ダンスコラボも実現!超特急×TRF、世代超えて共鳴した“アツイ夜”

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超特急が昨日6月17日に東京・Zepp Tokyoにてライブイベント「HMV25周年×超特急3周年記念スペシャルライブ<超特急×TRF>アツイ夜だから…」を開催した。

手前からカイ、タクヤ、リョウガ、SAM。(撮影:米山三郎[SignaL])

手前からカイ、タクヤ、リョウガ、SAM。(撮影:米山三郎[SignaL])

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この公演は超特急が6月10日にデビュー3周年を迎えたことを記念して実施されたもの。超特急にとって同じダンス&ボーカルグループの大先輩であるTRFがゲストアーティストとして迎えられ、2組による熱いダンスバトルに2500人のオーディエンスが熱狂した。

左からユーキ、ユースケ。

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超特急の7人は開演前に報道陣の取材に応じ、TRFとの競演へ向けた意気込みを語る。タクヤは「メインダンサーとして、TRFさんからいいものをたくさん吸収したい!」と興奮を隠せない様子。リョウガは、この日自宅から駅へと向かう道すがら、車を運転する父親からTRFと競演することのすごさを説き続けられたというエピソードを明かし「本当にすごいことなんだなと実感しています」と語った。一方で、ユーキが「TRFさんと同じステージに立って、僕らも“CRF”……“超特急・ライブ・ファクトリー”になれるようにがんばります!」と天然発言をさく裂させてほかのメンバーを困惑させる場面も。ユースケもユーキに続いて「今のテンションの高さを言い表すと……高尾山に登った気分です! うおー!」と独特な表現でみなぎる気合いを叫ぶ。コーイチは2人のテンションに「今日のライブタイトルは『アツイ夜だから…』やけど、彼らは“サムい夜だから”です、完全に!」と不安交じりにツッコミを入れていた。

開演時間を迎え、先攻でステージに現れたのは超特急。コーイチが「いくぜ!」と叫ぶと「Superstar」のイントロが鳴り響き、7人のクールな姿に8号車(超特急ファンの総称)は歓声を上げる。続く「バッタマン」ではセンターのユースケが先頭に立って広い舞台上を駆け回り、会場のボルテージをぐんぐん引き上げていく。ダンサー5人のフルスロットルなパフォーマンスと、テンポよく交互に歌いつないでいくコーイチとタカシのスピーディなボーカルワークに、早くも会場には熱気があふれた。

超特急(撮影:米山三郎[SignaL])

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最初のMCではコーイチが「TRFさんに超特急のパワーを見せたいんですけど、それには8号車の協力が必要です!」とフロアに一層の声援を求める。続いて披露された「ikki!!!!!i!!」で彼は2番のBメロの「アイツも見てるし」という歌詞を「楽屋のほうでTRFさんも見てるし」と歌い替えてみせた。スポットライトを浴びたリョウガが「みんな、汗かいてますか? OK、じゃあ電気通りやすいね!」と曲紹介した「Believe×Believe」ではメンバー渾身の白目のキメ顔で8号車を圧倒する。ダンサーのソロ回しではユーキがドルフィンからのバック転を華麗に決めるなど、それぞれが個性を発揮して躍動した。

超特急(撮影:米山三郎[SignaL])

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ラストスパートを前に、7人は最新シングルで小室哲哉から楽曲提供された出来事を振り返る。本名のイニシャルが「TK」であるタクヤは「僕は名前がTKだし、ほかの6人よりは“小室ファミリー”に近いところにいると思うけど、ファミリーに入るにはまだまだだよね」とコメント。これにリョウガが「俺たちどのくらいだろう? ……TKフレンズ?」と口にすると、カイは「そんな、おこがましいことを!」と謙遜した。ボーカル2人の優しい歌声が響きわたった「Keyword」を経て、ラストナンバーとして届けられたのは小室が手がけた「スターダスト LOVE TRAIN」。パフォーマンスを終えるとコーイチは「このあとはお待ちかねの、あの方たちです!」とTRFにバトンを託し、全員でステージをあとにした。

TRF(撮影:米山三郎[SignaL])

TRF(撮影:米山三郎[SignaL])[拡大]

