「バイリンガールとマザーアイランドツアー」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:浜野カズシ)

go!go!vanillas「バイリンガールとマザーアイランドツアー」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:浜野カズシ)

大きなサイズで見る(全10件)

牧達弥(Vo, G)(撮影:浜野カズシ)

牧達弥(Vo, G)(撮影:浜野カズシ)[拡大]

バンドにとって初の全国ワンマンツアーで彼らは、6月11日の宮城・仙台MACANA公演を皮切りに北海道、広島、福岡、大阪、愛知、新潟、そして東京と全国8カ所でライブを実施。最終日となったこの日、牧達弥(Vo, G)の「帰ってきたぞ東京ー!」の声からバンドは初期曲「人間讃歌」でライブをスタートさせた。冒頭から波打つように盛り上がるフロアに「アクロス ザ ユニバーシティ」を投下しさらにテンションを引き上げる。オーディエンスとのカウントアップで始めた「エマ」では、宮川怜也(G)が奏でる軽やかなギターサウンドが場内に響き渡った。

ジェットセイヤ(Dr)(撮影:浜野カズシ)

ジェットセイヤ(Dr)(撮影:浜野カズシ)[拡大]

4人は長谷川プリティ敬祐(B)がホイッスルを響かせた「トロピカリア」、ジェットセイヤ(Dr)が力強いドラムソロを見せつけた「ミスタースウィンドル」を続けて届ける。ジェットセイヤは「止まんねえんだよ! 俺のアクセルがー!!」と叫んだのち、北海道でもらったというよさこい鳴子を鳴らしながらツアーの思い出を“ロックンロールラップ”で披露。各地で食べたご当地グルメの感想のみがつづられたラップに客席から笑いが起こった。

宮川怜也(G)(撮影:浜野カズシ)

宮川怜也(G)(撮影:浜野カズシ)[拡大]

その後バンドはインディーズ1stアルバム「SHAKE」から「なつのうた」「ニューエイジ」「ビッグモンスーン」を演奏。MCでツアーの福岡公演に、痩せ型の宮川のことを心配した牧の母親が大量の差し入れを持ってきたエピソードが話されたのち、宮川の「ハーイテンショーン!」のかけ声から「ハイテンション」を演奏するという流れに。彼の声が小さいためメンバーによって演奏が中断されるも、仕切り直した宮川は肉声で曲名を叫び、バンドは「ハイテンション」をアグレッシブにプレイし会場を盛り上げた。

長谷川プリティ敬祐(B)(撮影:浜野カズシ)

長谷川プリティ敬祐(B)(撮影:浜野カズシ)[拡大]

「僕たちと一緒に初心に帰りましょう。始まりの歌を聴いてくれ!」と牧が声を上げて「セルバ」へ。長谷川は激しく頭を振りながらベースを弾き、ジェットセイヤは立ってドラムを叩いて観客を煽る。続く「ホラーショー」の曲中に長谷川が「エビスビール」のCM曲「第三の男」を歌うと、ジェットセイヤがキリンの缶ビールを掲げた。長谷川は「それキリン淡麗やん! 俺エビス買ってきてって言ったのに!」と怒りつつも、バンドの演奏に乗せてキリンビール「麒麟淡麗〈生〉」のCM曲Gipsy Kings「Volare」を楽しそうに歌唱した。

go!go!vanillas「バイリンガールとマザーアイランドツアー」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:浜野カズシ)

go!go!vanillas「バイリンガールとマザーアイランドツアー」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:浜野カズシ)[拡大]

牧は最新シングル「バイリンガール」の発売から約3カ月が経ったことを告げ、「『バイリンガール』届いてますか?」と観客に投げかける。バンドにとって曲は我が子だと語り「僕の大事な娘『バイリンガール』が嫁いでいって、それを受け止めてみんながライブに遊びに来てくれてうれしい」と感謝を表したあと、4人は表題曲「バイリンガール」を演奏した。場内にジェットセイヤのマーチングドラムが響く中、牧はワンマンツアーについて「僕らはやりたい音楽がたくさんあるから、長い時間みんなと曲を共有できるっていうのが、生きててよかったなあって思う瞬間です」と述べる。そして「まだやりたいことも、みんなと楽しみたいこともたくさんあるので、これからもgo!go!vanillasをよろしくお願いします!」と改めてファンに挨拶した。本編最後に披露された「オリエント」で牧は、「僕を駆り立てる ここは東京」という歌詞を叫ぶように歌い上げた。

go!go!vanillas「バイリンガールとマザーアイランドツアー」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:浜野カズシ)

go!go!vanillas「バイリンガールとマザーアイランドツアー」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:浜野カズシ)[拡大]

牧はアンコールでアコースティックギターに持ち替え、丁寧なバンドサウンドに乗せて「バイリンガール」収録の泉谷しげる「春夏秋冬」のカバーを伸びやかな歌声で届けた。その後長谷川はツアータイトル「バイリンガールとマザーアイランドツアー」に「バ」「ン」「ド」の文字が入っていることを説明し、「バンドを続けているとつらいことも多いけど、そのつらさを知ってくれてる人が隣にいるから、バンドをやっててよかった、バンドを組んでよかったと改めて感じることができたツアーでした」と思いを述べた。そして宮川が「今日はめちゃくちゃ楽しいよ。俺らは世界一カッコいいロックンロールバンドだと思ってるし、集まってくれたみんなのことは世界一ハッピーなやつらだと思ってる!」と言い切ると、牧は「こんなに男らしい怜也を見たのは初めてです。このツアーが怜也を男にしたな!」と感動した面持ちで話す。そして「10代の頃の衝動を忘れないように」と牧が語った「ティーンネイジャーズノイズ」で4人は向かい合って息ぴったりの演奏を届け、ステージをあとにした。

この記事の画像(全10件)

go!go!vanillas「バイリンガールとマザーアイランドツアー」
2015年7月4日 LIQUIDROOM セットリスト

01. 人間讃歌
02. アクロス ザ ユニバーシティ
03. エマ
04. トロピカリア
05. ミスタースウィンドル
06. サマータイムブルー
07. なつのうた
08. ニューエイジ
09. ビッグモンスーン
10. ハイテンション
11. 非実在少女
12. トワイライト
13. セルバ
14. ホラーショー
15. マジック
16. バイリンガール
17. オリエント
<アンコール>
18. 春夏秋冬(※泉谷しげるカバー)
19. ライクアマウンテン
20. ティーンネイジャーズノイズ

全文を表示

読者の反応

  • 2

MiyakoIKEDA @hidamarixx

go!go!vanillas、初の全国単独ツアーファイナルで「これからもよろしく」 - 音楽ナタリー http://t.co/zSLCgaPp6W

コメントを読む(2件)

関連商品

リンク

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 go!go!vanillas の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。