今作は終戦70周年に合わせて制作されたもので、ピート・シーガーの反戦歌に中川五郎が日本語詞を乗せた「腰まで泥まみれ」や松任谷由実の「スラバヤ通りの妹へ」など、国内外の反戦歌や平和をテーマにした楽曲がカバーされている。元は「戦後70年を迎える今年、『平和を祈る思い』『忘れない、繰り返さないという願い』をシンガーとして歌い継ぎ、母として残して行ければと思い、レコーディングに臨みました」とアルバムへの思いを語る。
サウンドプロデュースは、デビュー前から彼女の制作活動を支える間宮工が担当。演奏には、ASA-CHANG、沖山優司、Dr.kyOn、池畑潤二、井上富雄といったそうそうたるミュージシャンが参加している。また「最后のダンスステップ」では今作の趣旨に賛同する佐野史郎とのデュエットが実現した。
元ちとせコメント
戦後60年が経った2005年、過去に戦争があった事を風化させない為にと思い、坂本龍一氏とのコラボレーション曲「死んだ女の子」を発表しました。戦後70年を迎える今年、『平和を祈る思い』『忘れない、繰り返さないという願い』をシンガーとして歌い継ぎ、母として残して行ければと思い、レコーディングに臨みました。このアルバム「平和元年」が、平和を思うきっかけになってくれればと思っています。
佐野史郎コメント
このアルバム「平和元年」の選曲に唸らされました。60年代終盤から70年代初頭にかけて、思春期に心奪われた楽曲の数々。戦後70年を迎える今、歌い継がれてきたこれらの作品が、
元ちとせ「平和元年」収録曲
01. 腰まで泥まみれ
02. スラバヤ通りの妹へ
03. 美しき五月のパリ
04. ユエの流れ
05. リリー・マルレーン
06. 最后のダンスステップ
07. 戦争は知らない
08. 死んだ男の残したものは
09. ケ・サラ
10. 永遠の調べ
11. 死んだ女の子
12. さとうきび畑
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