TRFのステージは「masquerade」で幕を開けた。YU-KIが情熱的に体を揺らしフリルのロングスカートをなびかせると、CHIHARUとETSUがステージに現れ優雅なダンスでYU-KIの歌声を彩る。2人がペアダンスを終えると今度はSAMがさっそうと姿を見せ、パワフルなターンを決めた。彼女たちは続けて「寒い夜だから…」「Overnight Sensation」とキラーチューンを容赦なく畳みかける。フロントの4人がスタンドマイクを使用して歌い踊った「Overnight Sensation」では、フロアから大きな掛け声が飛んだ。

MCでYU-KIは、超特急のメンバーとはライブ前日が初対面だったと語り「メンバーは“1号”から“7号”で、8号車がファンなんでしょ?」と観客に問いかける。そして「みんな、すごく元気いいね! 今日は最後まで楽しんでください!」と呼びかけ、「LEGEND OF WIND」を届けた。「BOY MEETS GIRL」ではイントロが鳴った瞬間に大歓声が起き、YU-KIが「一緒に歌って!」と叫ぶと元気なシンガロングが響く。DJ KOOの「超特急の3周年を祝っていくぞ!」という煽りからドロップされた「CRAZY GONNA CRAZY」「EZ DO DANCE」のメドレーでは、8号車も大盛り上がりでダンサーの3人と一緒に飛び跳ね、会場はダンスホールと化した。

左からユーキ、ユースケ、ETSU。(撮影:米山三郎[SignaL])

左からユーキ、ユースケ、ETSU。(撮影:米山三郎[SignaL])[拡大]

超特急とTRFのコラボステージ。(撮影:米山三郎[SignaL])

超特急とTRFのコラボステージ。(撮影:米山三郎[SignaL])[拡大]

ラストナンバーを前にYU-KIは「せっかく超特急と会えたことだし、このままでみんなを帰すことはできないよね?」と笑顔を見せ、超特急をステージに呼び込んだ。猛ダッシュで飛び出してきたメンバーはTRFの5人と笑顔を交わし、早速ダンスのセッションを始める。盛り上がるダンサー陣の前で、コーイチは「僕の子供の頃の子守歌が『CRAZY GONNA CRAZY』だったんです。ずっと袖で観てたんですけど、もうたまらなかったです!」とYU-KIに思いを伝えた。そして、2組のコラボで披露されたのは「survival dAnce ~no no cry more~」。YU-KIの伸びやかな歌声にコーイチとタカシが声を重ねると、観客からは一際大きな歓声が沸いた。SAMとCHIHARUの2人とセッションしたカイ、リョウガ、タクヤはSAMのマイクフォローで歌を歌ったり、5人で息の合ったボックスステップを踏んだりしてリズムに乗る。またETSUとタッグを組んだユーキとユースケは興奮を抑えきれないといった様子でフリースタイルダンスを披露。2人のエネルギッシュなパフォーマンスに、ETSUは目を見張っていた。曲のラストにはDJ KOO以外の11人がそろいの振りを披露し、超特急の決めポーズでフィニッシュ。DJ KOOは「楽しかった!」と叫び、コーイチは「本当に“アツイ夜”になったんじゃないでしょうか! ありがとうございました!」と感謝。舞台上でハイタッチを交わした超特急とTRFは、充実感いっぱいの表情を浮かべていた。

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HMV25周年×超特急3周年記念スペシャルライブ<超特急×TRF>アツイ夜だから…
2015年6月17日 Zepp Tokyo セットリスト

超特急

01. Superstar
02. バッタマン
03. ikki!!!!!i!!
04. Burn!
05. Shake body
06. Believe×Believe
07. Keyword
08. スターダスト LOVE TRAIN

TRF

01. masquerade
02. 寒い夜だから…
03. Overnight Sensation
04. LEGEND OF WIND
05. BOY MEETS GIRL
06. CRAZY GONNA CRAZY~EZ DO DANCE
07. Where to begin
TRF×超特急
08. survival dAnce ~no no cry more~

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きっど @kiiiiiiiiid

[ダンスコラボも実現!超特急×TRF、世代超えて共鳴した“アツイ夜”]
http://t.co/hBzVoznj89

ここでいじどぅだーんは事務所NGではなかった(真顔)

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